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【栗きんとん】

~ほんのり香る「こんにちは料理酒」がおせちを格上げ~

おせち料理の準備を始める季節になりました。
市販のものを詰め合わせて・・・という方もいらっしゃるでしょうが、
おせち料理で、手作りが断然美味しいナンバーワンは「栗きんとん」では
ないでしょうか。栗きんとんはお正月だけでなく、一年中食べたい人気メニューですね。ぜひチャレンジしてみてください。
レシピをご紹介くださるのは、
Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。
それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。

*コラムの後にレシピを投稿しております。


< ふくしまごはん歳時記 2024年1月 -睦月(むつき)- >
【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。
■小寒(しょうかん) 2024/1/6-1/19
寒さが本格的になる時期を迎える。寒の入り。
■大寒(たいかん) 2024/1/20-2024/2/3
一年の内で最も寒い。

【季節のコラム】
いよいよ年の瀬ですね。お正月の準備はできましたでしょうか。
2023年はどんな一年でしたか。
そして、2024年はどんな一年にしたいですか。
 
いつもは忙しい主婦の皆様のために時短レシピを考えている私ですが、おせちだけは時間をかけてじっくりと用意します。それは、今年一年家族の健康を守ってくれた五穀豊穣の神様に対する感謝と、家族がまた来年健康で幸せに過ごせるように準備するという作り手の「祈り」という2つの意味があります。
そもそもお節料理の由来とは、五穀豊穣と家族の一年の健康を願うもの。お節料理にはひとつひとつ意味があり、例えば数の子は、子孫繁栄、田作りは(五万(ごま)米(め))と言うので五穀豊穣、黒豆は、勤勉で健康に、そして栗金団(きんとん)は「勝ち栗」と「財宝」を意味します。
栗きんとんは裏ごしするのが手間がかかって面倒なイメージがありますが、ポタージュなどを作るためのバーミックスがあればあっという間に作ることができます。繊維も残らずなめらかに仕上がりますのでまさに初心者向け。こんにちは料理酒を使えば深みのあるおいしい栗きんとんが作れます。ぜひぜひお試しくださいね。
今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。では、また。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)春夏秋冬・土用で暮らす。
(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)暦生活 https://www.543life.com/seasons24/
■レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 
料理研究家 中村美紀HP: http://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:ミキティママの「人・食・酒が人生の三種の神器」https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/

【栗きんとん】

~ほんのり香る、こんにちは料理酒がおせちを格上げ~

■材料:(作りやすい分量で)
さつまいも・・・・2本(正味500g)
栗の甘露煮・・・・10粒
きび砂糖・・・・・30g
みりん・・・・・・・大さじ1/2
こんにちは料理酒・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・ふたつまみ
クチナシの実(あれば)

材料

■作り方

  1. さつまいもをむく
    さつまいもは洗って厚めに皮を剥き、水にさらしておく。

皮をむき水にさらす

2.      柔らかく煮る
圧力鍋にさつまいもを入れ、ひたひたに水を注ぎ入れ4分加圧する。
(クチナシの実があればここで入れる)

3.      つぶして練る
小鍋にさつまいも、おたま一杯分の煮汁、みりん、こんにちは料理酒を入れバーミックスで繊維をつぶし、火にかけてほどよい固さまで練る。
(クチナシの実を入れた場合、最初に取り出しておく)
きび砂糖、塩、汁気を切った栗を入れて、栗が温まったら出来上がり。

柔らかくなったさつまいもに調味料を入れる
バーミックスで繊維をつぶす
火にかけほどよい固さまで練る
汁気をきった栗を入れる
できあがり!
重箱に詰める

■こんにちは料理酒を使うポイント
・さつまいもの甘さと旨味を引き出し、味に深みを出します
・きんとんがしっとりと仕上がり、保存性が上がります


こんにちは料理酒



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