UTGvsBTN3bet ペアボードのcbに対してAKKはどうしたら良いか(J88r UTG視点)


UTGvsBTNの3bet potで33%のCBを打たれている状況

このような時AKKxを持っていたらどうしたら良いのかというところですね。
まず結論から言うとこのCBに対してUTGはJ、8を持たないAKKは半分強が単にチェックフォールドに回ります。
ちなみにAKKJはほぼコール、AKK8は全てチェックレイズでした。

この状況でのAKKxのプレイ。47%がfoldになっている。

ソルバーの出した計算結果になります。
AKK(特にバックドアフラドロのないもの)はおそらくターンで発展するカードが少ないことや、3betレンジのメインであるAAに対してのEQが低すぎるためFoldに回る頻度があるということですね。
PLOを既にまあまあやってる人向けに少しだけ追加で解説していきます。


まず、BTNが33%単一サイズでcbetを打つ頻度は約60%です。
経験上、僕の感覚としてはアマチュアプレイヤーはこれよりも高い頻度でcbを打ってるプレイヤーが多く、
レグは逆に低頻度になってるプレイヤーが多いです。

ただ、オーバーCBなプレイヤーに対してコール以上を増やしてアンダーcbなプレイヤーに対してFoldを増やすでいいかというと一概にそうではないかと思います。
これがなぜかというと、まず一つはプレイヤーによって3bet頻度の差があることですがそれはまあ当然として
もう一つ考える要素があります。
これは「ドンクベットの頻度」です。

実はこのシチュエーション、3betをコールしたUTGはJや8、ストレートドローを中心に20%程度の頻度でドンクすることをソルバーは掲示してます。
つまりBTN側のcb頻度60%というのは、UTG側が適切にドンクをしてEQやブロッカーの強いハンドが一部抜けているレンジに対してのcb頻度なわけです。

3betコールしてこのボードが落ちたときのUTGのプレイ。20%の頻度で1/3donk betを打つ。

正直適切にここでドンクの頻度を持っているプレイヤーはまあまあ高いレートでも少ないです。
なのでBTN側はそういったドンクを作っていないレンジに対しては60%よりも低頻度でのcbが肯定されますし、
逆にオーバーcbに関してはより大きなエラーになるので注意が必要になります。
UTG側はドンクを作っていないのならオーバーcbに対してレイズやフローティングを増やして(相手のfold to raiseなどのスタッツは見た上で)プレイしたいですね!

ただ適切にドンクが作れているのならそれに越したことはないですし、その場合はもちろん適正の60%と比べて相手のCB頻度がどうなっているかを見てアジャストしていきます。

とはいえ今回の本題のAKKxはハンドの性質的にレイズに回したりはし辛く、そこまで大きな変化を付けるのはこちらのミスになりかねないので注意が必要ですが、このシチュエーションではとりあえずこのあたりのことまで考えてレンジ構成ができるようになるといいのではないかなと思います!

簡単な記事でしたが読んで頂きありがとうございました!
今後PLOとPLO5のnoteをいくつか出していく予定で、
今はプリフロップをかなり詳細に書いたnoteを執筆中です!
気になる方は是非フォローして頂いて情報をお待ち下さい。

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