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「奨学金」に対する誤解と、日本学生支援機構の申し込みまでに知っておきたいこと

奨学金が借金だということは、すでに周知の事実。しかし、返済不要である「給付型」の奨学金が5,867制度もあることをご存知でしょうか?(令和元年度奨学金事業に関する実態調査より)

出所:令和元年度奨学事業に関する実態調査

たとえば「子どもに借金を負わせたくない」という理由だけで、奨学金に関する情報をシャットアウトすることは適切な判断ではありません。「子ども本人の意思を確認していますか?」「奨学金のことを本当に理解していますか?」

ときどきメディアでも奨学金に苦しむ社会人を特集する番組が報道されています。就職難、非正規雇用、メンタル不調、勤務先の倒産などにより無所得・低所得になってしまい、借りたお金を返せない人が一定割いることも事実です。

日本学生支援機構によると、延滞者の割合は借りた人全体のうち5.9%となっています。(令和3年度業務実績及び返還金の回収状況等について)

いっぽうで奨学金を借りた100人のうち、94人は延滞することなく返済を完了もしくは続けているわけです。奨学金があったことによって、希望の学校に進学し、卒業後に輝かしいキャリアの第一歩をスタートさせた人も多数いることでしょう。

「お金がない」「奨学金も使いたくない」から、進学をあきらめ就職する、進学先を変更する、という判断は最後の最後の手段です。まずは、奨学金とはどういうものかをよく知ることから始めてみてはいかがでしょうか?

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