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暇人が自らフィルターバブルの中へ篭っていく様子と最終的にメタ認知に至るまで
書きたいことが頭の中で渋滞するようになってきた。
日々いろんな本や音声配信やSNSの書き込みなどを追っていると、種々雑多な情報の中からある一定のつながりが見えてくることがある。そのつながりの元というのは以前から私の頭の中にあるぼんやりとした仮説のようなものだったり、他者の言説の中で引っかかる部分として心に残っていたものだったりするのだけれど、そういう一見バラバラな点と点がある時ふっと、か細い線
勝ち取るに難しく、育むに難しいもの
産婦人科医のsaboさんのVoicyを聴いていたら
知っている詩のことを話していたので
本棚を漁ってみたら、あった。
吉野弘の『贈るうた』という詩集だ。
その中の「奈々子に」という詩と、
「祝婚歌」という詩についてsaboさんは語っていた。
そしてその「奈々子に」を読んで
無事に今ボロ泣きしている。
根っからのポエマー気質である私、ちょろいものである。
saboさんも言及していた一節を引用しよ
ポエムという言葉が排除するもの
美しいものに心を動かされることの
何がいけないのだろうか
目に見える現実の中から救いを見出すことの
何が幻想なんだろうか
それを私は絵空事とは思わない
なぜなら目の前の現実から
確かに自分が感じ取ったことだから
この世は確かに汚泥まみれかもしれないけれど
その汚泥に自分が飲まれてはいけないと思ってる
汚泥の中にキラリと光る砂金を見つけることが
この世を生きる救いになっている
汚泥の中に浸かっ