パーフェクトデイズの感想
義母は、根っからの読書家📖で映画ファン🎬。
もうすぐ卒寿にも関わらず行動的です。
年下の気の合うお友だちにチケットを取ってもらった映画鑑賞を楽しんでいます。
「パーフェクトデイズ」は俳優の役所広司さんが、フランスで5月に開催された「第76回カンヌ国際映画祭」で最優秀男優賞を受賞した作品ということで、義母はとても楽しみにしていました。
年末に映画館で観た感想は、ちょっとガッカリ。
公衆トイレ掃除をしているとか、主人公平山の住む住居を観た義母は胸がつまる思いがしたそうです。
戦前生まれの義母は、貧しかった日本の様子が甦ったのでしょう。
戦後から高度成長期にそしてバブルが弾けた平成も知って令和の日本も知っています。
義母の感想で「日本映画がヨーロッパで認められるのはこのタイプの映画じゃないとダメなのか、まだまだ日本は貧しいイメージなんだ」ということばでした。
という話を聞いて私も「パーフェクトデイズ」を観に行きました。
話題の映画であるにも関わらず、上映している映画館が少ないことに驚き👀
1日1回上映のところが多いのです(2024.1.13現在)
私は「パーフェクトデイズ」の淡々とした内容の映画を楽しみました。
監督はドイツ人なのに日本の小津安二郎さんの映画を尊敬していて、流れなどが「東京物語」のように主人公の日常を淡々と表現しているのがとても興味深く感じました。
公衆トイレの掃除ですが、東京の有名なトイレばかりなところも面白いと感じたところです。
仕事にプライドを持って臨んでいる姿は、清々しくも感じました。
その中での休憩の取り方や質素なように見えるけど、無駄のない生活ぶりも考えさせられる部分です。
今回、同じタイミングではありませんが、同じ映画を観ても世代が違うと感じ方もずいぶん違うのだなと改めて思いました。。
私の子ども世代が観てもまた違った感想になるのでしょう〜
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