アークナイツ @ 2024-05-16

あらゆる存在を二種類双極に分けて対比するのは典型的な誤った手法である。決して騙されてはならない。往々にして世に蔓延る詐欺師や独裁者たちはそのようにして己の主張をあたかも正当であるかのように見せかけるのだ。

それを踏まえて論ずると、世の中にはニ種類のアークナイツプレイヤーが居るぞ。一方はオペレーターに対する感情移入が性能よりも優先されるドクターで、もう一方は性能が良ければオペレーターにチンコが付いていようが性格がドブスだろうが一切気にしない性能厨である。

前者の例はこういう男だ。

肉付きが良ければ何でも良いらしい。

後者の例は言うまでもなく私だ。「性能が良ければ性格は気にしない」最たる例は初期のイフリータであろう。正直本当に嫌いな煩いガキだったが、当時のイフリータはあまりにも強すぎたし、性能が良いからと使っているうちに段々と慣れてきてしまった。そのうちに「翠玉の夢」や「孤星」といったライン生命のイベントでまるで別人のように成長した彼女の姿を見るたびに今ではすっかりお気に入りのオペレーターだ。これは現実世界でも同様である。仕事のできる有能な性格ブスとはまだ付き合えるが、どれだけ性格が良くても無能と一緒に仕事はしたくない。大体足を引っ張ってくる。私はこれを無能ハラスメントと呼び啓蒙を行っているが一向に世間には理解されないし、このような概念が理解される日が来ることも永遠にないだろう。

少々話が逸れた、本題に戻そう。ちょうど最近、このように「性能が良ければ性格はあとから付いてくる」類のオペレーターで良い例が居るのだ。

ケモノのオス、しかも私が嫌いな類のガキと来た。本来なら一切興味がないのだが、あまりにも性能が良すぎて使っているうちに段々とこいつのことが好きになってきてしまった。ドリアンしても良し、単純に狙撃の代わりに置いても良し、ミューちゃんのクローンに食わせても良し。どのように使っても楽しい、しかも強い。この男のGEE-XモジュールStage3はアークナイツ全体を見ても一・二を争うぶっ壊れ最強OPモジュールではないのか?アの例に限らないが、全体的に見てアークナイツは減速や足止め、バインドといったソフトCC手段に対するペナルティがあまりにも軽い。敵が単体なら一生スタンと足止めで遠距離からハメ続けてそのまま封殺してしまう。大概のタワーディフェンスゲームの常套戦術が減速であることを考えると破格とも言えるだろう。


ZT-S-2にて、アがその猛威を遺憾なく発揮した。高台が3マスしか用意されていないにも関わらず、リン・ユーシャにドリアンを食わせ、そして本人は右から来るエリート敵をスタンと足止めでハメ続けてくれる。地味だがミヅキ君S2の配置も最高に気に入っている。


ZT-S-4。これはアとは一切関係がないが、おそらく全人類がこの位置にアルトリアを置いてS3を発動させて愉悦は黄金に輝いただろう。シールド持ち六重奏が成すすべもなく壊死していくのを眺めるのがあまりにも愉悦過ぎる。
アルトリアも愉悦だがリン・ユーシャとアのコンビも愉悦だ。気持ち良すぎる。


雑魚相手だけではなくボス戦もドリアンのお陰で七面六臂の活躍だぞ。よくある攻略動画ではこの位置にエクシアだのエーベンホルツだのを置いて瞬殺を狙ったりするようだが、アでちまちま殴るのも実にいい仕事をする。
ZT-S-5の第二形態では攻撃チャンスが少ないが、ドリアンをガヴィルさんに食わせつつ、ヤトウとも連携して、一気に火力を出す!
うーわ減る減る。気味が悪いぐらい減る。テキサスにも出てきてもらって、攻撃チャンス1回できっちりと殺しきった。長引くと面倒なマップだしな。
(今気づいたが、濁心スカジS2をシーボーン経由できちんと付与していればもっとダメージが伸びていただろうな。酷いミスだ)


default小隊だけではなく統合戦略や保全駐在でも積極的に使い始めたから、とうとうLv80にまで上げてしまった。大体のオペレーターをLv60留めにしているドケチな私にとっては破格の待遇だ。
 
そして気づいたのだが、なんでこのガキこんなにHPが高いんだ?Lv80モジュールStage3のリン・ユーシャですら、2007しかないんだぞ?
ダメ押しトドメに術耐性すら備えている。攻撃時の自己回復があるにせよ、被弾しても中々死なないから何かがおかしいと思っていたが、こんなところまで優遇されているのか?
参考までに速射手のエクシアを比較対象にするが、HPは800も低いし、術防御なんか当然持ち合わせてはいない。勿論バフを食わせたときの火力はエクシアの天下だし、エクシアは放置していても勝手に自死することもないが、スタンも足止めも自己回復も有さないしドリアンを使うことも出来ない。


そして都合の良いことに真逆の例、すなわち見た目と性格は最高だが性能がポンコツで好きになれないオペレーターにも好例がいる。ヴィヴィアナ・ドロステさんその人である。果たしておっぱいのでかい金髪の清楚なねーちゃんが嫌いになれる男なんか世の中に存在するわけがないだろうに、しかしどう工夫して活躍の場を与えてもがっかりする結果しか残せないため、だんだんと顔を見るのも嫌になってきてしまった。リリース当初はレッシングのほうが産廃だと思っていたのだが、今ではレッシングS2のほうが余程ヴィヴィアナより活躍できる方法があるのでは、などと思っているぐらいだ。「掠め手なしの近接攻撃しかしてこないエリート敵が正面から1体だけ攻めてくるなら活躍できる」とかバカにしてんのか、そんな都合の良い場面が在ると思っているのか燭騎士!ここは騎士競技の試合会場ではなく戦場だぞ。大体連中は群れを成してくるなり、遠距離から嫌がらせのように殴ってきたり、そもそも2回もスキルを発動する暇すら与えなかったりと、あらゆる簡悔精神に溢れた卑怯な掠め手を使って我々のゴールラインを突破しようとしてくるというのに、お前だけ騎士道精神に則った戦い方しか出来ないようで一体どうするってんだ。頼むからノヴァ騎士団時代に使っていた自慢の爆破術で一同まとめて皆殺しにしてくれ。


先程のZT-S-2の続きになるが、ドロステさん一人に任せると平然と漏らすのでやむなくペナンスを添えることにした。だめだこいつ・・・
そう「この程度の密度で」漏らす。2体目が到着するまでの間に殺しきれない。見ての通り彼女が本領を発揮するはずの2回目のS3発動中で、である。いくら今回のイベントの敵が術耐性高めといったって擁護の余地がない、令和6年のアークナイツにおいて、術耐性50〜70相手に活躍できなければ術DPS担当に人権なんて無い、1ブロックしか出来ない単体攻撃なら尚更である。
「エリート敵と一対一で介護がついていれば活躍できる」だと?ご覧の有様よ。
お前もう、万一これで負けたらロドスアイランドから降りろ
まぁ流石にS3が発動さえすればあっさり勝つんだが・・・わざとトーンダウン状態つまり強化させた敵とぶつけさせたとはいえ、エイヤちゃんに介護してもらえるならこんな場面、メランサだのマトイマルでも、同職分ならムースでだって勝てるのでは・・・流石にそれは言い過ぎか?

レッシングもS3だと同様の場面では無茶苦茶苦戦する(ブロックしないと一切ダメージが出せないため)のだが、S2であれば飛び込んで直ちに効果を発揮でき、かつ遠距離攻撃を高い割合で防ぐため、20秒しか持続しないという欠点はあれど、このような場面で介護の必要もなくきちんと処理を任せることができる。スカジやニアールと比べれば残念かもしれんが、星6として最低限の仕事はきちんとできるのだ。その点は評価しておく。ヴィヴィアナさんはS3を2回発動しなければならん関係上、飛び込みですら使えん。