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プロパートナー(副業エンジニア)とスクラム開発をどうできるのか?

こんにちは!インバウンド(訪日旅行)が再開し、海外旅行需要の本格的な回復にも期待している、令和トラベルCTOの大浦です。そして明日よりNEWTリミテッドサマーセール2022が開催します!


さて、いきなりですが、スタートアップ特に初期は、フルタイムのエンジニアを採用が難しいです。一方で、副業で優秀なエンジニアの方々がスタートアップを手伝ってくれるケースは増えており、特にスタートアップ初期は、プロパートナー(令和トラベルでは、副業や業務委託契約のエンジニアのメンバーを、PPまたはプロパートナーと呼んでいます。)さんとフルタイム正社員が混合している開発チームも多いのではないでしょうか?

そのような開発チームで、(働く時間や、ロケーションが異なる開発チーム)の開発プロセス、メソッドやノウハウがあれば、ぜひ情報交換したいです。

これの1つの型があるとすれば、サブチーム(または一定の割合にPPを抑える)または独立したプロダクト開発チームとして分けてしまうのが、1つ方法だと考えますが、現実、スタートアップ初期のPPさん混合チームで、かつワンチームで上手くいく方法を短期的に模索中です。つまりスクラム開発がどうできるのかという話になります。

PPさんとのスクラム開発

いろいろ試行錯誤していますが、特に意識してる部分を箇条書きにしてみました。なお、できていることと、できていないこと(これから目指すもの)を含みます。

  • タスク分割を1人日以下に分割する。
    スクラム開発では、タスクを細かく分解することが推奨されているので、PPさんとの開発にもとても適しています。なぜなら、PPさんには本業があり、稼働できるのは平均すると週に1-2人日となるため、1人日以上のタスクをPPさんに渡してしまうと、タスクのずれが、大きくスプリントをまたいでしまうこともあり、納期遅れやコンフリクトの原因になってしまいます。

  • Nice to haveのタスク
    スプリントには入らないが、いつかやりたい重要度の高いタスクをNice to haveなどのリストや優先区分に入れておき、余力がありそうであれば自ら取ってやってもらいます。これが難しければあらかじめNice to haveタスクを多めにアサインしておきます。そういうタスクを十分にReadyにしておくことも重要です。

  • プルリクエストは分割する。
    タスク同様、プルリクエストもなるべく分割して、基本週1でマージ可能な状態として上げてもらうのが望ましいです。仮に大き目のタスクも、リリースフラグなどをつかうなど工夫しながら出来るだけ本番に影響を与えないようにして早めにマージしていくのが理想です。

  • 週1のハドル
    PPさんとデイリーハドルは、稼働時間の制約上できないため、PPさんと週一のハドル(同期的コミュニケーション)は最低限実施し、ここでタスクと仕様のすり合わせを中心に丁寧に実施する。

  • Specの完成度を意識する
    デイリーハドルなどで日々、同期的に意識合わせができない分ため、DoR(Definition of Ready)を明確にして、PRD(要件) Specの完成度にはこだわります。およそ80%を目指すとよさそうです。エンジニアがSpecからタスク分割する際に、残り20%ほどをSlackでの非同期コミュニケーションで、解決できる状態を目指す。

結果、基本的に、上記のポイントはスクラムガイドの内容に帰着するのですが、その他にも経験やノウハウをお持ちの方はぜひ、情報交換していただけると嬉しいです。

https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

なお令和トラベルは、働き方も多様性のあるエンジニアチームにしていきたいと考えています。少しでも興味をもっていただけましたら情報交換からご連絡お待ちしています。
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