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死んでしまった愛犬のぬいぐるみ

こんにちは!
昼間は暑いのに部屋に入ってくる風が冷たく、身体がついていけてるか心配です。
明日の夜は雨が降るみたいで今日は気圧も不安定。
みなさんは体調いかがですか?

去年のはじめに20年共に生きてくれた、我が子のような、親友のような、師匠のような愛犬が亡くなった。

介護生活が長く、どんどん弱っていく姿を見ていたので一緒に入れる時間はもう長くないと覚悟していたつもりだった。

今朝は調子がいいな、明日も一緒に日向ぼっこしよう、と思った日の午後に眠るように死んでしまった。
あんなに調子が良さそうだったから信じられず、何度もトントンしたり、口から息を吹き込んだり、合ってるか分からない心臓マッサージもした。

そのまま息をすることはなかった。

お葬式を予約することになったが、家族の都合で少し先になった。
すぐに姿を見れなくなるのが寂しすぎたので少し安心した。

死んでからも毎日寝ているみたいでかわいかった。
抱っこしてベランダで日向ぼっこもした。
写真も撮った。
毎日横で寝た。
死んでるのに気持ち悪いことをしてるのかな?と思ったけど、だんだん近づくお別れを思うとどうしても我慢できなかった。

姿形がなくなるのは怖かったが、剥製はもっと怖い気がした。
でも大きさや感覚を忘れてしまいたくなかった。
しんどいときも楽しいときも一緒にいたこの子のことを、もう抱っこ出来ないのは辛すぎる。
そうや!型紙を書こう!と思った。

大きな白いの紙の上に愛犬を寝かせて、鉛筆で全身に沿って線を引いた。
線を引いてるうちに、この型紙で等身大の人形を作ろうと思った。
肉球も薄紙で写して、目や鼻はメジャーで測った。
少し尻尾の毛を切って、人形の中に入れようと思った。家族もそれを気持ち悪いと言わなかった。

お別れまで残り少ないので、とりあえず家にある黒と白の布で、小学校のときに作ったテディベアのぬいぐるみの作り方を思い出しながら夢中で作った。
私が裁縫が得意になったのはこの日のためか!と思うくらい、これまでの経験が役立った。意味のないことなんてないんやな、とまた学んだ。

なぜか正座をして縫い続けていました

パーツを作って実際の愛犬の身体と比べ、何度も解いたり縫い直したりした。
忠実に作ったつもりだったが、いざ綿を入れると顔が変わってしまって、本物よりブサイクになってしまった。
大きさはバッチリだったので、介護の時に使ってきたおむつカバーも履かせた。

ぬいぐるみは気持ち悪いと思う人もいるかもしれないけど、作って本当によかったと思う。
しんどいときに抱っこしたり、話しかけたり、不安な場所にいく時にこっそりリュックに忍ばせたこともある。

もし友達や知り合いの大事なわんこ達が死んでしまったら、嫌じゃなければ作ってあげたいなと思った。型紙問題があるから難しいけど。
そもそも死んでしまったら見るのも辛いかもしれんし、みんながみんな人形欲しいわけじゃないか。

いつか訪れるお別れ、辛さを知ったから誰かの力になりたい。そんなことをふと思い、今日はそんな日記を書きました。
余計に寂しくなるからいらない人も多いと思います。
私は今のところ大満足です。
幸いうちにはもう1匹の愛犬がいるのでペットロスにはならずでした。
念が入っているのか、作ったぬいぐるみには寄りつかないです。笑

手足はボタンで止めて動くようにしました

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
みなさんの日記も読ませてもらってるんですが、いろんな経験談や意見が知れておもしろいです。
知らないこともいっぱいで楽しいです。
個人のインスタもやってましたが、リアルじゃない投稿が多くて私は好きではなかったです。
Xは攻撃的な人も多く、見てるとこっちまで感情的になってしまいます。
noteはやさしくてリアルで大好きです。いつも楽しく読ませてもらってます。ありがとうございます!!
これからも楽しみにしてるのでよろしくお願いします!

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