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ミュージアムの中の人がふんわり語る「後藤駿太に関する、約10年前のある思い出」




自己紹介はあらためて行いますが、いろいろな業界を見聞きした経験をもとに、現在関わっているミュージアム業界(そんな言葉ないw)についての(あまり知られていない)ことを中心にご紹介できればと思い、noteをスタートすることにしました。で、今回のネタは「後藤駿太に関する、ある思い出」。ではどうぞ。



「後藤駿太に関する、ある思い出」といいながらも率直にいえば、後藤駿太とは一切、面識がない。



なのに、なぜ後藤駿太についての思い出を書き連ねるかといえば、10年ほど前に携わったあるプロジェクトでの印象が強烈すぎるからである。



新規サービス開発プロジェクト|オリックス・バファローズ



この取り組みは、私からオリックス・バファローズさんに提案し、幸運にも2012年から2年間にわたり実施させてもらったもの。結果的にいうと初年度(2012-13)、まずまずの取り組みになったので2年目も、となったのだが、回数を減少するなどスキームを変えたこともあり、2年目(2013-14)は思うようなアウトプットにつながらなかった。


アウトプットとしては、アイデアそのもの100%のカタチでの展開はなかったが、当時のBs夏祭りのコンテンツであったり、BsCLUBのウェブコンテンツなどのベースとしてファンの皆さんのアイデアを活用させていただいた。



といって、このプロジェクトに後藤駿太が参加していたわけでもないが、本題はここから。



オリックスさんのご厚意で、毎回のミーティング後に参加者同士による懇親会を行っていたのだが、その場で2年目のシーズンの参加者の方から、強烈なエピソードを聞い(てしまっ)た。


それが、後藤駿太が好きすぎて、ファンレターやファンサービス中に技術的(特にバッティング)なダメ出しをする、というもの。



後藤駿太についてはいまさら説明するまでもないと思うが、2010年のドラフト1位でオリックス・バファローズに入団した好守が売りの外野手である。確かに2013年シーズンオフの時点では3年間で打率.178 本塁打3本とシュアなバッティングに定評があったわけではないのだが、それでも高卒新人として入団後3年間で179試合に出場するなど、並みの選手ではない。


そんな将来性豊かな選手に対して、ファンレターやファンサービス中に技術指導を行うファンがいるという驚愕の事実。その話を聞いていた全員が「後藤駿太よ。どうか、技術指導はきちんとしたコーチ、解説者の話だけを聞いてほしい」と思っていたはず。


ところが、その翌シーズン。なんと後藤駿太の成績は127試合出場、打率.280 本塁打は5本と準レギュラーとして十分な働きを見せた。しかも、打率とホームランはいまのところキャリアハイの実績。


おそらくファンの方の意見に影響されることなく、後藤駿太本人の努力のたまものであったことと思う(というか、そうであってほしい)わけだが、すごいファンもいるんだなあ、と驚愕したことを、後藤駿太の姿を見るたびに思い出す。


というのは嘘で、今シーズンのオープン戦から開幕直後まで絶好調だった後藤駿太の姿を見て、ひさびさに思い出した次第。



あの後藤駿太ファンの方は、今もなお、後藤駿太を推しているのだろうか。



と、ここまでミュージアムの要素は一切ないのだが、あえてこじつけてまとめてしまえば、新規サービス開発プロジェクト的なものを自分が所属するミュージアムでもやってみるのも面白いな、と。



気づかせてくれた後藤駿太に乾杯。


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