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あるがまま、ありのままの自分でいい、に悩むあなたに効く考え方

私が人間関係に悩む中で、あるがままでいい、という概念に出会ったのは実は高校生の時。「森田療法」という精神療法を本で知った時になる。苦手なことにハラハラドキドキしながら、それを包み隠さず何とか挑戦していけば、最後はその緊張がなくなっていく、というようなロジックを持っている。高校生の私にはとてもありがたかった考え方で、それをきっかけに大学は心理学科に進み臨床心理学やカウンセリングまで学んだ。

ただ、結局は問題は解決しなかった。あるがままであればいい、で解決する問題であれば、きっと問題は単純明快であるはずだ。しかし、自分があるがままであると、たいてい困る。自分自身はこうしたいけど、社会のルールはそうではない、というようなケースはよくあるだろう。私は目の前のケーキをすべて食べたいのだけど、目の前に3人いるから4等分しなければいけない。社会は自分の好き勝手は通らない。どこまで自分のやりたいようにし、どこまで社会と折り合いをつけなければいけないのか。

ここに書く話は、「悩むあなたに効く考え方」と表現したが、実際は、数年前まで悩み続けた「私に効く考え方」そのものだ。やっとここ数年で、楽になれたが、そこまで四十年はかかっている気がする。誰かも同じ悩みを持っていて、誰にも明かせないまま苦しんでいるのではないかと思い、このnoteを作った。私の人生の中で長年どうにもできなかったこの悩みが、ここ数年で開けた経験を文にしている。

この考え方を明かすことで、誰かの人生が楽になり、道が開けていくとうれしい。そして、もし大事な人に同じ悩みで苦しんでいる人がいるならば、この話をしてあげて欲しい、と思う。


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