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「子供が欲しくない」

子供が欲しくないと思う若者が年々増えている。
自分もその例外じゃなく、今付き合ってる彼女も同様の意見だ。

以前「なんで子供が欲しいと思わないのか?」と彼女に尋ねたことがある。その時言われたのが

「まず自分がそもそも子供があまり好きではない。人の子供を見て可愛いとは思うけど、この『小さい生き物』を自分のことよりも優先してまで育てたいか?と言われたらそうは思えない
あとはお金やな。私は自分の欲しいものとかやりたいことにお金を使いたいから。子供ができたらそういう余裕もなくなるじゃん。あとはSNSとかで妊娠・出産のリアルな辛さ(痛み)を見ると産む気も失せるよね。」

これを要約すると
・時間もお金も自分のために使いたい
・事前に妊娠出産のリアルな辛さや痛み(デメリット)を知り産む気がなくなった
ということだろう。

自分も彼女の意見には大方賛成だ。
ここに自分の考えも付け加えるなら、今の日本社会で子育てしにくいと感じること。生まれてくる子供が可哀想という個人的な価値観も影響している。

子供は可愛いし好きだけど自分が親になり実際に子供を育てるとしたら人の手が多くないと厳しいものがあるなと、自分の両親を見ていて感じた。
自分の母親について

一昔前のように3世代・4世代が1世帯にまとまって住み、近くに頼れる親戚や近所の繋がりがある。こういう状況なら子育てもしやすいだろう。これなら親自身の個人的負担も減るし。
子供のことを考えた場合もいろんな大人に愛情を注がれて育ったほうが自己肯定感の高い人間になりやすいと感じる。
ただこういったことが現代の日本では難しい。

お金があれば家政婦やベビーシッターを雇うなどと外注化することで人の手に関しての問題はある程度解決することはできる。
でも子育てはそういうことだけじゃなく心を通い合わせた大人とのコミュニケーションなどもそれ以上に大切だと感じるんだよな。

今の日本で子供を育てるにはお金の問題もそうだが、それ以上に人との繋がりの希薄化を改善することも重要だと思う。

少子化問題に貢献するDQN

地方出身の自分の周りを見ていて思うが子供を作る人はDQN(マイルドヤンキー気質の人たち)が多い。

彼ら彼女らはノリと勢いで人生を生きているから「今」が楽しければとりあえずOK。
だから将来のことはさほど考えていない。
こういう考え方は人生を楽しくする上で大事なエッセンスになると思うが、子供のことを考えると(う〜ん…どうなんだろう)と思ったり。

なぜならこういったDQNは往々にして離婚しやすいから。

離婚の原因は男女の精神的未熟さであったりお金の問題、不倫やDVなどという片側の性質的な問題など理由は様々だと思う。
ただあくまで個人的偏見として、ノリと勢いだけで生きてるDQNの人たちは上記のような特徴や問題を抱えている場合が多いんだよな。
なので結果的に離婚にもなりやすいんだろうなと感じる。
そうなると彼ら彼女らの間に生まれた子供は自分と同じように片親家庭で育つことになる。

自分がそうだったから分かるが子供にとって1番望ましくない環境は親からの無条件な肯定が得られないこと親とコミュニケーションをとる時間がないことだと思う。

片親で子供を育てようと思うとワンオペ育児(実家などに頼れれば別だが)の傍ら働くことになるので親自身の負担が大きすぎる
親に負担がのし掛かると、親はストレスでイライラしやすくなり子供に八つ当たりすることも出てくるだろう。
でもそうなった場合、子供自身も親に迷惑を掛けまいと物心ついたときから自分を殺すことに慣れてしまわないだろうか?
そういった環境・親に育てられた子供は肉体的にも精神的にも健やかに育つだろうか?

片親家庭の場合、実家に頼って自分が働いてる間は両親に見てもらう、という方法などで子供の寂しさを緩和させてあげることもできるがどうしても先ほどあげた問題も生じてくると思う。

今の日本で子供を作ろうと思えるのはノリと勢いで生きてるDQNたちか、実家が太かったり経済的に余裕のある一部の裕福な人達だけだろう。

その他の大勢はとてもじゃないが子供が欲しいとは思えない。
だけど人との繋がりが活発になれば、こういった問題も少しずつ改善していくようにも思う。





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