ワシントンとオレゴンのワイン輸入してます。

オルカ・インターナショナル株式会社というワインの輸入業社の雇われ共同社長をしています。…

ワシントンとオレゴンのワイン輸入してます。

オルカ・インターナショナル株式会社というワインの輸入業社の雇われ共同社長をしています。オーナーはワシントン州出身のアメリカ人。ですので私たちの輸入するワインはワシントン州とそのとなりのオレゴン州のワインがメインです。社内で共有したワインの情報を忘備録的に書き記してます。

最近の記事

ナパ・ヴァレーのディスラプター??

2023年も終わります。気がついたら3か月もnote書いてませんでした!世の中はどんどん流れ・・・知らない言葉もたくさん増えていきます。いろいろ脳みそがついていきません。(退化するばかりなのに・・・) そしてディスラプターです。「disruptor」って英語みたらなんとなく意味はわかるけど、辞書でチェックしたら一番に出てくるのは・・・ ・・・いや、絶対チガウと思うし。。。。検索したらたくさん答えが出てきました。2024年になるまえにギリギリ新しいワードを覚える事が出来て良

    • L'Ecoleの昔のラベルの話

      世界のTOP100ワイナリーに17回も選出され、世界一のボルドーブレンドワインにも輝いたことのあるL'Ecole41の40周年記念ボトルがリリースされました。 昔のラベルは子供の手描きラベルでスゴイ可愛かったんですよねー。でも10年ちょっと前に、歴史を感じる現在のラベルに替わりました。替わってすぐの頃、私はワインショップ数店の統括バイヤーをしていて、「絶対前の方がよかったのに・・・」と当時のオルカインターナショナルに文句言ったもんです(笑) 今回40周年ボトルが、なんと!

      • ハリウッドがストライキだからワインを飲もう(造ろう)!

        Wine Enthusiast誌にKyle MacLachlanの記事が載っていました!相変わらず男前です。 カイルはワシントン州のワイン産地ヤキマの出身でそこでワインを造っています。ありがたい事に私達オルカインターナショナルが彼のワインPursued by bearを輸入しています。 2019年にはカイル本にが来日し一緒にセールス・プロモーションをしました!東京に来てよかったと思える仕事だったー。ハリウッド俳優とずっと同行できるなって考えてもなかった! ”カイル・マク

        • 新しい動画つくってみました。

          何度かぼやいていますが、コロナ禍が始まり私の新しい技術(?)として動画編集が出来るようになりました。 いや、覚えました。 ワインメーカさん達の生の声を届けるのが私のメインの仕事だったハズなのに、すべての来日がキャンセルになってしまった。他社インポーターさんはオンラインで繋げてイベントしたりしてるけど、時差もあるので日本側もアメリカ側も負担が大きい、しかもあれをするには陰で支えるスタッフがたくさん必要・・・何より私に出来る気がしない・・・という理由でオンライン・イベントはやり

        ナパ・ヴァレーのディスラプター??

          ピノノワールのクローン比較試飲

          来週、セミナーをさせていただくことになっています。 ですのでセミナー資料をつくっているのです。が、あっちこっちに興味が飛んでなかなか進みません。 さすがに、自社取扱のシャイド・ヴィンヤーズのことは頭に入っているので置いておいて・・・ モントレーのビデオ見てみたり・・・ (モントレーのワイン産地のことはわかってても、観光地の事知らない😂) うっかり、UC Davis(カリフォルニア大学デイヴィス校はワイン醸造&ブドウ栽培における世界TOP3の大学です)のピノノワール・ク

          Monterey AVA モントレーワインの話(2)

          こちらの続きです。 これを訳しただけです↓ 今どきWeb翻訳で誰でも読めるけどさ。 モントレーには10のAVAがあります。うち5つがモントレーAVA内にあるAVAです。 モントレー カーメル・ヴァレー サンタ・ルシア・ハイランド シャローン アロヨ・セコ サン・ベルナーベ サン・ルーカス サン・アントニオ・ヴァレー ヘイムズ・ヴァレー ガビラン・マウンテンズ ↑ちなみに順不同・・・私が覚えやすい順番です。 1. モントレー Monterey

          Monterey AVA モントレーワインの話(1)

          散々オレゴンワインとワシントンワインの輸入をしています。と言っていますが、カリフォルニア州モントレーのワインにも力を入れています。 モントレーワインやAVAを詳しく説明した日本語サイトってないなーと思ったので、下記のモントレーワインの協会のページを訳してみました。(例によって備忘録ですので長いです。) ちなみに、モントレー・カウンティ・ヴィントナーズ&グロワーズ・アソシエーション(MCVG)の代表はシャイド・ファミリーワインズのJohn Holderさんで、私達オルカ・イ

          The Viceナパのビデオ編集しました

          ワインメーカーさん達と話をすると、必ず「何か出来る事はないか?」と聞かれます。必ず何かをお願いしようと思うのですが・・・大体なんかお願いすると、そこには翻訳・通訳作業が後から自分にのしかかってくる訳です。 今回、 ナパのThe ViceのワインメーカーMalekに同じことを聞かれた時には、 「来日した時と同じように、お客様がMalekから直接ワインの説明を受けてる気持ちになれるビデオを撮って送って!」 とリクエストしました。彼は自分でビデオ取るとか嫌いじゃない人なので・

          低アルコールワインがそんなに嫌いか?

          と、見出しだけ見て構えて読んだ記事ですが、結果的によい記事でした(笑) https://www.sfchronicle.com/food/wine/article/low-alcohol-abv-wellness-17802574.php ワイン業界の仲間の皆さんにも、時々なんでそんな邪道なワイン輸入してるの?と顔をしかめられたりもします。 その気持ちもわからなくもないです。私もそう思ってました。でも信頼しているファミリーとチームが造ったワインなんです。 そして、何より

          低アルコールワインがそんなに嫌いか?

          Charles Smith ロングインタビュー 7

          パート7 電話してみたくなる・・・ワシントン州のアイコニック・ワインメーカー チャールズスミス。最新のインタヴュー音源の文字起こしをしました。最終話です! その1はこちら https://note.com/orcawine/n/n1ea5b8d05bca 元になったインタヴューはこちらです。2時間もあります(>_<) https://radiomisfits.com/twm251/ インタヴュアー:(以下 I )では、プリミティーヴォに行きましょう。 チャールズ:

          Charles Smith ロングインタビュー 6

          パート6 つくづく興味深い人だと思うワシントン州のアイコニック・ワインメーカー チャールズスミス。最新のインタヴュー音源の文字起こしをしました。 その1はこちら https://note.com/orcawine/n/n1ea5b8d05bca 元になったインタヴューはこちらです。2時間もあります(>_<) https://radiomisfits.com/twm251/ 理想に近づく (インタヴュアー:以下 I )ところで、ソノマに何をしに来たのですか? (チ

          Charles Smith ロングインタビュー 5

          すでに、パート5です!ワシントン州のアイコニック・ワインメーカー チャールズスミスの最新のインタヴュー音源の文字起こしをしました。 その1はこちら 元になったインタヴューはこちらです。2時間もあります(>_<) キングコール (C)さて次はプリミティーヴォにする? いやせっかくカベルネを飲んだんだからプリミティーヴォは最後にして、キング・コールにしよう。 キング・コール2018だ。 カベルネが75%、シラー25%。キングコールはストーンリッジ・ヴィンヤード100%。

          Charles Smith ロングインタビュー 4

          ワシントン州のヒーロー・ワインメーカー チャールズスミスの最新のインタヴュー音源の文字起こしをしました。 その1はこちら 元音源はこちら サブスタンスCS チャールズ(以下C):次はサブスタンスCSをテイスティングしよう。 (C)口に入れた瞬間に強烈に凝縮したフレーバーを感じるだろう。長いミネラル感、シルクの様な舌触りと芳香、、、、君たちの感想は? インタビュアー(以下 I ):ラベルにも書いてある通り、間違いなくカベルネのアロマがある。 (C)消費者がこのワイ

          Charles Smith ロングインタビュー 3

          最初から読むならこちら↓ ↑このラジオの文字起こししました。どんどん話が飛んでいくよー。 インタビュアー (以下 I ):今年のヴィンテージがどんな感じか、今、何が行われているかを少し話してもらえますか? チャールズ(以下C):今年のオレゴン・ワシントン、たぶんアイダホも120年で最も気温の低い春で、一番早い夏の訪れだった。そして8月9月も今まで見た事がないくらい順調で本当にびっくりするほどだったんだ。そして今現在は通常よりも3週間も遅れている。ご存じのように、PNW地

          Charles Smith ロングインタビュー 2

          前の記事はこちらです。 ↑このインタビューの文字起こしをしました。 ヴィオニエ インタビュアー(以下 I ): 今グラスにはKのヴィオニエ・アート・デン・ホードが注がれている ( I )もう一つ質問なんだけど、チャールズがワインを造った最初の年は、カスタムクラッシュ用の醸造施設はあったの?それとも誰かと仲良くなって使わせてもらったの? チャールズ(以下C): その頃は、カスタムクラッシュなんてなかったよ。ワラワラヴィントナーズのGordy Venneri と Myl

          Charles Smith ロングインタビュー 2

          Charles Smith ロングインタビュー 1

          noteをはじめてもうすぐ1年。社内共有のネタをもったいないからnoteにも コピペしようと思って始め、、、来年もそうするつもり。 今回、ワシントン州のヒーロー・ワインメーカー チャールズスミスの最新のインタヴュー音源の文字起こしをしました。 自分で楽しく聞いてる分にはよかったけど、2時間のインタビュー、しかもアルコール入り会話の文字起こしは時間がかかりました。何度もくじけかけたけど、話してること自体がとにかく面白かったのでがんばってみました。めちゃめちゃ長文です。さすが