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【参加者募集中・トークイベント6/30(金)19時半~】蔵前のスモールビジネスと透明書店 -ART Gallery 編

来週6/30(金)夜に私が運営するTOKYO PiXEL. shop & galleryのご近所に出来た透明書店さんでトークイベントをする事になりましたよ!蔵前エリアでお店をしている店主を誘ってスモールビジネスに関して話を聞いていくというスタイルの座談会だそうです。

大図さんが第1回目のゲストなので何卒よろしくお願いします。と誘われたもんだから調子に乗って「任せてください。大船に乗った気持ちでいてください!」と即快諾したものの泥船だったようでまだ2人しか応募が無いそうです。

でも透明書店の担当者さん安心してください。法人化して丸10年。個人事業の時代からだと14年もやっているんですよ。まだ一週間もあるじゃないですか。あとたったの28名集めればいいんですよね?昔アパレルをやっていた頃、入金と支払いの締め日がズレてることに当日まで気づかず工場への支払いが500万足りなかったときでも半日でお金をかき集めて何事も無かったかのように過ごした男ですよ。(本当は青ざめて心臓がバクバクいってた)

え、どうやってお金を集めたかって?それはこのnoteの最後に書くよ!ではしばし宣伝にお付き合いください。

蔵前のスモールビジネスと透明書店 -ART Gallery 編-

■開催日時
2023年6月30日(金)19:30~21:30(開場19:00〜)

■会場
透明書店
東京都台東区寿3-13-14 1F
都営大江戸線「蔵前」駅 徒歩2分、都営浅草線「浅草」駅 徒歩6分、東京メトロ銀座線「田原町」駅 徒歩7分

■参加費
会場参加…2,200円
事前にPeatixよりお申込みください。

▼トークイベントのお申込みはこちら!



突然の自分語りからスタート 「子供の頃なりたかった職業はなんですか?」

私は大人になったらゲームクリエイターになりたいと思っていました。6歳の頃に書いた作文にそう書いてあります。理由がとてもいいなって思いませんか?お父さんが買ってくれないからです。だから自分で作るんだと。

6歳の頃の作文
ハマーに乗ってゲームを買いに行くぼく。


そんなピュアな心は成長するにつれ薄れていき高校生の頃になるといかに早く家に帰って再放送のドラマを見ながら昼寝し、夜中起きてトゥナイトを見てからラジオの深夜放送を聴くという自堕落な毎日を過ごすことになります。

何にもしなくても時間は経つもので、そのまま自分と向き合わず大人になってしまっていました。仕事を探すも就職氷河期真っ只中で受けた会社50社全滅し当時住んでたアパートの近所にあった酒屋でいつ終わるか分からない配達のバイト生活に突入するのでした。今思い出してもどんより。

何をしたらいいのかわからない毎日

22歳になっていた私は生活のために昼は酒屋でビールを配達し夜はアパートの一室で趣味の1つであったイラストを描いては公募に出し続けていました。バイト生活を続けている事に対してなにか理由を付けないとみじめで苦しくてその頃はイラストレーターになるためにバイトをしていると自分に言い聞かせてたような気がします。

転機はふとした瞬間に訪れました。バイトの休憩時間にイラストの資料を探しにいった図書館で出会いました。「長崎訓子の刺繍本―こんな刺しゅうの本あったっけ?」という手芸本です。

イラストレーター長崎訓子さんのイラストをベースに作られた手芸本

本当に衝撃を受けました。この本が無かったら今の自分はいないと思うくらいです。こういうのアリなんだ!と思いました。すぐに針と糸を用意して自分のテイストで刺しゅうを始めました。イラストの公募では箸にも棒にも掛からなかったのですが自分が作った刺しゅう作品を当時流行っていたブログやmixi(SNSが無い時代)で発表すると反応が沢山ありました。

酒屋さんで働いていた時に作った作品

勢いあまってこの本を出していた出版社にアポなしで作品を見てもらおうと売り込みにいったこともあります。急な訪問にも関わらず優しく話を聞いてくれて雑誌で取り上げてくれるとなったのですが酒屋で働いているお兄さんが刺しゅうを楽しんでますみたいな内容だったので若気の至りで断ってしまったことを今書きながら思い出しました。編集者の方あの時はすみません。

モテ期に突入

そうこうしているうちに手芸屋さんに勤める事になりました。30歳になる年にお店を辞め独立し手芸作家として誰から頼まれたわけでもないですが勝手にデビューすることにしました。それでも毎年本を出す機会に恵まれこれまで出版した本は8冊になります。今は全て絶版ですが振り返ると完全なモテ期だったなと思います。そういえば刺しゅう王子と言われていた遠い記憶も・・・。なんでも王子と付ければいいものではないです。

▼翻訳された本の評価は驚異の667!★★★★☆


手芸の仕事が順調に入るようになるも年1冊ペースで本を出したところで生活は苦しくこれでは続かないなと思うようになります。そのあたりに関しては今から3年前に書いたnoteに詳しく書いているので興味がある方は是非読んでください。


キャラクターライセンスビジネスがヒット!

レトロゲームを刺しゅうにした本を作ったことがきっかけでキャラクターとのコラボ企画が次々と入ってくるようになりました。
ちょうどそのときゴールデンエッグスさんや長場雄さんなどクリエイターとキャラクターがコラボすることが流行り始めていてその流れに乗った感じです。

今では激レア本!子供の頃になりたかった仕事に遠回りしたけど少し近づけた。

これまでディズニー、サンリオ、スヌーピー、ミッフィーなどメジャーなキャラクターと沢山コラボさせてもらいました。特筆すべきなのはどれも版元と直で契約を結ぶことに成功しライセンスビジネスとして自分で商品を作らなくてもお金が入ってくる仕組みを構築出来た事です。これはとても大事なので今ギャラリーで展示をご一緒する作家さんにも先輩としてノウハウを伝えています。

大谷選手のTシャツはたぶん超レア!

ライセンスビジネスの楽しさを知りはじめコラボする以外でもキャラクターを借りて(ライセンシーとして)商品企画をすることにも手を出し始めます。その中でもプロ野球12球団とファミスタをコラボさせて商品化した企画は3年も続く大ヒット企画でした。ひとりで全てやっていたのですがもちろんすぐに手が回らなくなりスタッフが1人増え2人増え最終的にアルバイト含めて短期間で8名になっていました。

ギャラリーは蔵前駅徒歩3分です。

この時の売上で作ったのが今ギャラリーとして運営しているTOKYO PiXEL. shop & galleryです。当時はまだ自社商品のショールーム兼作業場でした。アパートの一室から始まって13年目の出来事です。


さてさて気になる続きは来週6/30(金)透明書店さんのトークイベントで。気になるよね~!

蔵前のスモールビジネスと透明書店 -ART Gallery 編-

■開催日時
2023年6月30日(金)19:30~21:30(開場19:00〜)

■会場
透明書店
東京都台東区寿3-13-14 1F
都営大江戸線「蔵前」駅 徒歩2分、都営浅草線「浅草」駅 徒歩6分、東京メトロ銀座線「田原町」駅 徒歩7分

■参加費
会場参加…2,200円
事前にPeatixよりお申込みください。

▼トークイベントのお申込みはこちら!






あ、半日で500万をどう集めたかって???
ひたすら知り合いに頭を下げて必死にお願いしまくりました。
トークイベントのチケット2枚しか申し込み無いそうです。よろしくお願いします。必死です!よろしくお願いします!

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