2022年度がん治療認定医試験 備忘録

2022年度のがん治療認定医試験に合格しておりましたので、試験後にメモしていたことを残しておきます。試験にでたことをメモしたものであり正答はありませんのでご容赦ください。走り書きでかつ試験が終わって時間が経った今、書いた自分でも意味がわからないものが多いです。
 
肝がん
①Child-Pugh分類に含まれる項目を2つ選べ
・???(不正解な何か)
・???(不正解な何か)
・血清ビリルビン値
・血清アルブミン値
・???(不正解な何か)

②Child-Pugh 分類Bの人にケモはできる?とかそんな問題

肺がん
①ザーコリ・・・ROS1
②小細胞肺がんのケモラジ後の地固めにイミフィンジ

緩和療法(意味不明なメモ)
①患者への呼びかけ

精神腫瘍学
①せん妄の定義(テキスト16版、P.99のところの定義を問う問題)

外科治療学総論
①TMN分類は治療効果判定には用いない(テキストP.53)
②術後予防にアスピリンは使わない(多分肺血栓塞栓症の予防、P.57)

腫瘍免疫学?
①獲得免疫は?(P.17の上の図)

病理学
①凍結保存しておくことが望ましい(P.40の検体処理方法を問う何か)

白血病
①APLにATO+ATRA

小児
①VMA 神経芽腫

乳がん
①2種類の抗HER2療法(trastubumab+pertuzumab)を問う何か
②腋窩リンパ節転移がある乳がんの治療を問う何か

泌尿器科腫瘍
①前立腺癌に対して使用しない薬剤を英語の一般名で問う問題
これだけ明らかに間違ったことを覚えていて、全然わからないので適当に一番上にある選択肢のOで始まる薬剤を選びました。それはおそらくolaparibでBRCA1/2変異陽性の去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)に使うそうです(P.205)。

疫学
①がんの要因
・喫煙
・感染

胃がん
①P.140の図、EMR/ESDの適応 腫瘍径が2cm以下、以上でどうなるか

化学療法
①化学療法の悪心に抗コリン薬は使わない?(P.65)

がん救急
①P.108の脊髄圧迫すると尿・便失禁、尿閉といった膀胱直腸障害あり、残尿は?

悪性リンパ腫・多発性骨髄腫
①MGUSとかくすぶり型骨髄腫を問う問題

恐らくギリギリで合格した私の勉強法ですが、
教育セミナーテキストが到着したら、蛍光ペンで線引きしながら1周しました。セミナーのVODが始まったら、スライドと講師の先生が言ったところを同様に蛍光ペン線引きしました。それが非常に時間がかかり1週間おわってしまいました。TECOMの腫瘍学の問題集も買いましたが、化学療法専門医対策の問題もまざっているためやらず無意味でした。画像問題もでません。昔の試験対策のブログをみていると、会場で講師の先生が出るところを強調していたようですが、VODだとどこが重要かよくわからず、スライドの赤字のところがよく出たという印象もないので、むしろ会場で講習がなくなった今はひたすらテキスト読み込みでなんとかなると思います。

「がんがみえる」も買いましたが、時間がなくテキスト見ながら「がんがみえる」を参照することもなく、これも無意味でした。各分野の取り扱い規約も一回もみませんでした。時間がない方はとにかくテキスト読み込みがよいかと思います。

試験会場でCBTで60問終えたときに、明らかにあっていそうな問題が42問、あってるかあってないかわからない問題が10数問、当てずっぽうが5問程度だと思い、時間は余りました。帰ってテキストを眺めていたら結構間違っていて具合悪くなりメモをしまいました。結果合格していた(合格率からカットオフは明確に70%、42問正解と断言できます)ので良かったですが、もうちょっと勉強していれば余裕なんだろうと思われるここ数年の例年通りの難易度だったのでしょう。もう一生受けたくないです。


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