見出し画像

業務委託美容師で給料が増えるのは本当?

あなたは業務委託の美容師でが自由に使えるお金が増えると思いますか?

私的には正社員の場合は、税金や社会保障等が、引きされるので、手元に残るお金はやはり少ないです。特に最近の社会保険料の高騰には引き攣り笑いするしかないですよね。。

あれ??こんなに税金引かれます??みたいなww

さて、業務委託であれば、給料ではなく「報酬」としてお金をいただく形になるので、一旦の手に入るお金は多くなります。

ただ、、、「報酬」からは、

・国民健康保険
・所得税
・住民税
・消費税
・材料費等
・税理士さんの費用や会計ソフト利用費
・場合によっては集客媒体のコスト


などを支払わなくてはいけないので、報酬の額より手取りで自由に使えるお金はかなり減ります

しかも所得税(や、消費税は)毎月天引きされる正社員と違い年に一括で納めることになるので注意が必要です。(2年目以降は予定納税もあるので複数回ですが)

*余談ですが、日本において税金の滞納は本当に怖いです。
与沢翼氏や仮想通貨の億り人や、、本当にいろんな人が税金で失敗しています。納税は待ってくれません。本当に全て取り立てられます。黒字倒産が起こるのもそうゆう事です。

また、業務委託では仕事の契約期間や条件が変更される可能性もあるため、収入の不安定性が心配されることもあります。

具体的には、集客のために料金を安くするクーポンを配布するか決めるのは美容室側ですし、そうなると薄利多売で数をこなす必要が美容師側にでてます。

また、2024年秋を目処に労災保険に加入できるようは調整されるとのことですが、今のところは加入できないので通勤中や業務中に怪我をしたり、その影響で勤務できない日があったとしても保証がありません。

出産一時給付金はありますが基本的に業務委託の美容師は「個人事業主」になり雇用されていないために、雇用保険に加入できません。そのため雇用保険の管轄である育児休業給付金(育休のお金)も給付されません。

⚠︎雇用保険の「任意継続被保険者」制度を利用すれば最長2年は被保険者でいることができます。また、この制度の利用可能条件は離職後20以内に申請が必要です。詳しくは調べてみてね。

また、経営不振に陥った場合にオーナー美容師が一緒に働いているサロンは、オーナーの売上が高ければ1馬力でもなんとか存続可能なケースもありますが、オーナーが美容師でなく経営のみの美容室であれば、数字を見て「はい、撤退」という判断もドライに行いやすいです。。

また、良きも悪気も業務委託美容師は個人主義が強く、仕事に対してのモチベーションのムラが個々の気分に委ねられています。

僕が実際に感じた事例ですがだと、次のお客様が入るまでの空き時間にバックルームでイヤホンつけてゲームしてたり、近くで競馬の馬券を買ってきてる人もいました。。。

契約上悪いことでは無いのかもしれませんが、良い空気感ではないんですよね。。

一方、正社員は?

ただ一方、正社員の場合は、安定した収入や福利厚生、キャリアの成長や教育システムなどがメリットにあげられます。また、見逃しがちですが、毎日同じスタッフと共に仕事をすることは居心地の良さや人間関係構築の面でもプラスに働くことがあります。

次に、保障面では大きく違いがあり正社員では厚生年金に加入するため、雇用主が社会保険料を半分負担します。

つまり、正社員は給与明細を見て払ってと思っている金額の2倍の金額を納めている事になります。

今すぐには恩恵の実感がありませんが、老後に年金をもらう立場になった時、およそ2~3倍の金額を受給できるケースが多いですね。

業務委託と正社員の選択は、個々の状況や希望によって異なりますが大切なのは、自身のライフスタイルや将来のビジョンを明確にして優先順位を決めることが大切です。

タイトルの「業務委託で給料が増えるのは本当?」と言われると、 

社会的な保証も少なく、モチベーション管理や財務面も含めて、面倒なことをを自分自身でやらなくてはいけないので、業務委託は、その分「報酬」は増えるのは妥当。だと思います。


つまり、同じ働きができているなら、税金や消費税を考慮しても自由なお金は増えると思います。

ただ、年金の問題もあるので、idecoやNISA、小規模事業共済などの制度を利用して、増えた分のお金を投資することは必須になるかな。。と思います。

その辺りのファイナンシャルなことはプロの情報を調べていただくか、、また今度、記事にしますねw


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?