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英検1級は、過去問1回分だけ!

こんにちは。今回は、私が英検1級受験の際におこなった学習法、使用教材を紹介します。以前の記事からの繰り返しになりますが、私は英検指導の専門家ではありませんし、自分のやり方が優れていると主張する意図も毛頭ありません。ですが、やはり体験談としてのサンプルは、多いに越したことはないと考えています。なので、これから英検に挑戦される方にとって、少しでもヒントになれば幸いです。

まず前提として…(一次試験突破時の私の境遇)
① 当時の英語力… 6か月前に受験したTOEIC L&Rで870点でした。CEFR(ヨーロッパ共通言語参照枠)に基づくと、英検1級(CEFR C1)レベルに相当するTOEIC L&Rスコアは945点以上ですので、これは本当に試験との相性だと思います。私は英作文が得意だったので、そちらで救われました。
② 日常の英語使用… 当時は高校2年生を指導していました。心がけていたこととしては、当時『Smart Reader』という副教材を使用していたのですが、授業準備の一環として、その日に扱う英文(50〜100語程度)はすべて暗唱できる状態で授業に臨んでいました。ちなみに、一時期話題になったAll English(英語で英語の授業)の授業は、高校生を指導した4年間で5回程度しかやっておりません。英語を話す機会も、週に1回あるかないかレベルでした。
③ 大学時代… 学部が英文科(河合塾の基準で偏差値55程度)だったので、この頃は日々英語に触れていました。ただし、学部4年次に英検準1級に不合格になっています。修士1年次にどうにか準1級に合格しましたが、この頃は研究の都合上、英語よりもロシア語を多く使っておりました。肌感覚ですが、修了時に、私の英語力は一度衰退していた気がします。
④ 海外経験… 身内や周囲に海外経験のある者は一切おりませんでした。そして、私の初めての海外渡航は25歳で、初海外がいきなり語学研修の引率でした。俗に言う「純ジャパ」です。


使用した教材
① 旺文社『英検1級 過去6回全問題集』(Kindle電子書籍)
② 旺文社『英検1級 でる順パス単』(iPhoneアプリ)
③ 植田一三『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』(Kindle電子書籍)
④ 植田一三『英検1級 100時間大特訓(改訂版)』
※ 鈴木希明『Smart Reader Standard』(学校専売教材)

過去問の利用法
① 過去問を時間を計測して解く。
② 過去問を時間を計測せずに解く。
③ ①と②の両方を採点し、大問ごとに、日々の隙間時間でひたすら復習。

復習方法
大問1(語彙)… 選択肢の単語を『パス単』または英和辞典で調べる。憶えるまで復習する。
大問2, 3(長文)… 全英文の構文を取り、反訳(日本語を見て英文を復元できる状態)を目指して、ひたすら口パクで音読。
大問4(英作文)… 植田一三先生の『英語で経済・政治…』を一読し、問われそうなテーマと周辺語彙、フレーズを習得。『英検1級 100時間大特訓』で、英作文の型を学ぶ。お手本の英作文を暗唱する。
リスニング… 過去問の音声をダウンロードし、シャドーイング。

大まかに、こんな具合です。そして実は、私は過去問はこの1回分しか解いていません。復習にとにかく時間をかけたので…。裏を返せば、過去問は1回分でも、深掘りの仕方によっては十分に合格可能性があると思います。

いかがだったでしょうか。逃げ口上っぽくなってしまい恐縮ですが、学習法は千差万別だと思います。しかし、過去問1回分にこだわった学習というのがめずらしいかと思い、共有させていただきました。少しでも参考、あるいはモチベーションになれれば幸甚です。

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。


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