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8.悲しかったこと。嬉しかったこと。

<悲しかったこと>

癌であることを、相手から突然言われても返す言葉に困りますよね。なのに、私は、自分で伝えることに意義があると勘違いしていました。病気を告知されて周囲にとにかく言ってました。
結果的には、皆さんに言葉を探させる苦労をさせてしまいました。
そして、自分ののぞむ言葉でないと、不満だったんだと思います。それを傷ついたという表現をしていました。
しっくりこなかった言葉を紹介します。

〇私の友達も治っているから大丈夫だよ、というコメント→いやいや、そんな曖昧な言葉、うのみにできない。応援してくれている気持ちはよくわかります。
〇「大丈夫」という言葉→なぜ大丈夫ってわかるのかなーと思っていました
〇なんで病気がわかったの?→聞きたいかもしれないけれど、あなたとそんなに仲良くないので、説明する気力がないわ
〇ステージは何ですか?→元々苦手な人だったので回答を濁しました
〇若いのにかわいそう→憐みはきつかったですね、ひねくれすぎかな。
〇伝えた時に私の様子から、なんで泣かないの?→泣いて治るなら泣きますよ、なんでそんなこと聞くのか逆に聞きたかった
〇たまたま持ってたお守りをくれた→うーん、神頼みはほどほどでいいかな
〇元気になったら温泉に行こうね という励まし→私、全摘の胸見られるのいやかも。きっと友人はそこまで思いが至ってないだけなんです

私は、相手に過度な期待がありました。
自分にあった励ましの言葉がもらえる、気の利いたアドバイスがもらえる、など。
でも、そうじゃないんです。
私は病気になって、自分がつらいから、みんなわかってくれて当然と思っていました。
そうじゃないんです、誰もが何か辛いことを抱えているものです
言うか言わないだけです。

仕事に戻ってから嫌だったコメントです。
〇髪の毛伸びたねー→敢えて触れなくてもいいのではないかな。
〇仕事無理させられないからねー
→結局、癌患者と健康な人の間には壁があるのだと思っています。
ですが、これも、もし自分が雇用側だったら、健康な人が望ましいのが当然です。
病気を告げて退職をすすめられ、仕事復帰しても「無理させられないから」、で、私干されいるのかもしれないと思いますが、私が働く理由は一つ、お金のためです。目的がはっきりしているので大丈夫です。

<嬉しかったこと>
私が、嬉しかったコメントは次の2つです
〇合う治療が見つかるといいですね
〇治療に旅に行ってらっしゃい
ですので、同じ言葉をこのブログを見ていらっしゃる同病の方にお伝えさせてください

治療の旅に行ってらっしゃい
あなたにとって合う治療が見つかるといいですね


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