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【ボードゲーム】ダイソーのサンリオゲームで娘の国語力を鍛えよう

ダイソーですばらしいボードゲームを見つけました。100円です。

ボードゲームをとおして学べることはたくさんあります。色々な意味で頭を使いますし、マナーやコミュニケーションを学ぶきっかけにもなります。我が家では半ば勉強のために、毎日のようにボードゲームを楽しんでいます。

娘も小2になり、けっこう難しめのものも遊べるようになってきました。集中力や粘り強さなど、まだ物足りない部分はありますが、楽しんでくれているのでこの先が楽しみです。いっしょに遊びたいゲームはいくらでも控えています。

先日、ダイソーのボードゲームをまとめていくつか買ってきました。100円ながら侮れないクオリティです。我が家に合いそうなものを10個ほど選んでお披露目してみたところ、狙いどおり娘はサンリオのかわいいゲームに食いついてくれました。
「遊ぼう遊ぼう!」
と言うので、
「これはチャンスだ」
と思い、遊び方を読ませ、説明してもらうことにしました。これは前々からいつかやらせたいと思っていたことで、読解力などの国語的な能力は間違いなく伸びます。

そもそもの話をしますが、「読解」ってものすごく疲れる行為なんです。遊んだことのないゲームの説明書を読みたがる人は多くありません。疲れますので。

でも、ボードゲームが好きな人は、新しいボードゲームの説明書を、たとえそれが超難解であっても喜んで読みます。(私がそうです)(アークノヴァというゲームの説明書を読んだときはまるで国語の入試問題を読むときのような気分でした)

今回のことで、娘もそうなりつつあります。しめしめ。

説明文は、ストーリー性があって読みやすい物語の類とはまったく性質が異なります。ひとつひとつの記述を具体的なイメージに落とし込んでいく知的な作業が必要です。これが、中学生くらいの国語から急に登場するわけなので、訓練してない子供がつまずくのは当たり前です。

だから、ゲームの遊び方を積極的に読んでくれるようになったら最高だなあ、と常々考えていました。

今回は、小さな可愛らしい箱のゲームが何個も一気に登場したので、テンションがぐっと上がったようです。ルールもかなりシンプルなので安心して取り組めます。

そういうわけで、以下の三つのゲームの遊び方を説明してもらいました。

人に遊び方を説明するというのは非常に難しい行為なので、最初から上手にはできません。手助けのポイントとしては、
①時間をあげてまずは一人で読んでもらう。
②遊ぶ準備をして、手順をひとつずつ実行しながら説明させる。このとき、書いてあることを読みあげるだけにはしない。
③適宜質問する。わからないことは説明書に戻って調べてもらう。⇐重要

辛抱強く、あまり助けすぎないように、でも優しく見守りましょう。

一般的な目線で言うと、今回の中で無難におすすめなのは「エカルタ」です。これは、子供同士でも(の方が?)楽しめそうな内容で、飽きずに何度も遊べそうです。

ただ、ボードゲームに詳しい、あるいは慣れている方向けに言うとなると、スポーツフェスタが断然おすすめです。私はこれを見つけたとき「いつの間にかこんな革新的なゲームが登場していたなんて…。か、革命や、トリテ界の革命や!」と思いました。大げさではなく、マジです。

勢いで語らせてもらいますと、トリックテイキングというゲームのジャンルは、ボードゲームの中でも「通好み」な位置づけで、
「これからボードゲームを好きになってもらいたい」
という人と遊ぶときにこれらを持ち出すことは絶対にありません。プレイ感も爽快ではなく、分かってくるとハマる、というタイプです。だから、子供でも分かりやすくてかつおもしろいトリックテイキングというのは、存在しない、作れない、と私なんかは思っていました。それが、
「あるやんけ!」
となったわけです。

まず、運動会というテーマが秀逸です。
「なるほど、マストフォローの概念を競技に参加するというテーマに落とし込むとは…。わかりやすいし、子供がわくわくするし、すばらしい!」
さらに、毎回の勝負に勝てなくても条件次第でボーナスが狙えるという、絶妙な難易度のひねりが加えられていて、ぐっとゲーム性が上がっています。大人と子供がいっしょになって真剣に楽しめます。ぜひ遊んでください。そして、トリックテイキングという奥深い世界へぜひお越しください。たくさんあるおもしろいトリテをいっしょに楽しみましょう!

……。
えー、というわけで、ゲームの説明書で子供の読解力を磨きましょう、というお話でした。

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