【Obsidian最適化の旅 #6】フォルダにしかできないことがある
どうも。趣味でObsidianを使っている者です。
このnoteを含む一連の記事は、私が新しいVaultに求めるものを明確にし、Obsidianの機能を改めて深掘りした上で、私のためだけに存在するObsidian環境を作り上げるまでの旅の記録になります。
本記事は第6弾です。興味のある方はこちらもあわせてお読みください。
前回の記事ではObsidianで環境を再構築するにあたって、改めてタグの持つ機能について深掘りし、タグ特有の機能として文章の抽出に注目しました。
今回はフォルダ機能について深掘りします。
どうぞお付き合いください。
機能はやっぱり3つ
ノートの分類
わたしは知っています。
みなさんのPCでも職場のPCでもしているでしょう、フォルダ管理。
分類の仕方は人や職場それぞれですが、「議事録はここ」とか「このプロジェクトの資料はここ」とか、フォルダは資料を分類して管理するために使用されています。
普通のPCであればこれはフォルダにのみ許された特権ですが、前回述べた通りObsidianではタグでもこういった分類は可能になっています。
ノートまでのルートと検索・フィルター
フォルダでファイルを管理すると、
「プロジェクト」フォルダの
「Obsidianのnote記事執筆」フォルダの
「リソース」フォルダ
というようにノートの分類がそのままノートへアクセスするための道標になります。
また、検索はデフォルトですべてのフォルダが対象になります。
しかもObsidianの検索は爆速なので、入れたフォルダが分からなくなっても割りと安心です。
除外検索も可能です。
完了したプロジェクトをアーカイブフォルダに移動し、検索の際アーカイブフォルダを除外すれば、アーカイブフォルダ内のノートは検索に出現しなくなります。
ノートを一塊として操作
フォルダにしかできない機能が、「ノートを一括でまとめて移動する」だと思います。
フォルダの分類の仕方次第ではありますが、PARAメソッドを使用している人であれば、
テーマアップに伴いAreasフォルダからProjectsフォルダへ移動
プロジェクト終了に伴いProjectsフォルダからArchiveフォルダへ移動
というようなノートの一括移動は他の機能では(標準では)できません。
PARAメソッドについてはこのシリーズのどこかで記事にします。
考慮すべき点
分類の基準は明確に
フォルダ分けはMECEに行いたいものです。
人によるかもしれませんが。
プロジェクトフォルダとリソースフォルダがあった場合に、プロジェクトの参考文献はどちらに格納するのか。
自分ルールを確立しよう、とも言い換えられるかもしれません。
こうもり問題に出会って分類方法を見直すもよし。
他の方の記事や書籍を参考にするもよしです。
階層を深くしすぎない
フォルダの階層は深くなるほど管理が難しくなります。
各プロジェクトのフォルダ内に「議事録」とか「リソース」といったフォルダを作りたい衝動にかられてもグッと抑えてください。
目的のノートにたどり着くにも、ノートを特定のフォルダに格納するのにも、障壁(クリック数など)は少ないほどいいものです。
細かく分類したい場合は次回紹介するプロパティ機能がおすすめです。
タグでできないこともない
ノートの一括移動的なことは、プラグインを使えばタグでできないこともありません。
使うのは「Tag Wrangler」。
いくつか機能がありますが、タグのRenameでネスト関係を変更すればフォルダ移動と同様のことが可能になります。
Folder特有の機能はノートの一括操作
前回の記事で、タグにはタグにしかできない文章の抽出という機能があるという話をしました。
タグでこれをやる場合、フォルダ的なノート分類もタグに任せるとタグが増えすぎて管理が難しくなっていく気がしてなりません。
加えて、フォルダには一括でノートを移動できるメリットがありました。
以上のことから、
という使い方が個人的にマッチしそうです。
次回予告
次回は2023年のニューカマー、プロンプト機能について深掘りします。
もう前回と今回で言及しちゃってますが・・・乞うご期待。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?