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スイス・ジュネーブ 高校留学面談・見学

 ジュネーブからローザンヌ、モントルー付近、エイグロンまで電車・バスを乗り継いで回りました。エイグロンは山の上にある学校で、バスに揺られて細い山道(ガードレールがない!)を上り、正直、今日中にジュネーブに戻れるのか不安になりました。もう、今は泥のように疲れ、早く寝たいです。
 今回、各校と話してよく分かったのですが、ことIB校においては、新高2年からの留学は、タイミングとして、よろしくないということでした。各校グレード11(高2)からIBプログラムが始まるので、ここから入ると語学が足を引っ張りIBプログラムでやっていくことがかなりハードです。また、IBは2年間で単位を取るため、1年限定だと単位を認めない学校もあります。preIBがグレード11にセットされていればラッキーですが、学校次第です。割り切って、語学習得と広い人生経験の1年と捉えてグレードを10に落として1年間過ごすのもありです。これは学校と話さないとわからないことでした。また、各校一長一短があり、自分に合う、合わないもあります。親としても単位、グレード、コスト、雰囲気などを各校比較検討する上で趣の異なる学校を4校回ったのは正解でした(疲れましたが)。

【面談内容(息子への質問)】
・なぜスイスの学校に来たいのか
・何を勉強したいか
・得意科目と不得意科目は何か
・興味のあることは何か
・スポーツや特技は何か
・スキーはできるか(毎回聞かれた)
・高校を卒業したらどうしたいか(日本の大学に行くか、海外の大学に行くか)
・いつから来たいのか
・聞きたいことはあるか・・・etc

施設を見学しながら、様々な質問が飛び交います。途中、数多くの先生方に紹介され、そこでも質問されます。面白かったのが、とある学校で歴史の先生から、「何か質問があるか?」と尋ねられた際、息子が、
「第一次世界大戦におけるbig issue は何か」と質問した時でした。「どの国も自己を過信し、他社の武力に対して無知でありながら勝てると信じていた。“熱狂”だ」と先生が回答。帰り道、息子は「決して宗教には触れないんだなぁ。その点、日本のうちの高校で歴史を学ぶ価値があることもわかった。だってさ、宗教も含めて俯瞰して捉えているもん日本は」と。それは海外に出たから分かることなんだよ。だから、出る意義があるんだよと、私。
また、「君の不得意科目は?」の問いに、「日本語。昔の日本語(古典)。皆さんにとってのシェークスピアだよ」と答える息子。それで相手も納得顔していました。

さて、帰国したら、学校の期末テストが待っているし、いよいよ学校を絞ってアプライとテスト(オンライン)が待ってます。まずは、明日帰ろう。