大野康平

嬬恋村。フレグランスフリーの学習塾、ホームスクール、香害、化学物質過敏症、ボードゲーム…

大野康平

嬬恋村。フレグランスフリーの学習塾、ホームスクール、香害、化学物質過敏症、ボードゲームなどについて。 ご連絡 onokohei0107@Gメール 近年、化学物質過敏症の入口として最も多いのが柔軟剤や洗剤の合成香料、マイクロカプセルです。自分と家族の体調のために考えてみませんか?

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【お友達募集】香りを避けてホームスクールをしています。

2024年のお正月にこの記事を書いています。 次の春で小学三年生になる娘ですが、この冬からホームスクールを中心にして学校へ行く日をぐっと減らしています。 理由は合成香料ですが、このあたりの経緯はあとにして、まずは募集の意図について書きます。境遇の近い方に興味を持っていただけるとうれしいです。年齢が近くなくても気にしません。 家で子供に勉強を教えることを、私はかなり前向きにとらえていますが(教えることはとても好きなので。元塾講師です)、唯一の懸念は「友達と遊ぶ機会が減る」

    • 【その香り、あなたの体調も心配です】知ってもらうためにどんな言葉を使うべきか

      私たちは今、自分たちの状態や主張を表現するためにどんな言葉を使うべきか、で困っています。 △「香害で困っています」 これからは香害という言葉の使い所には慎重になろうと考えています。これはとても攻撃的な言葉です。本来は国や製薬会社に対して「これは公害です」ということを訴えるためにあった言葉だと思いますが、いやまったくその通りなので公害に対して責任を取ってほしいのですが、現状、香害という言葉は香りのつく製品を使っている一般人を攻撃する言葉になりつつあります。 気持ちはわかりま

      • 香害に関する国会での質疑応答 2024.3.2

        以外敬称略にて失礼します。また、内容は意訳してあります。 福島みずほ 「令和4年度の調査で、化学物質過敏症の症状の契機の70%が、柔軟剤等の香料であるとの結果が出ました。相関関係がはっきりとしました。もっと周知していくべきでは?」 厚労省 吉田易範 「ポスター作りました(もごもご)」 福島みずほ 「もっとがんばってください!」 吉田 「引き続きこれまでどおり(もごもご)」 福島みずほ 「EUではマイクロカプセルが5,6年後には禁止されます」 経産省 田中一成 「E

        • 詩の授業のコツ「どきん」谷川俊太郎

          詩の授業に苦手意識がある国語の先生は、きっとたくさんいると思うんです。子供も同じですが。 「この詩について、何を解説・説明すればいいのか。何を授業すればいいのか。わっかんないなあ」 そう思ってネットを検索すると、変に「遊び」や「笑い」に持っていっている授業アイデアが転がっていたりします。それがいいと感じたならそうすればいいと思いますが、「詩をまっすぐに読んで、素直に受け止めて、自分なりに味わう」ということを教えるのが国語教師の仕事だと私は思います。 だから、 「これ、

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        【お友達募集】香りを避けてホームスクールをしています。

          【フレグランスフリーの効能】人が変わったように集中できるようになりました。

          子供に限った話ではないですが、以下に挙げるようなことは、家庭で使用している柔軟剤や洗剤などが原因かもしれません。化学物質は心身に様々な影響を及ぼします。 集中力がない、落ち着きがない。 すぐにカッとなる。 清潔にしているのに体がかゆい。 妙に疲れている。 話を全然聞いてくれない。 これらは、私の娘にも当てはまることでしたが、学校を休んで家でいっしょに勉強しているうちになくなってきて、人が変わったように勉強に集中するようになりました。毒が抜けたように感じています。(

          【フレグランスフリーの効能】人が変わったように集中できるようになりました。

          【フレグランスフリーの学習塾】私たちにできることと、目指したいこと。

          香害を避けて学校をお休みし、家で勉強することにしてから一ヶ月が経ちました。 平日は一日中、娘といっしょに勉強しています。遊ぶこともありますが、遊びも勉強です。 時間を自由に使えるからこそのやり方を日々模索していますが、娘の成長を実感できるようになったので、学習塾を名乗ることにしました。娘のためにも、私のためにも、香害で困っている子供たちが集まれる場所を作りたい、という気持ちからです。いっしょに勉強する仲間ができるとうれしいです。 柔軟剤や洗剤など、合成香料を使用していな

          【フレグランスフリーの学習塾】私たちにできることと、目指したいこと。

          【国語】文章のない絵本に文章をつける

          読解に出てきた「ライオンとねずみ」。 妻がいい絵本を見つけてきてくれました。 絵が本当に素敵だったので、作者があえてカットした文章を逆に付け足してもらうことにしました。「本を読む」だけでなく「文章を書く」こともなるべくたくさんやってほしいと日頃から思っていますが、これはうってつけの本でした。 私もいっしょに書きました。書き始めると、自分なりのアイデアやこだわりも出てきて思ったより時間がかかりましたが、とっても楽しめました。 作者のあとがきもぐっとくる内容です。 「弱いも

          【国語】文章のない絵本に文章をつける

          【ボードゲーム】小さい子供もいっしょに遊んでいる「雰囲気」にできるゲーム6選

          2歳の女の子を混じえて遊びました。 大人3人+小2+2歳です。 本当にはゲームに参加できなくても、みんなで楽しく遊んでいる雰囲気が出ます。 それでも子供は途中で離脱しますが、それはそれでいいと思います。みんなで遊んで楽しい、という体験をなるべく積み重ねたいです。 2歳の女の子の「滞在時間」が長かった順に紹介します。基本的にどれも、見た目が可愛かったりお洒落だったりします。 あと、いちいち言いませんが、全部おもしろいです。大人もいっしょに楽しめます。どれも大好きなゲームで

          【ボードゲーム】小さい子供もいっしょに遊んでいる「雰囲気」にできるゲーム6選

          【ボードゲーム】だいたいみんなハマるラミィキューブ

          昔からある数字を使ったゲームですが、大人も子供もだいたい好きになります。 「いろいろやったけど、ラミィキューブがいちばん好き」 と言った中学生もいましたし、 「アプリで毎日ついついやっちゃいます」 と言った銀行勤めの女性もいました。 何がおもしろいのか、一言で言おうとすると「考える楽しさ」なんですが、 「はっ!ここ出せるじゃん!」 「ああしてこうして組み直せばいけるのでは…いけた!」 という発見やひらめきの楽しさです。脳が大喜びします。それを人とわいわい楽しくできのでなおの

          【ボードゲーム】だいたいみんなハマるラミィキューブ

          【国語】一文一文をじっくり読み解く『しゅくだいさかあがり』

          『しゅくだいさかあがり』をゆっくりじっくり読んだらとてもいい授業になりました。すばらしい本です。文章も話も良い。 ご家庭でも、塾や学校の先生にもぜひ扱ってみてほしいです。 「これは、ある物語の一番最初の部分です。ここだけを読んで、わかることや、こうなんじゃないかなと想像できることを、どんどん言ってみてください。正解することが目的ではありません。想像することを楽しんでください」 学年や人にもよりますが、最初はなかなか発言ができないかもしれません。じっくり時間を取って、ねば

          【国語】一文一文をじっくり読み解く『しゅくだいさかあがり』

          【算数】分数、ちょっと寄り道。

          分数を覚えたあとに、やろうと思っていたゲームがあります。 やってみたら、予想をはるかに超えて楽しんでくれたので紹介します。 製品を買わなくても、サイコロが20個くらいあればできます。サイコロの「1」が「X」になった特別なサイコロを使いますが、「1が出たらアウトになる」ということだけ気をつければ問題ありません。 ラベンスバーガーの「ストライク」というゲームです。2000円くらいで買えます。 ストライクのルールサイコロを全員に同じ数だけ配ります。3人なら7個ですが、少々前後

          【算数】分数、ちょっと寄り道。

          【算数】分数とわり算の導入②

          分数の大きさを考えてもらいます。けっこう難しい内容まで、一気にわかるようになります。 分母が大きくなるほど、小さくなる。 次に、分母の関係に注目して、2倍ずつ増えていることに気付いてもらう。 2分の1と、4分の1は、折り紙で見ると一目瞭然で、同じ大きさ。 「でも、数字だけで見て、同じに見える?」 「ちょっと工夫すれば、同じだとわかる?」 分母も分子も2倍すれば同じになる。 「どれも、数字だけ見て、同じように見えてきた?」 見えてきます。小2でもばっちりです。

          【算数】分数とわり算の導入②

          【国語】「さかだち」を描かせると子供の絵がぐっと上手になった

          さかだち」ありまたかし ぼくはもっている ちきゅうを りょうてで 国語教師をしているとよく見かける有名な詩です。 これを読ませる前に、公園へ遊びに行って「さかだち」の写真を撮りました。 余談ですが、私は2年前くらいから一生懸命逆立ちの練習をしています。姿勢矯正や筋トレの一環としてやっていますが、「練習すればちょっとずつでもちゃんとできるようになっていくんだなあ」としみじみとしているところです。 子供、特に男の子には逆立ちの練習が非常におすすめです。それほど難しいことで

          【国語】「さかだち」を描かせると子供の絵がぐっと上手になった

          【算数】「分数でわる」ってどういうこと?

          今回は、分数の考え方はひとつではない、という話です。これは「分数でわるってどういうこと?」にもつながる話です。 「分数でわるときは、分母と分子をひっくり返してかければいいのっ!」で済ませてしまうのは、ちょっともったいないです。最終的にはそうやって計算するにしても導入の部分で子供の「なるほど!」「たしかに!」を引き出すことの意義は大きいです。 さて、わり算の考え方について考えてもらうために、まずは折り紙をしてもらいました。 チョコレートを作っております。子供が楽しんでくれ

          【算数】「分数でわる」ってどういうこと?

          【ボードゲーム】ダイソーのサンリオゲームで娘の国語力を鍛えよう

          ダイソーですばらしいボードゲームを見つけました。100円です。 ボードゲームをとおして学べることはたくさんあります。色々な意味で頭を使いますし、マナーやコミュニケーションを学ぶきっかけにもなります。我が家では半ば勉強のために、毎日のようにボードゲームを楽しんでいます。 娘も小2になり、けっこう難しめのものも遊べるようになってきました。集中力や粘り強さなど、まだ物足りない部分はありますが、楽しんでくれているのでこの先が楽しみです。いっしょに遊びたいゲームはいくらでも控えてい

          【ボードゲーム】ダイソーのサンリオゲームで娘の国語力を鍛えよう

          【算数】分数とわり算の導入①

          折り紙を使った割り算の導入授業です。 わり算の考え方はいくつかあり、しかも新しく習うとなると丁寧な繰り返しの確認が大事です。 細かいところまでは書けませんが、要所要所の板書を写真で記録します。 最初の流れはなんでもいいのですが、たとえば「おみくじ」として折り紙を1枚ずつ引いてもらい、「これは中吉だね」「大吉おめでとう」などと言って並べていきます。 色ごとにグループ分けされているのが視覚的によく分かるようにします。1枚ずつ増えていくことで、共通点に気づきやすくなり、また

          【算数】分数とわり算の導入①