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【Obsidian最適化の旅 #10】グラフビューを救え!

どうも。趣味でObsidianを使っている者です。

このnoteを含む一連の記事は、私が新しいVaultに求めるものを明確にし、Obsidianの機能を改めて深掘りした上で、私のためだけに存在するObsidian環境を作り上げるまでの旅の記録になります。

本記事は第10弾です。興味のある方はこちらもあわせてお読みください。

前回の記事ではObsidianで環境を再構築するにあたって、改めてキャンバスの持つ機能について深掘りしました。

今回はグラフビュー機能を有効活用したいというお話になります。
どうぞお付き合いください。

「〇〇を救いたい」というタイトルのコンテンツで救えたものはない

著者

機能はリンクの可視化のみ?

数ヶ月運用した新Vaultのグラフビュー

私の記憶では、グラフビューはObsidian登場初期に目玉的に取り上げられた機能でした。

ノート間でリンクが貼られている部分を線でつなぎ、点と線でVault内のノート同士の関係を表してくれる機能です。

ただ「だから何だ」となってしまっているので「救いたい」のです。

ローカルグラフはリンク確認に役立つ

グラフビューの機能はVault全体を見る以外に、現在のノートとのリンクを可視化する「ローカルグラフ」の機能があります。

コマンドパレットより

実際に見てみると以下のようになります。

「2023-01-05」でローカルグラフを開いた様子

ここの設定上で深さを変えると、何リンク先までグラフ化するかを選択できます。
「2」を選択すればプラグイン「2 hop links」と同じように2つ先でリンクしているノートを抽出することができます。

MOC(Maps of Contents)の場合、多くのリンクは階層になっているためあまり有効活用できない気がします。
強いて上げるなら「ここの階層が揃ってないな」といった確認はできそうです。

一方でノートが時系列に沿ってリンクしている場合は現在のノートから前後に遡ることで俯瞰して流れを確認するような使い方ができそうです。

  • 時系列プロット

  • 仮説→検証→新しい仮説

みたいなところでローカルグラフを見るとなにか・・・わかったりしますかね?

グラフビューは脳みその解剖図

グラフビューはユーザーの脳がどれくらい拡張されたかを示していると言っても過言ではありません。

以前のVaultのグラフビュー

リンクされていなかったり少なかったりするものは外側に、リンクだらけのものが内側に来やすく、他とくっついてない集団は小宇宙を形成していたりします。

こういう部分から「この塊どっかとくっつかないかな?」とか考えてみるのも良いかもしれません。

除外や色分けが可能

ジャーナル(デイリーやウィークリーのノート)はフロー情報(その場限りで忘れてもよい情報)として運用しているので、こういったノートは除外できるとありがたいです。

他にもノートのテンプレートはリンクはないと思いますのでグラフビュー上になくてもよい情報になります。

グラフビューの設定でこれらの除外や色分けが可能です。

新Vaultのグラフビュー。右上の検索窓内のフィルター設定で除外指定しています。

私は機能美を大事にしたいタイプの自覚があり、こういった細かい設定によってグラフビューが活かされるのは大事だなぁと思っています。
ありがたい機能です。

考慮すべき点

ネストタグのネストはリンクしない

グラフビューではタグの表示も可能です。
が、過去の回で触れましたがネストタグの親子タグ同士は繋がりません。

「タグ同士をつなげることができない」と言う方が正確かもしれません。
なのでグラフビュー×タグのシナジーを感じられるのはまだ先になりそうです。

それぞれどう使うか

グラフビューは仲間はずれ探しと経過観察?

リンクがないノートが外側に弾き出される仕様のため、リンクしていないノートを探すのに使えそうです。

定期的に見直すことでVaultが健全に運用されている(ノートがきちんとリンクされている)ことを確認できるだけでなく、スクショしておけば”脳”がどれだけ成長したかをその大きさや繋がりの複雑さから実感することができそうです。

私はあまり興味ありませんが、好きな人も一定数いそうです。
この辺は性格でしょうか。

ローカルグラフはリンクの確認?

正直、書き始める前は「ローカルグラフ」の方が具体的な用途がありそうだと思っていたのですが、書いていくにつれ用途の具体性を見失いました。

でもリンクを確認できます!
ノートを移動する手間も減るかもしれません!
使いましょう!

次回予告

次回からはObsidianでのプロジェクトマネジメントに踏み込んで行きたいと思います。

の前に、ノートの分類方法について書籍等で漁った情報をまとめたいと思います。

乞うご期待。

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