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原作を読んでなくても、120%楽しめる 『沈黙の艦隊』Amazon Prime Videoドラマシリーズ

原作も読んだことがない、映画も観ていない。
そんな私でも120%楽しませてくれたものは、主演であり、プロヂューサーでもある「大沢たかおさんの凄まじい熱量」でした!

まずは、配信初日2024年2月9日に掲載されたご本人のコメントから一部抜粋します。

今、世界中が混迷の状況にあり、日本で生きているといろいろと思うことがあると思うんです。置かれている現状や未来を考えると、希望に満ちあふれた世界というのとは違う一抹の不安があって。一億総不安民族みたいになっているんじゃないかなと思うんです。特に、僕は仕事でよく海外に行くので、そういうことをすごく感じてきました。エンタテインメントとしてそこにリンクする作品を作れないだろうかと何十年も思ってきたんです。『沈黙の艦隊』に出合ったとき、日本人の神髄を問うテーマ性のある作品だと感じたんです、もしこれが映像化できたら、自分の俳優人生にとってすごく意味のある仕事の1つになるだろうと。

日経クロストレンド 2024年2月9日

そう、まさに今回のテーマは、日本人の神髄なのです。※ちなみに、2月11日は建国記念の日でした。

昨年の映画公開にあたっては、Amazonスタジオが絡んでいたがゆえ?比較的静かな幕開けでした。(通常なら国内の民放がスポンサーとなって、積極的な番宣を地上波で繰り広げる)いっぽうでさすがはAmazon、制作活動では大きな資本と最新の技術で存在価値を発揮したようです。なおかつ240の国と地域で同時配信も可能となりました。

実写化は不可能と言われ続けたが、米国資本のAmazonスタジオが壮大な戦闘シーンをVFX(視覚効果)を駆使して実現。「世界の警察をうたう米国をギャフンと言わせる作品なのに、エンターテインメントに対して面白いと思うことには日本の資本じゃ出せないお金を出す。器が大きい」と目を細める。

サンスポ 2024年2月10日

確かに、民放はいろんな意味で怯むかもしれませんね。

続いて、大沢たかおさんの行動力にも熱量を感じます。実際に防衛省や政府機関に出向き、巻き込んで制作にあたったようです。

最初に防衛省へ他のプロデューサーたちとお邪魔した時に話したことは、「一般の人たちが防衛省や海上自衛隊に関心を持つ対象は、そこで奮闘してる人々ですよね」ということでした。活躍している姿をかっこいいと思ったりほれたりするわけで。地球を守る、平和を守ると言われても急に関心は持てない。そこに生きる人たちの生きざまに共感して、いろんなものに気付いていく。エンタテインメントの中でも、ドラマや映画にはそういう力がある。自衛隊を紹介するバラエティー番組とは僕らは180度違うアプローチであるんだけど、最も強烈なアプローチであるということは、最初に伝えました。

日経クロストレンド 2024年2月9日

原作が書かれた30年ほど前と何も変わっていない日本の安全保障問題。国民一人ひとりが何かに気づき、考えるきっかけになればと思いました。

制作は、映画「キングダム」シリーズ、映画「ゴールデンカムイ」などのヒット大作を手がけるクレデウス。日本のエンターテインメント作品で初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と日本屈指のVFX技術を融合し臨場感たっぷりに描かれる本作。Amazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~」は、2月9日より2週に渡ってPrime Videoで世界独占配信となる。

AV.Watch 2024年2月7日

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