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想いと事実は、切り分けて考える!

【メンバーくん】
御社の課題に対して
この施策を行うことで、きっと工数削減になると思うんです!ぜひ一緒にやっていきましょう!


【おさや】
素晴らしい提案をありがとう!
どのくらいの工数が削減になるの?


【メンバーくん】
えーっと・・・
まだ事例がないので分かりませんが、きっと多忙である御社のメンバーさんたちの為になれると、僕は思うんです。


【おさや】
そうなんだね。
確かにこの業務はひっ迫しているので、とってもありがたい提案です!

ただ、事実として効果はどうなのでしょうか?
この施策をやるだけでも工数がかかります。見立てでもいいので定量データを教えてください


【メンバーくん】
・・・Σ( ̄ロ ̄lll)


(あ、やばい・・・場の空気壊してしまった…(._.))




■自分の気持ちは、一旦わきに置こう

お客様先に企画提案をする為
ロープレに付き合ってほしいと言ってくれた後輩くん。4月から現部署に異動した私は、まだ研修中というのに、ロープレ相手に選んでいただいたことが、まず、とっっっても嬉しかったです!

(現部署で、まだこれといった成果を残せていないことに焦っていたので、本当に嬉しかった…!!)


私は昨年度、コンサル部隊に所属させていただき
お客様側を経験したことから、その知見でアドバイスが欲しいとのこと。


メンバーくんの提案資料は
とっても分かりやすくて、お客様の課題をよく捉えており、最適な打ち手だと感じました。


いいじゃんいいじゃん!やろうよ(*'▽')♪

と言ってしまいたくなる自分の気持ちは、一旦脇に置き・・・


施策をやることによる効果はどうなのだろう?



■事実は、どうなの?

メンバーくんが、自信を持った提案をした想い
この施策をやりたい!という想い
お客様に対する想い

これらは、100000000%伝わった。


ただ、事実として
やることによる効果はどうなの?どんな状態が、どんな状態に変化するの?

その変化する分というのは
施策をやることの工数よりも、価値あるものなの?


BtoCではなく、BtoB。
想いだけでは「YES」と言えない。

昨年度、この壁に何百回とぶち当たったからこそ、メンバーくんにも伝えました。ただ、伝え方が良くなかったなぁ…と反省し、気晴らしに散歩へ。

ぼーっと歩きながら気づいたことがありました。



■「想い」を乗せた、ヒトが行う仕事には価値がある

こんな偉そうに話しているけれど・・・
私も、昨年度コンサル部隊へ異動した時には


「事実と想いを切り分けて、状況を説明して」


と、先輩たちから指摘をいただきました。
異動した時には・・・というか、多分最後までプロジェクトマネージャーさんから言われていたと思うなぁ…。


それくらい「定量データでの効果見立て提示」が、施策提案をする上で大事だった。というよりMUST


だからこそ「事実と想い」を切り分けず、
想いだけで議論をしている場にいることは、大きな違和感を感じるようになった。


人間がやっている業務。
そこには想いがある。

想いというのは、AIにはないモノ。


AI化、システム化が進むこの世の中において、
ヒトができる仕事には価値のあるモノだと、私は感じています。


想いに溢れたメンバーくん
事実ベースに寄ってしまう私

2人で半分こっこすれば、ナレッジの創出ができるかも!!そう思っていると・・・


■指摘を素直に受け入れる

お散歩から戻ると、
後輩くんからチャットが来ていた。

指摘いただいた「定量での効果見立て」

僕の一番苦手とする部分で、
痛いとこつかれたな~(笑)って正直に思いました。

定量は捨ててクリエイティブだけやるんだ!

と、いつしか効果可視化から逃げてしまって
グレている自分がいました(笑)

僕にできない効果創出観点を
おさやさんは持っているので
今後も一緒に、提案のロープレをさせてください!


な、なんて良い後輩!!!
その真っ直ぐで素直な姿勢に、私も学ぶものがありました。

もうすぐ私も業務を割り振っていただきます。
躓くことも、ご指摘いただくことも多いと思うけど、後輩くんのように素直に受け入れて、すぐ内省して、周囲を頼ろうと思いました✨️

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