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どんぶり勘定からの卒業

フリーランスになった私にとって致命的なことは、数字を追うことがめちゃくちゃ苦手だということ。

経理が心底苦手。

一応、事業用カードとアプリを連動させて、収支はつけているがそれまで。
確定申告に苦戦したのに、毎月の帳簿づけも怠っている。

苦手だとついつい後回しになってしまうけれど、

稼げばいいのでは?

と思っていた。
ところが、これを改める出来事が起きた。

先日、とある講座のコーチから言われた言葉がずっと頭に残っている。

「おーつーさんが属する特性は、どんぶり勘定で数値化するのが苦手です。

収入を上げるためには、稼ぐだけが方法ではありません。支出を見直して、手元にお金を残すのも大切な一手。今から見直してみては?」

その講座では、テストによって人を9つの特性に分類する。その後、その特性や他の特性の説明を受け、違いを認識するのだ。

その特性の中でどんぶり勘定を指摘され、改善することを勧められた。

稼ぐより、守る。 

確かにずっと苦手な項目であった。

社会人1年目。
自分のお金で好きな服が買えるのが嬉しくて、毎月3〜5万円を支出していた。手取り15万円だったのに、考えなしに使っていたら無一文になり…

結局、不足分を姉から借金した。
若気の至りにしては、豪快にお金を使って時期である。

今も、あまり支出を気にせず、使いたいときにお金を使っている。貯金額を切り崩しながら。

けれど、どんぶり勘定を手放したら、世界の見え方が変わると予測している。

振り返ると、支出を見直したことで世界が変わった体験をした。

2020年。
世界がコロナ一色になり、夫はシンガポールでの単身赴任を続けることになったとき。
物理的な距離は、私たち夫婦に不和をもたらした。

夫とお金に関して、バトることが増えたのである。

もしかしたら、わが家は解散するかもしれない。

そう本気で思った私は、徹底的に支出を見直した。子どもたちを1人でも育てられるように。

参考文献は、リベ大の両学長のYouTubeだった。

  • 格安スマホに乗り換え

  • 保険の見直し

  • 楽天経済圏で買い物

  • カード払いに統一

  • 楽天ポイントを活用

  • つみたてNISA開始

  • サブスクの解約

  • 使ってないカードの解約

など、項目は多岐にわたった。

その後、わが家は解散の危機を経て、一緒に暮らせている。

ただ、シンガポール移住や引っ越し、退職、フリーランスに転身など変化に翻弄されて、生活の見直しを後回しにしてきた。

正確に言うと、逃げてきた。
苦手なことはとことんしたくないのだ。

でも、お金の不安からは逃れられない。
実際、支出が多いと、夫から指摘をされてブツかったこともある。

自分で行動しないと、自然発生的な変化は見込めない。

そのため、まずは

  • 2024年の帳簿づけ

  • アプリのデータを確定

  • 家計の支出の洗い出し

  • つみたてNISAの額の見直し

  • 何年までにいくら必要か目標設定

ひとまず、仕事と家族のお金を見直す。
ここまでできたらバンザイだ。

フリーランスに転身したなら経営者として、この船が順調に運行するよう管理しなければならない。

襟を正すチャンスが舞い込んできたことに感謝である。

本当はずっと、お金管理をきちんとしたいと思っていた。事実、脳のリソースがお金のことで一部占拠され続けてきたのだ。

これを実行すれば脳のリソースも空くから、他のことを考えられる。

今振り返ると、公務員としてよく数値を扱えていたなと思う。チェック段階が何重にも機能していたのが功を奏したのだろう。ありがたや。

しかし、今はサポートしてくれる同僚も、指摘してくれる上司もいない。

自分のことは、自分でやらねばならない。

それが自分の選んだ道。

苦手な項目ができるようになったら、自己肯定感は上がるに決まっている。

まずは1日10分。
経理の時間にあててみよう。
レッツチャレンジ!

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