少女まんが館(東京)

少女まんが館は、東京都あきる野市にある少女まんが専門の私設図書館です。4月から10月の…

少女まんが館(東京)

少女まんが館は、東京都あきる野市にある少女まんが専門の私設図書館です。4月から10月の毎土曜日午後、自宅を開放して一般公開しています。お気軽に遊びにきてください。 https://www.nerimadors.or.jp/~jomakan/

最近の記事

迷子の少女まんが その1

以下のような問い合わせがありました。 もし、おわかりのかたがいらっしゃいましたら、コメントいただけるとありがたいです。 トップ画像はイメージです〜。犬のマークのKCなかよしコミックス。 --------------以下、メールより転載-------------- タイトルも著者名も分からずで、1978年生まれの私が6~7歳の時(1984~85年)に、近所の小学校のバザー会場で一度だけ見かけてちょっと立ち読みしただけのものです。 80年代前半までの少女漫画で、芸能界も

    • これが読まれました。70年代『別マ』『りぼん』、一条ゆかり作品、『バナナフィッシュ』

      一昨日の定開日、読まれた作品群は、タイトルのように、1970年代の『別冊マーガレット』『りぼん』。中高生の頃に読んでいて、懐かしくて、という女性。うれしそうなお顔が忘れられない。 『りぼん』は1972年から踊り場の本棚に並んでいます。踊り場なので取り出しやすそうで、柱に隠れて取り出しにくい……。冒頭の写真です。 年配のある女性は、一条ゆかり作品を新旧いろいろ読んだとのこと。一番好きな作品は『有閑倶楽部』だそう。一条ゆかり先生は、根強い人気がありますね。 お若い女性は、『

      • これが読みたかった(見たかった)!その2

        よい季節となりました。 写真は、いま現在の女ま館の外観です。北側の秋川渓谷からは、「ほーほーほー」とアオバズクの鳴き声、「るりりり、るりりりり」とカジカガエルの合唱がきこえてきます。 庭にはハルジョオン、シロツメクサが咲き始め、オオデマリ満開で、やぶからしがにょきにょきと、ドクダミさまも成長激しく、野菊がおいしそうな若菜で(今日、野菊ごはんにした)、みつば、山椒の実、ふき、などもわきわきで。カラスノエンドウはしっかり実をつけて……。野草食ファンにはわくわくの毎日です。

        • これが読みたかった! 「ママと私のラプソディー」、「星のたてごと」

          4月13日(土曜日)は女ま館の定開日。今日も多くのかたにご来館いただきました。どうもありがとうございました。 閲覧された作品……若い男性が水野英子先生の「星のたてごと」が読みたい、と。YouTubeのきたがわ翔先生の話を聞いて興味があったとのこと。紡木たく先生のマーガレットコミックス、岡崎京子先生の作品なども読んでいかれました。古典名作少女まんがが、読み継がれていく……。 年配の男性は『ひとみ』をお探し。コミックス未収録のおおの藻梨以さん「ママと私のラプソディー」が読みた

        迷子の少女まんが その1

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          「春への贈もの」(中原淳一、『少女の友』1934年附録)

          「春への贈もの」(中原淳一、『少女の友』1934年附録)

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          令和6年定開日初日、古き(少女)まんがファンのお話

          今日は、冬期休館あけ。今期最初の定開日でした。 蔵書整理で本館に山積みされていた段ボール50箱以上、木箱74箱をせっせと蔵書臨時置き場や母屋に運び入れ、なんとか、開館時間までにお客さまをお迎えできるまでになりました。ふーっ。3歳のくせにがんばるな、と自分を褒めたたえ……(プラス還暦分ですけど、実年齢は)。 とはいえ、この冬の大雪で折れてしまったシイノキなどの大枝は片付けられなくて、中野が片付けてくれました。サンキュー。お隣にはみ出した枝打ちなどの作業も、ごくろうさまでした

          令和6年定開日初日、古き(少女)まんがファンのお話

          『リボンの騎士』本を整理しました。

          昨日も蔵書整理。 アラ還老女ふたりでがんばりました。 作業のひとつをご報告。 『リボンの騎士』本、1954年の『少女クラブ』ふろく冊子から2009年の復刻版までを発行順に並べてみました。 初出誌は『少女クラブ』1953年〜1956年。『なかよし』1963年〜1966年。 『少女フレンド』1963年。初出誌の紹介はまた別の機会に。今回は本形式のみを。 さて、最初の単行本は貸本だったりします。50年代。 次は雑誌『少女フレンド』の増刊号で総集編。60年代後半。 箱入り

          『リボンの騎士』本を整理しました。

          ゆず実る、2023年一般公開最終日

          いい天気が続きます。みなさまお元気ですか。 昨日11月3日は、少女まんが館今期最後の一般公開日でした。多くのかたにご来館いただきました。おみやげをいろいろいただきました。お賽銭箱にもたくさんのお札が……。どうもありがとうございました。感謝です! 女ま館の北側は秋川渓谷の森になっておりまして、ゆずの大木が……(いま、数えに庭に出た)……14本あります。高さ5〜10メートル。黄色の実がたわわに色づき、美しい。地主さんのご先祖さまが植えられたそうです。 で、女ま館敷地内には2

          ゆず実る、2023年一般公開最終日

          少女まんが館はこんな感じ

          前回に引き続き、2年前につくった資料の一部を公開します(少し手直ししてあります)。 まずは、少女まんが館紹介ページ。イメージというか。文字が老人泣かせののちびのすけで……すいません。 館内・敷地内配置図と外観と。 場所は、東京西域、秋川渓谷とばぐちの山ぎわにございます。 ちょっと視野を広げてみました。 これまでの主な活動(歴史というか……)。 ありもの原稿を活かしていこう作戦の2回目でございました。 多くのかたがたのご支援・ご協力により、いまの少女まんが館が存在

          少女まんが館はこんな感じ

          少女まんが館蔵書はこんな感じ

          2年前にまとめた蔵書リスト(概要)を公開いたします。 1997年の創設から26年。全国の少女まんがファンのかたがたからのご寄贈で、蔵書数は……たぶん、6万冊超(目測……)。(寄贈くださったみなさま、どうもありがとうございます! お気軽に遊びに来てくださいね!) 少女まんが関連の雑誌やコミックス、本、付録類、関連書籍や商品などが集積しています。 基本、開架式であることが、本館の特徴です。2000年発行までのものを保存しております(2001年以降のものも、ちょびっとはござい

          少女まんが館蔵書はこんな感じ

          名前変更のお知らせ

          (「大井夏代」→「少女まんが館(東京)」) こちらのnote (https://note.com/ooi_saru_jomakan/) ですが、今日ですね、名前を「大井夏代」から「少女まんが館(東京)」に変更いたしました。 上記のアドレスでは少女まんが館にまつわることを投稿していこうと思っています。 別個に「大井夏代」noteページも準備中で、これまでこちらのページに投稿していた少女まんが関連以外の記事を引っ越す予定です。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

          名前変更のお知らせ

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          定開日前日、春の女ま館の庭

          定開日前日、春の女ま館の庭

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          女ま館日誌20221024 蔵書整理の日

          昨日はアラ還トリオ+20代セーラームーン好きがお茶菓子片手に集結。蔵書整理に邁進。 デラックスマーガレット、プリンセス、なかよし、マーガレットなどの蔵書整理を進めました。 重複分が段ボール3箱、50冊ほど。昭島分室用に準備。あちこちにちらばっていた同一の雑誌がひとところに集まってきております。わかものは少女雑誌の整理のため実物とパソコンと睨めっこ。アラ還は雑誌を持って行ったり来たり。 みなで昼ごはんを食べ、昼下がりにはお茶をしつつお菓子をいただき、話に花を咲かせました。

          女ま館日誌20221024 蔵書整理の日

          女ま館日誌20221022 探求作品「あおじそこうめ」「やつめまんたろう」ほか

          先日土曜日は女ま館の一般公開日。多くのかたがたにご来館いただきました。どうもありがとうございます! 近所のアメリカンショートへアのまるくんもご来館、なんと最初のお客さまと一緒に。案内してくれたみたい、とお客さま。 ありがとね、まるくん。 この日は、探求作品が3つほど。ひとつは、ツイッターにも書かせいただきましたが…… ★先日ご来館いただいたかたの探求作品です。名香智子作品、緑の目の女の子が主人公。海洋もので『金のアレクサンドラ』(文月今日子)と似た設定。時期的に同じ頃?

          女ま館日誌20221022 探求作品「あおじそこうめ」「やつめまんたろう」ほか

          女ま館日誌20221008  のがみけい「星がひとつ」 60年代こわいまんが「猿少女」「へび少女」「のろいの顔がチチチとまた呼ぶ」

          今日10月8日(土)は少女まんが館の一般公開日。お客さまがたの発見ものがたりなどを。 60代姉妹で来館されたおひとり(1960年生まれ)は、ジェフ・ベックをモデルにした「星がひとつ」(のがみけい)を探し出して読むことができた、と喜んでおられました。『りぼん』1973年1〜2月号に前後編で発表された作品です。 そのかたは、18歳でジェフ・ベックのファンになり、子どもの頃に読んで印象深く残っていた少女まんがにジェフ・ベックのような話があったはず……と長年探していたのだそうです

          女ま館日誌20221008  のがみけい「星がひとつ」 60年代こわいまんが「猿少女」「へび少女」「のろいの顔がチチチとまた呼ぶ」

          女ま館日誌20220926 蔵書整理 LaLa 別フレ 少フレ

          先月末、定例になりつつあるアラ還トリオの蔵書整理を行いました。その成果のひとつがトップ画像の『LaLa』。Yさんの尽力によりフラグメンテーションが解消しました。2階や1階の奥に潜んでいた『LaLa』が1階真ん中の本棚にまとまりました〜。 Sさんは『別冊少女フレンド』(別フレ)、大井は『週刊少女フレンド」(少フレ)のフラグメンテーションの解消に臨みました。別フレは、1965年創刊、1985年1月号から、タイトルの“少女”が外れて『別冊フレンド』となり、現在に続いています。

          女ま館日誌20220926 蔵書整理 LaLa 別フレ 少フレ