【Obsidianぶらり旅 #5】Obsidianを使っているとファイル管理が上達する
どうも。Obsidian使い続けて2年半、オーピーです。
最近はもう書くことがないなぁと思いながらもObsidian自体はずーっと使い続けているので、新たな気付きや学びがあると「記事のネタになるやつやー!(※関東人)」となります。
あ、おれ今MOCしたな
職場の資料やデータ管理は基本的にWindowsのエクスプローラー的なやつで行っています。階層型ファイルシステムというやつです。社内サーバーにフォルダを置き、中身をある程度整理して運用しています。
そこに必要なファイルを直接作成・配置したり、あるいはほかの場所で作成した資料のショートカットを持ってきたり。
ファイル数が少ないうちは、だいたいどの辺に目当てのファイルがあるか見当がついていたりして、特に困ることはありませんでした。
ですが運用期間が長期化するほど資料も増えていき、そんなこんなしていると、フォルダ内のファイル数が多くなりすぎてスクロールが必要になったり、ファイルの並び順が順不同で感覚的にアクセスしづらいと感じるようになりました。
そうなると、ファイルを目的別にフォルダ分けしようとなるわけです。
で、フォルダ分けしたわけですが、そこで思ったんです。
あ、おれ今MOCしたな。
Obsidianの思想がファイル管理にも活きている
職場では職場のルール(ほかの大多数が運用している方法)にのっとって資料やデータを管理しています。上で述べた、階層型ファイルシステムです。フォルダを作成し、Excelなどの各種ファイルを置いて共有するようなやつです。
Obsidianをひけらかすようなことはしていません。ここはまだ私だけの秘密の花園です(言い方)。
で、この職場でのフォルダやファイルの運用にもObsidianの思想が色濃く出ているなぁということを上の気づきの後で再認識しました。
MOC
MOCとはMap of Contents(コンテンツの見取り図)の名の通り、ノートを意味のあるまとまりごとにグループ化して整理しようぜ、というものです。
最初はインデックスノート的なものに関連するノートをすべて洗い出し、追加していって、数が増えて見づらくなったらグループごとに見出しをつけてインデックスノート内で分けてみる。もっと増えたら見出しごと新しい(インデックス)ノートに分割してもいいかもね、的な思想。
こうすることで、ノート数が増えすぎることによる管理効率の低下を防げているように思います。
新たなインデックスノートを作らなくても見出しなどでグルーピングできるのがObsidianの特に良い部分だと思います。
他の関連ノートが同じノート内に見えているので、そこから新しいつながりが見いだせるかもしれません。これはインデックスノートを新たに作成・リンクして階層が変わってしまうと見えにくくなる部分です。
とはいえ、MOCの思想自体は逆輸入というか、階層型ファイルシステムでも実際に行われていた内容な気がしなくもないです。ただ自分自身は日々のファイル管理方法について自覚的ではなかったですし、やはり階層型ファイルシステムにはこうもり問題がついてまわります。
MOC慣れしてからは一つのノートがいくつものグループに所属する感覚が当たり前になりました。ファイル管理の際も必要に応じてショートカットを適切に配置するなどアクセス経路を整備するようになっています。
LYT
Linking Your Thinkingは、平たく言えばノート同士をリンクしよう、というやつです。
組織で仕事をするときは、他人の作った資料を参照する必要もあるわけですが、自分がちょくちょく出くわすのが
このグラフの生データどこよ
この間のあの資料は絶対このフォルダに入っているべきだろう
みたいなことです。あるべき場所になかったり、データとグラフのつながりが絶たれていたり。
そういったこともあって、自分自身はショートカットやハイパーリンクをかなり多用するようになりました。
知識を成長させる、みたいな文脈よりはトレーサビリティを重視したものですが、これもObsidianでそういった使い方をしているとか、運用方法について思案した結果、自分に刷り込まれたものなんだろうなぁ、と思います。
フォルダやファイルをノートに見立て、リンクやショートカットでつなげていく。Obsidianのようにバックリンクの確認やGraph Viewでのつながり確認などはできないのが難しいところですが、役に立つ思想だなぁと思っています。
さらにはこういった気づきがまたObsidianの運用にも活かせそうだなぁと、今書きながら思った次第です。
どこに書くか迷うこともあるさ
職場のExcelやパワーポイントにデータをまとめると、Obsidianには書けません。というか両方に同じことを書くのもなぁ、と思ってしまいます。
ので、現在の個人的な棲み分けとしては
Obsidianには「次こうしたらいいのでは」みたいな気づきをメモし、タスクかしていく。
職場でデータの取得・整理・まとめを行う。
得た知見のみをObsidianに整理する。
1に戻って繰り返す。
みたいな感じに現在は落ち着いています。
自分だけが使うツールだからこそ、自分の能力と環境にあったカスタマイズや使い方ができるObsidianはたまらんのかもしれないな、と思いました。
現場からは以上です。
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