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「挫折は私を強くする」失恋時の手紙が"今"教えてくれたこと

なぜ、急に過去の手紙を見返したのか。その答えは、今日行った課長とのMTGにありました。

「おさや、ちょっと受け身になりすぎてない?」


昨年11月にお別れした、元彼の”ヒーローくん”。

家も遠く、連絡手段は全て閉ざされています。
別れた2ヶ月後、1年で一番好きな日である自分の誕生日に、私は感謝の気持ちである”手紙”と”ヒトカゲ”、そして自信を持って、ヒーローくんにお礼を伝えに行く決断をしました。

あれから3週間。
その時に書いたお手紙を、今日初めて見返しました。



■私達の関係は、もっとたくさんの可能性がある

このお手紙は、
プライドをすべて捨てて、言い訳や見返り、恥じらいは無しに、ヒーローくんのことだけを考えて、書きました。

手紙を見た後、ヒーローくんが少しでも前を向けたら、今後、このヒトカゲを見る度に、少しでも元気になってもらえたらという意味を込めています。

思いを文字に起こすにあたり
Googleカレンダーに書いていた日記、LINEに残っている動画とカレンダー、
作ってくれたご飯・私の為に買ってくれたコップや棚などの写真を全部、何回も見返しました。楽しかった記憶、お別れしてしまった日の記憶も思い起こしました。

当時起こったこと、そして自分の気持ちをしっかり理解するためにコーチングを4回受けたり、その気づきをアウトプットとしてSNSのnoteに書いたり、友達や家族に話しました。
ヒーローくんと過ごした2ヶ月半は、すごく楽しくて幸せな思い出しかなくて、動画では2人ともすごく幸せそうに笑ってた。

でも現実は、私が傷つけてしまって、お別れしてしまっている。
その事実が辛い、申し訳ない、悔しい、これ以上辛いことを考えたくない…と一旦手を止めた時も正直ありました。
でも、気持ちを落ち着かせて、逃げずに事実と自分の気持ちと向き合って、
ヒーローくんのことだけを想って書いた手紙。書き終えた今、たくさんの感謝と自信にあふれています。本当にありがとう。今度は、本物の自信を持って言わせてください。

ヒーローくん、私と出会ってくれて本当にありがとう。
出会ってからの1ヶ月、恋人になってくれた1ヶ月半、お別れしてからの2ヶ月、これら全て含めてヒーローくんとのお付き合いだと思っていて、全てがとても貴重な経験であり、忘れることのない、楽しくてかけがえのない思い出です。

「ヒーローちゃん」と「おさや」から始まった私たちの関係。
これからは、新しいカタチで、関係を築いていきませんか?

私達の関係って「別れるか別れないか」「二度と連絡取らないか無理やり付き合うか」だけなのかな。きっと、もっとたくさんの可能性があると思う。
恋人や夫婦だけでなく、友達にも様々なカタチがある。

でも一旦こういった関係性という手段は置いておいて、これからゆっくり、一緒にありたい姿を考えていきませんか?

そして、網膜剥離から一緒に乗り越えていきませんか?



ヒーローくんへ

真夏の炎天下。
初めて会った日と同じまぶしい太陽が、1月17日のこの街にも映っています。半袖サンダルだった初対面から一変、今日はブーツにコート。

田舎という基盤に、ニュータウンという新しい風。
山が近くて自然の良い匂い。鳥の鳴き声。ゆったりとした温かい雰囲気。
笑顔あふれる家族や犬を散歩する人々の輝かしい目。1都3県の1つ隣という立ち位置が、私の性格を表しているようで

「やっぱり私はこの街が好きだなぁ」
と、時の流れもかみしめながらここに来ました。


ヒーローくんは今、この手紙を見て何を想いましたか?

苦しい、思い出させないで、忘れてラクになりたい…
そんな気持ちはありますか?私にはありました。でも今は全くありません。


一緒に過ごした2ヶ月半、すごく楽しかった。
経験したことのない幸せな毎日に、心が数年ぶりに動いて、先の将来は楽しみしかなかった。だからこそ辛くて、現実が見れなくて、何でこんなことしてしまったんだろう、何であの時気づけなかったんだろう、私はなんて最低なんだろう。後悔しても、泣いても、別れた事実は変わらない。

きっとヒーローくんは、別れたかったわけでも、連絡手段を閉ざしたかったわけでも、こうなりたくて私を選んでくれたわけでもないと思う。それだけヒーローくんも辛いんだ。

大切な人を傷つけてしまったのは事実であって、自分が思っていたほど私は強くない、コミュニケーションにも長けていない。私は変わりたい!もう二度とこんな思いをしたくない、人を傷つけたくない。


3年間嫌なことから逃げ続けて、
ラクな選択だけをして得たストレスフリーな生活。そんな自分を過信し、鋼のメンタルにより出来上がった、偽りの自信。この過信により、仕事での挫折、自信喪失、そして何よりもヒーローくんのことをこんなにも傷つけてしまったという事実が、私にとって社会人人生で一番辛い出来事でした。

だからこそ本気で変わりたい!と思えた11月。
プライドと恥じらいをすべて捨てて、もう同じ思いをしたくない!と本気で思えて過ごした2ヶ月。何度も逃げたくなった。人に頼るのも怖かった。たくさん泣きました。でも「こんなに努力した!と思えたのいつぶりだろう」ってくらい、ヒーローくんと周りのおかげで後悔なく努力できた分、2ヶ月前には当時想像できなかった幸せが待っていて

もう2ヶ月前の自分に戻りたくても戻れない!
と自然と口に出る私がいます。誰かの為に泣けることはとても幸せで、未来には楽しいことしか想像できない♪

悲しい、苦しい、そんな気持ちが後悔に変わり、
後悔が感謝へ、感謝が自信へと変わり、今ではあなたを毎日意識して思い出すことに幸せを感じています。

過信が「本物の自信」へと変わることができた今。
もう自分の気持ちを押し殺して後悔したくない。”ごめんなさい”から得た、感謝の気持ちを、言葉とモノで全力で伝えたい。私の生きる軸である「見返りを求めない、自分軸での他者貢献」をヒーローくんにしたいと思った今
ヒトカゲと手紙、そして自信を持ってこの街に来ました。

難しく考えず、今が学生時代だったり家がすぐそこだったら…
と思うと、難しく考えなくていいじゃん!と気づいて、来てみたんだ!

そして今日は私の誕生日!
誕生日だけは好きなことだけをしたくて、アルバイトや仕事を入れたことが1回もありません。自信を得た日が誕生日近くだなんて、なんて運がいいんだ!自分の1番好きな日に、好きなことができる。

好きな街に来て、大切な人に感謝を伝えられる。なんて幸せなんだぁ
今日がすごく楽しみだった!ルンルンで電車に乗って、この街に来た私は
満面の笑顔でこの手紙を書いています♪



読み返した手紙はここまでです。
実はまだ、半分もいっていません(笑)人生で初めてあんなに長い手紙を書いたけど、それくらい想いが溢れることの幸せを知りました。


ある程度箇条書きはしていたものの、ここまでの手紙は、ヒーローくんの住む街についてから書きました。お付き合いする前から好きだったあの街。悲し涙で11月は後にしてしまったけれど、1月は嬉し涙を流していた。その時に感じたことを文字に起こしたくて、お手紙の一番最初につけました。


■挫折した時のことを忘れないで「聴き逃していた心の声」

なぜ、急に過去の手紙を見返したのか。その答えは、今日の仕事で行った課長とのMTGにありました。

「おさや、ちょっと受け身になりすぎてない?」

今年に入り、裁量の大きな仕事を任せてもらえるようになってきた私。その分不明点も多くでてきて戸惑う中、昨日は教育担当が2時間、今日は課長が3時間もかけて業務を0から教えてくれました。ありがとうございました。

教育担当や課長はもちろん、いつも優しいリクルートのみなさんに再び甘えるようになってしまった気がします。だからこそ、3時間ものMTGの最後に、課長に言われてしまった言葉でした。MTG後、真っ先に思ったのは

「挫折した時のことを忘れないで」

全ての自信を失った昨年11月。もう、挫折前の私には戻りたくない。そう心から思わせてくれたのは、ヒーローくんとのお別れが決め手でした。だからこそ、自分で書いたお手紙を見返したのだと思います。気づけば口に出して読んでおり、涙を流していました。


「まだ3ヶ月も経っていないんだ…」

ヒーローくんと最後に会ってから、まだ3ヶ月も経っていません。それなのに、もう1年前くらいに感じる。これって悪いことではなくて、もう同じ思いをしたくなくて毎日努力した、からこそ毎日が濃くて1日が長く感じる。大きな挫折のおかげで、毎日楽しくて、充実していて、ストレスのない幸せな日々を過ごせている。これは本心です。

一方で、過去の出来事というのは薄れていくもの。「悲しい気持ちがあったことを忘れないで」そう言っていた私の声を聴き逃していたからこそ、課長からの言葉があったと思います。


実は今週、朝起きた途端ヒーローくんのことをふと思い出す日が2日間もありました。何でなんだろう・・・そこまで深くは考えず仕事に行ってしまったけど、こういうことだったのか。

ヒーローくん、という大切な”1人の人”を傷つけてしまった私。もう、誰のこともこんなに傷つけたくない。そう思い返させてくれました。


■幸せには、たくさんのカタチがある「伝えたかったこと」

私がヒーローくんに伝えたかったこと。
それは「幸せにはたくさんのカタチがある」ということでした。

過去の病気から、過去と未来は変わらないと思ってしまっているヒーローくん。そんな彼に言いたかったことは

多角的に物事を見れるようになった先には、今見えない幸せがあること。
そしてその幸せを、私”おさや”との関係という角度から一緒に作っていくことで、ヒーローくんの持つ不安を、1つずつ”幸せ”にしていくお手伝いをさせてほしい。そうして見えたあなたの笑顔が、私にとっての”幸せ”なんだよ。

ということが私は言いたかった。
そして「その気持ちを忘れないで」と今は私が私に言っています。


OJTさんが言ってくれた「生きていることがコンテンツ」。まさに今も実感しています。挫折は私を強くする。挫折は私を幸せにする。この経験を、忘れないように、これからも資産として残していこう。

そう思い、深夜3時ということを気にせずnoteに資産として残すのでした笑


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