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ハザカイキ 完!✨️

2024年5月6日(月)
ハザカイキ 大千穐楽🎊
おめでとうございます!!㊗️

しばらく通った新宿とも、ハザカイキともお別れ。
東京公演にて週に1回は見れていたので、
行く度ブラッシュアップされて(そりゃそう)
改めて生物っていいよなぁとしみじみしちゃいました。


さてさて。
今回の舞台「ハザカイキ」、内容があまりにもタイムリー過ぎたことや、素ん晴らしい演出のおかげで他人事のようには一切思えず、コレを観劇した経験を自分の人生にどう投影するかばかりを考えた数週間。

観劇後に思ったことや、暫く考えて落とし込んだことを記録としても書き連ねておこうと思います。




📒記録





「パラダイス」と比較すると、場面をあれこれ考察する必要がないくらいに分かりやすく、受け取ったものをそのまま昇華すればよくて。
その分見る度に自分が持った感想があっているかどうかを答え合わせする作業感が強かった気がしている。
どんな人間と思考が似ていて、どんな人間に対して嫌悪感を抱くのか。

観劇の度に書き留めておいた感想を読むと
やっぱりあこがれも含めて里美と考え方は似ているなぁと思った。
時代に柔軟でありたいけれど、流されっぱなしにはなりたくないし、そんな自分を分かってくれる人が近くに1人いたらそれで充分。
最上級の幸せだと思う。

これはふせったーにも少し書いたけれど、
里美が伸二に対して
「私はそういう人たちに対して
理解はしているつもり」と言っていた場面。
私も全く同じ気持ちで生きてきたつもりだった。
でも、初めてハザカイキを見た時、まさか裕一と伸二のキスシーンを見せられるとは思っていなくて。
「男女がくっつくもの」
という偏見を持っていた事に気が付いて、結構傷ついた。幕間でそんな話をしていたから余計に。
ある意味これが舞台作品の中で得たものだったから良かったかもしれない。
現実世界なら無意識に人を傷つけてただろうしね。


それからスナックのシーン。
アケミさんみたいな人も、ヒカルちゃんみたいな人もほんっとにいる(笑)
そんで感じたのはヒカルちゃんみたいな人間がめちゃくちゃ苦手。
自分の過去を盾に私刑をしてもいいと思っている感じが特に。
だから香が謝罪会見で思ったこと全部言ってくれた時はかなりスッキリした(笑)

巧妙だな~と思ったのは
アケミさんが伸二の胸をガッと触ってもセクハラとしては受け取られず、女性→男性の接触はボディタッチとして認識させられること。
その逆だと簡単にセクハラとして認識されて、ヒカルちゃんは裕一を週刊誌に売った。
アケミさんとヒカルちゃんっていう人の違いはあるけれど、本当に人の違いだけなんだろうか。
セクハラになるかならないかのボーダーラインってどこなんだろうね。
裕一も言ってたけど
「男が女性って言わなきゃいけないなら女性も男性って言えよ」
みたいなことと似てるような気がしてる。


似たようなところで言うと、橋本浩二とマネージャー田村の関係も。
言葉遣いが荒くて物に当るところ、気に入らないと損得よりも自分の気持ちを優先するところ、その盾として「娘のためを思って」を使うところ、でも尻ぬぐいは全部田村に任せるところ。
それが仕事だからとか、それがこの業界で生きていくためには必要だからと言われてしまえばそれまでだけれども、田村はモラハラだと訴えた。
そんな場面に実際なってしまったら、まぁ本人に直接は言えないよね。
そこから逃げるか、訴えるかの二極になる気がする。
田村は「橋本さんと向き合うことから逃げてしまいました」と言いながら土下座していたけれど、
立派に向き合ったと思う。
橋本浩二に変わろうと思わせ土下座までさせたのだから。
田村と浩二にとってはこれが正解の形なんだろう。
何度でも思うけど、世の中の結構厄介な頑固者たち
みんな浩二みたいに変わろうと努めてくれたらな~!!!


初日に好きだなと思って
最後まで思い続けてたシーンがあって
加藤勇の釈放されたあとの緊急放送の場面で

「皆さんの人生を有意義なものにするために使ってほしい」

と自分の起こした事件を世間に訴えるところ。
この言葉を聞いたからこそ余計にハザカイキを自分の人生に落とし込もうとする作業感が強くなった気がしていて。
この一文が、観に行った人たちに対しての三浦さんからのメッセージなのかもしれないと受け取っている。

舞台作品ってなかなか映像として残らないことが多くて見たいと思った時に見られないことが残念ではあるんだけれど、結局生で観ないと衝撃とかその日のお客さんの空気とか、その場でしか味わえないものがあるし、毎公演幻のような時間だから、それが映像に残るとなると、切り取られて消化されてハイおしまい。って全然良さが伝わらないと思うの。


何回か観劇している人がふせったーで吐露しているところをちらほらと見かけたんだけれど、

里美が伸二を家に呼んで
「浮気してるでしょ」
の場面と裕一と伸二のキスシーンで笑いが起こる回があった。
私も一回そういう回にあたった。

は?なんで、ありえない、ふざけんな
みたいな感想は全く持たなかったけれど
自分にはない笑いの感覚で。
私自身が思っている
「多様性を理解して受け入れよう」
と思っている感情を否定された感じがしてしまって
すごくショックだったことをよく覚えている。

別にいいんだけどね、これは舞台だし、
芸術として昇華していくものだから
誰がどんな感想を持っても問題はない。
ただ受け入れてもらえない層が一定数いると
直面してしまったからこその衝撃だった。

映像にするなら選ぶだろうから無いとは思うけど、
もしこういう回が映像に残ってしまったら、
生で観劇していない人たちに届いてしまったら、
本質とズレたところでずっと論争している気しかしないしそれが怖くて仕方ないので、映像化はしなくていいと思っている。

同じ座組で何度でも観たいと思う気持ちは
一緒だけれどね。

前言撤回
Hulu配信ありがとうございます‼️‼️‼️
😭😭😭😭

擦り切れるほど観ます。(ビデオかい)

毎回素晴らしい作品と出会わせてくれて
ありがとう、丸ちゃん!



🗻丸山さんのお芝居

去年とはまたタイプの違う重量級の作品に取り組まれていた丸ちゃん。進化が本当にすごい。(語彙力)


人が恐怖に陥る瞬間の表情をあんなに繊細に
表現出来るんですか、丸山さんって人は…


梶くんの時は目の前で人が人じゃなくなる姿を見せられ、それでも見届けなければいけない状況にあって、チック症状のような何度も不自然に瞬きを繰り返すことで恐怖や衝撃を表現していて
(それだけじゃないけど)

今回は自分は安全な場所に居ると過信していたが故に引きずり降ろされた時の恐怖や不安を、表情然り震えや、同じように瞬きの仕方や、目から光が無くなったりとか、ここまで何作品も取り組んで来た舞台の一旦の総括!みたいな。

誹謗中傷の海に投げ込まれて布団にくるまって怯えている姿も、そのあと伸二にキスされて面食らった顔とか、あまりに切なくて。

表情から感情を読み取ることは無意味と言われても、結局探りたくなってしまうのが人間の性…

ぜひとも丸山さんの言語化した感情を聞いてみたいものです。




…いや、やっぱり怖いからいいかな…!!汗



あと、作品が重いとやっぱりどこかに可愛いポイントを探しに行ってしまうのが癖なんですが、一幕終わりに吐瀉物をあびて、そのあと幕間でブォォ~と乾かされていることを想像するとめちゃくちゃ愛おしかったです。
でっかいワンちゃんかな…かわいいね…
(やめてください)



p.s.
いい仕事が出来て歩道橋の上で満足そうな顔しながらタバコ吸う所と、お家で原稿書きながら片手間にタバコ吸う所と、里美と話しながらタバコ吸う姿が好きでした。(全部タバコじゃねえか)




🌾類は友を呼ぶ 


観劇後にあーでもないこーでもないとお友達と喋りながら出てきた一説。

この座組、多分全員人たらし。


ご存知でしょうけれど座長は
我らが人たらし、みたらし、こと丸山隆平さま。
人から愛される才能の持ち主。

ほかの演者様方はカーテンコールの様子だったり、それぞれのSNSから得た印象でしかないですけれど…(以下主観)


○カテコの度に丸ちゃんとアイコンタクトを取りながらにっこりしたりいつも楽しそうな様子だった風間杜夫さん。
大ベテランの風格とは打って変わってとてもチャーミングなお方。
レポしか見てないけど、大阪公演の方がなんとなくカーテンコールの様子が柔らかい印象…!


○丸ちゃんとの舞台は2度目のほなみさん。
裕一と里美のやりとりのはずなのに、慣れてきた頃のアドリブでは中の人を彷彿とさせるような関係にも見えたり…。笑
(ほなまる、めちゃくちゃ好き🤦🏻‍♀️)

東京千秋楽のカテコでは恒松さんの手を取ってエスコートしながらはけていく姿も。

○手を取ってもらった恒松さんもほんっっとに可愛らしい笑顔で一緒にはけていって、そんな様子を見た丸ちゃんもニッコリ。

めちゃくちゃいい空気感……………


○女性陣はどうやら全員楽屋が同じだったみたいで、毎日面白くて、笑い皺ができた!
と大空ゆうひさん(ゆうひさんのXより)


○ヒカルちゃん役の青山さん。
大好きおもろー先輩こと横山由依ちゃんとのツーショット。📸
(大好きおもろーと言える感じが凄い人たらし感)


○アケミさん役のボブ美さん。
SNSで丁寧にお返事されている所を見かけたり、共演者の方々とも仲良くされている姿をみたり、アケミさんはきっとそのままボブ美さんなんだろうな〜と感じて、これは私がニッコリ。
アケミの色々は抜きにして、人としてとても好きなお方、いてくれるだけでなんだか安心出来る存在。
(私が!)


○観に来てくれた方々とたくさん写真を撮っていた勝地涼さん。
来てくれた方一人一人にコメントを残して、ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大くんとのツーショを丸ちゃんに撮って貰っていたり、エキストラチームの皆さんと写真を撮ったり、全方位への気配りが手厚い。
言わずもがな、裕一と伸二のアドリブシーンも息ぴったり!
どうやら、男性陣も楽屋一緒だったみたいですね🧐
(ベーコンポテトパイの動画みました。)
ちらりと写っていた風間さん、やはりチャーミング…


カテコで歩道橋の上にいたエキストラの方々も毎回客席をじっくりみてかみしめているような様子の方が多くて、ここに書いた人以外もみんな人たらしなんだろうな〜と何となく感じて。
こんな人間くさい作品を書いてしまう三浦監督もきっとそう。

『類は友を呼ぶ』じゃないけど、丸ちゃんだから集まったご縁なんだろうと勝手に思ってます。

丸ちゃんのヲタクで居られて幸せだよ私、、、、、




🐓個人的すぎる話(飛ばして~)


コロナ禍で世の中がストップして、家にいる時間が長くなって嫌でも自分と向き合わなければならなかった時に、そもそも自分とはどう言う人間なんだろうかと考えた時期があって。
特に毎日決まった時間に考えるとかではなくただ漠然と。

こんな事が好き、何故それが好きなのか…とか
これは嫌いで、それは何故なのか…とか
とにかく何でもかんでも気になった事象に対して理屈をくっつける様になってから、昔より上手になったなと思うのが、『感情を言語化』すること。

それと同時に一緒にいる人の『嫌な部分を良く拾う』ようになってしまった。

自分の好きとか嫌いが詳しく言葉に出来るようになってしまったが故に、今まで見過ごしてきた嫌なことが視界に入るようになってしまって、気が付かなければ良かったな〜と思うことが結構ある。

人間どれだけ血が繋がっていても、合わないものは合わない。家族はただのステータスで、人間としてはみんな他人同士。

永く一緒に生きていくために
ハザカイキの人達みたいに、自分を見つめ直して、謝って許して、赦しての生活が出来たらいいなと憧れてしまった。

これは中々一人では実現が難しいからね、ちょっと諦めている部分は多いけれど、せめて私自身は赦せる人間になろうと思う。



👏🏻最後に

舞台の事とはちょっと逸れるけど。

色んな事があったけれどやっぱり事務所が好き。
それぞれの才能を見出してくれて、なんでも挑戦させてくれて、歌って踊るだけのアイドルで終わらないところが大好き。
そして、それに応えて努力をずっと続けてくれる本人たちが大好き。

丸ちゃん、何度でも言うけれどずっと応援させ続けてくれてありがとう。
息長くアイドルを続けてくれる丸ちゃんが本当に誇りです。

どうか健康に気を付けて、毎日少しでも豊かに過ごせますように。
だいすき、愛してます。


大千穐楽おめでとうございます㊗
ハザカイキほんっとうにお疲れさまでした!!

また会えますように。


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