夏の子どもたち

ジリジリと容赦なく照り付ける太陽の光を

受けて

裸足で草原を駆け回る子どもたちよ

その額にはいくつもの汗がきらめく

時おり吹き渡る風に乗って

君たちの歓声は

光る夏草の間をぬい蒼穹へと消えていく


子どもたちよ

あの空が宇宙へとつながっていることを

知っているか?

いつの間にか沸き起こる夏雲が太古の時と

同じように激しい雷鳴を生み出して

すぐにその乾ききった大地に恵みの水をも

たらすだろう

両手を広げて雨を受け、

こもった熱を冷ますのだ

ひと雨ごとに草木は大きく育ち

そしてきみたちも明日には、

もっと強くなるだろう


子どもたちよ

この地球の土と水こそがいのちを

育んでいることを喜べ


子どもたちよ

君たちはこの星の希望

宇宙から届く愛のエネルギーを受けて、

胸の鼓動が身体中に歓喜の波動を

みなぎらせる

さあ、今こそ地球の輝きを蘇らそう

愛と勇気とやさしさで

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