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3.乳癌かも、と、不安な気持ちから確定、決断

<病気が確定するまでの経緯>


家で夜、仰向けでかなり丁寧にセルフチェックしてみて、固いしこりを感じ、病院予約。
過去に、市町村でのがん検診で要検査、地元の乳腺のクリニックで石灰化の部分があることが分かっていました。ですので、迷わずそのクリニックを予約しました。

以下は通院の時系列です。
初日 触診/エコー/マンモグラフィー/MRI 10,620円 病院滞在時間3時間半  
3日目 生体検23,150円 滞在時間1時間
17日目 CT 超音波造影剤 告知
22日目 お医者さん自身のエコーの後 手術等相談

初日に、MRIまで進んだので、ほぼ確定だと思っていましたが、はっきりするまでは、とてもとても不安な時間でした。

とくに子どもの前では普段通りふるまうのは辛かったです。
もし、私が、確定までのあの時に戻れるのなら、抗がん剤の治療の期間よりもメンタル面で「よく頑張ったね」と言ってあげたい期間です。
不安ながら、同じ病気の友達がいなかったので、誰にも話せませんでした。
ですが、話さずにいてよかったと今は思っています。

<乳癌とお医者さんに言われた時>

続く検査で覚悟していたので、大きく乱れる態度はありませんでしたが、先生の言葉に対して、反応できませんでした。
暫く黙って固まっていたんだと思います。先生に「大丈夫ですか」と言われ、咄嗟に「大丈夫です」と条件反射のように答えました。
そして短い説明を受け、
私の癌は、Her2陽性のトリプルポジティブというタイプで、グレード3.
「転移しやすく進行のはやいもの、最も顔つきの悪い種類」と言われました。そして続いた言葉が「ただいい薬が見つかったので、何十年も生きましょう」でした。
その時は、何が何だかわかりませんでした。
当時の先生に言われたメモを見ると、まさにどこがポイントわかっていないできの悪い子のノートみたいです。
もし今後通院の予定の方がいらしたら、お伝えしたいのは検査結果の紙をもらうなり、スマホで撮影すべきということです。

病院側は家族同伴出来てくださいというので、夫に仕事を休んで来てもらいましたが、私はひとりで十分説明きけたと思います。家族なり周囲の人の物理的な支えが必要なのは、退院の時と抗がん剤治療の期間だと思います。病院も、患者(私)の性格にもよるところと考慮して、自分で家族同伴かひとりで聞くか、選択できるといいと思います。

<全摘に迷い無し,再建もなし>


全摘か温存かのお医者さんの説明の際に、言葉の端々から全摘をすすめていることがわかったので、迷うことなく全摘を選択しました。
私は、乳腺専門の「診療所(クリニック)」に通っていました。「病院」と「診療所(クリニック)」の違いは、入院患者用のベッドが20床以上あるかないかだけなんですね。
私が告知された「診療所(クリニック)」で手術はできません。と考える間もなく、「診療所(クリニック)」と連携している病院を紹介してもらいました。調べたら、その病院は手術数も多く評判もよかったので、「診療所(クリニック)」の紹介で手術日を決めてもらいました。
その際に、同時の再建を希望すると、手術日がもっと後になると言われました。
とにかく、一刻も早く取ってもらいたかったので再建のことは後回しにしました。


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