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「ぼくのび太みたいなんだよ」とは

新学期がいよいよ始まり真新しいランドセルに黄色の交通安全のカバーをかけた1年生が登校するのを見かけるこの頃。

今から30年近く前の息子のことばを思い出します。

私たちの地域は、7〜8人の登校班で登校していました。

わが子は、小柄だったのでまるでランドセルが歩いているようでした。

登校班の班長さんは、6年生が多いのですが、わが子の班は、5年生が2人と4年3年生。

私も初めての子のため、時間に余裕を持って送り出していました。

あとで分かったことですが、班長さんは朝がどうも苦手らしく、ウチの子は他の上級生たちと一緒に班長宅前で待っていたようです。

ある日、息子
👦「ぼくまるでのび太なんよ」

私は何が言いたいのか??

👩「のび太みたいってどう言うこと?」
👦「朝、教室に入ったらいつもみんな座っている」

👩「どういうこと?ちゃんと間に合う時間に家出てるよね。隣のS兄ちゃんと行ってるんやろ」
👦「S兄ちゃんと班長さんのところまで一緒に行って待って、班長さんが出てきたらみんなで走って行くんよ」
👩「えっ?もしかして毎日遅刻してるってこと?」
👦「それそれ、毎日遅刻してる」

遅刻ということばを知らないため、「のび太みたい」という表現をした息子。

毎日、1キロ弱を朝から新一年生がダッシュで登校するのが辛くてやっと話してくれました。

そこからは、担任の先生に連絡📞

担任の先生は、「遅刻というほど遅れているわけではないし、登校班の人と登校していたのでお母さんには連絡しませんでした」とのこと。

私はしばらく登校班の班長さんちに、毎朝行くことにしました。

今から考えたら、よく事故なく登校できたものだと思います。

幼稚園や保育園へは、親が送り届けいたわけですが、小学校は違います。

通学路の安全確認と同時にわが子の登校する様子をしっかり見守ってくださいね〜

今だから笑い話ですが、当時は末っ子が生まれて1ヶ月で私も余裕がなく必死でした。



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