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【Obsidian最適化の旅 #12】自分、プロジェクトマネジメントで何したいん?

どうも。趣味でObsidianを使っている者です。

このnoteを含む一連の記事は、私が新しいVaultに求めるものを明確にし、Obsidianの機能を改めて深掘りした上で、私のためだけに存在するObsidian環境を作り上げるまでの旅の記録になります。

本記事は第12弾です。興味のある方はこちらもあわせてお読みください。

前回はObsidianでのノートの分類にはどのような手法(種類?)が提案されているのかを紹介しました。

今回からは数回にわたり、Obsidianを使ったプロジェクトマネジメントについて検討していきたいと思います。
どうぞお付き合いください。

大変だ。人間がロボットに思えてくる。


過去のPMは何をもって”ダメ”だったのか

職場で共有するようなPMツールは導入されていないので、これまで自分でいろいろ試して来ましたが、いまいちどれもしっくり来ませんでした。

理想のPM像を描くには、「何がダメだったのか」を明確にして、その逆を目指してみよう!
ということで、これまでObsidianで試してきたけど「なんかダメだった」ものを振り返ってみます。

1. タスク管理をあきらめがち

過去TasksやTodoist、Kanban等を使ってタスク管理に挑戦してきましたが、いずれもあえなく撃沈しました。

  • 開始日/締切/予定日/優先度とか項目多すぎた

  • タスクの依存関係が複雑

  • 追加/doneをし忘れる

課題感はこのあたりに感じています。

タスクをスポット的に入れたい一方で、数日にまたがるボリュームのものもあるので「開始日」という概念も必要だと理解はしています。
けど運用はシンプルでないと続かないなぁ、と。

依存関係についてはリスト形式のタスク管理システムでは難しいところです。
複数の親タスクから一つの子タスクに繋がるとき、良いリスト形式だとどうしても違和感が残る形にしかなりません。
依存関係の表現が必要なのか含め、よく考える必要がありそうです。

2. よく全体像を見失う

タスク管理はかなり粒度の細かい作業です。
こちらに一生懸命になっている間に、プロジェクト全体の目的や最終的なアウトプットの形、期限を見失うことが多々あります。

反省しています。

最終的なものでなくとも、どのタイミングでどのアウトプットを出すのか、というマイルストーン的なものを機能させられた試しがありません。

反省しています。

3. 議事録が機能していない”気がする”

議事録を取ってみたり、Dataviewでリストアップしてみたりしましたが、なにか違う。

自分のためだけに存在する議事録であるという観点で考え直してみたい部分です。

対策を練る

改めて明文化してみると、課題は思っていたほど多くはないようです。
昔の人の逸話にそんなものもありましたよね?誰だったか思い出せませんが。

1. タスク管理は真剣に

Obsidianにはこの部分で役に立ちそうなプラグインがたくさんあります。
いくつか実験してしっくり来るものを次回以降で探してみます。

ただ実感として「その日何をするかが明確である」という状況が、自分がタスクをこなしていく上では重要そうです。

カンバンだとやらなければいけないことは明確になりますが、いつやるかは不明確です。
今日の自分がやらないと言えば明日以降になり、明日以降も同様です。
そうしていつの間にか期日を迎えます。不思議です。

次回以降、「その日にすることを明確にできる方法」でタスク管理方法を探していきたいと思います。

2. 押さえておきたいものをメモしておけばいいじゃない

世のプロジェクトマネジメントツールはさまざまな機能を備えていますが、各機能のベースにある思想はユーザーに伝わらなかったり、そもそも説明がなかったりするのかなぁと思いました。

マイルストーンのON/OFF設定の方法は記載があるけど、マイルストーンが何なのか、具体的にどんな項目を設定すれば機能するのか、みたいな部分。

職場の先輩が教えてくれたりすると良いんでしょうけど、教える必要性に気づくか、思想を理解しているか、そもそもそんなツールが共有されている環境にあるか、あるいは人間関係とか、現実って複雑ですからね。

何はともあれ、プロジェクトに関して押さえておきたい基本項目はMOCの頭に書いておけば良さそうです。MOC万歳。

  • 具体的な期日

  • 最終的な成果物や案件クローズのイメージ

  • マイルストーンとしての途中の成果物

お恥ずかしながら今までこういったことを真面目にしてこなかったので・・・頑張ります。

3. 自分のための議事録カスタマイズ

私がObsidianに残す議事録は、完全に私のためのものです。他人との共有は基本的に想定しておりません。

よって、議事録には自分にとって必要なことだけ書き残せば良いでしょう。
自分の担当案件における、

  • 会議中に発生したタスク

  • プロジェクト推進の参考になる(なりそうな)情報

「自分の仕事を前に進める」ことだけを考えると、会議から得られるものは意外と少ないのかもしれません。

まとめ

自分が仕事を前に進めるにあたっては、基本的には成果物とその納期を見据えてタスクを計画し、実行できていれば良さそうです。

そういった意味ではPMというよりはタスク管理こそが本当に自分が必要としているものなのかもしれません。(境界はあいまいかもしれませんが)

全体を見据えるためにMOCに必要な情報を集めて、必要なタスクを洗い出して計画し、毎日「今日すべきこと」を実行する。

その日のタスクは過去の自分が書いたコードで、今日の自分がそれに沿って実行する。大変だ。人間がロボットに思えてくる。

次回予告

「その日にすることを明確にできる」タスク管理方法を探します。
1つ目はMetadata Menuというプラグインのお話。

乞うご期待。

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