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伝えるときはプラスに捉えられる工夫をしたい

朝起きたら、雨だった。

今日は、年長の娘のお別れ遠足。しかし、無常にも遠足延期のメールが届いた。

さて、どうやって娘に伝えよう?

実は、秋の遠足も雨で延期になり、娘は駄々をこね、登園させるのも一苦労だったのだ。

朝、7時。寝ている娘に声をかける。

「〇〇、おはよう!今日は何の日だっけ?ちょっと外を見てごらん」

すると、娘はガバッと起き出し、外を見る。

「あめ・・・」

「雨だとどうなる?」

「えんそくはべつのひになる・・・」

「じゃあ、今日はどうしたらいいのかな?」

「ようちえんにいく」

「じゃあ、ご飯を食べようか!お弁当を作っているけど、おにぎりとサンドイッチどっちがいい?」

「サンドイッチ!〇〇がやる~」

このように穏やかな滑り出しに成功した。

では、こんな伝え方だったらどうだろうか?

「〇〇、おはよう!残念なお知らせなんだけど、今日は雨で遠足は延期だって。」

「残念」と言われたら、残念な気持ちが増す。
だから、このような言葉は使わない。

なるべくフラットに伝えて、物事の印象操作をしないように気をつけている。自分で考える子に成長してほしいから。

話は変わり、昨夜のこと。
駅から家に帰る途中、犬の散歩をしている方が私の前を歩いていた。犬は高齢なのか、足取りがゆっくりだった。

「この道だと、他の人の邪魔になるから、こちらの道を行こうね~」

そうワンちゃんに伝えて、右折していった。

そこで、違和感を覚えた。

「邪魔」と言われたら、ワンちゃんは自分が邪魔なんだと認識するのではないかと。

周りに配慮する文化が浸透している日本では、しばし謙遜を通り越して、自分を落とす言い方をする。

「こっちの道の方が安全だから、曲がろうか?」


これで良いのではないだろうか?

「残念」「邪魔」など、無意識にネガティブな言葉を使っていないか気をつけようと思う。

公務員時代、窓口にきたお客さんと話すとき、なるべくプラスに捉えてもらえるよう言葉を吟味した。

たとえば、
「〇〇の場合、△△に満たないからダメなんです」ではなくて、

「〇〇の場合、□□を満たせば要件に達します」と、こんな感じ。

スタートとゴールは同じだけど、経由する道をどのように伝えるかで、人は前向きに受け入れられたり、プラスに捉えられたりする。

私も道半ばだけど、相手の気持ちを想像しながら伝えていきたい。

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