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愛してる

我が家の猫があの世へ旅立ちました。昨晩のことです。
体はまだそばに居るのに。実感がないよ。

家族が欠けても、日常が続いていることに驚いています。兄弟が引っ越した時の感覚に似ているかもしれない。わたしが一人暮らしを始めた時とも似ているかもしれない。

朝起きて、まだ起きてこない猫に「おはよう」と言って、いつもアイロン台を怖がる猫の隣でシャツにアイロンを掛ける家族に、「怖がってるよ」と言ったり、いつもと変わらない。わたしはもう泣いてなくて、ただ猫が起きてこない。

夕方には家族と一緒にお見送りに行ってきます。
ずっと「虹の橋を渡った」という表現にピンと来てなかったけど、今はきみの行く先がそんな綺麗な景色だったらいいなと思う。

来世でまた巡り逢えるとはなかなか思えなくて。
でも想いが消えるわけではない。
泣くばかりが哀しみではなく。
笑うばかりが寂しさでもない。

今世のきみを一番に愛しています。
おやすみなさい。

窓際が好きだね

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