解体現場を見るとなぜか興奮する
いつもよく通る家屋の横を通りかかったら、ユンボが入って解体作業が進められていた。
前は理容室だったみたいで、赤と青の💈がおいてあった。私が知ったときにはもうお店はやっていなくて、空き家みたいな感じだった。
それが数日前から解体作業が始まって、建物がどんどん取り壊されていっている。
ところで、解体現場を見ると、言いようのない興奮状態になるのは私だけだろうか。
まず、今まで見えていなかった部分が見えてくる。建物のなかが見えるというだけでなく、壁の裏側、柱の裏側という壊さないと見えないところまで見える。
今までと一変した、いつもと違う景色が現れる。
そして、かたちのあったものが形でなくなった状態になっていく。諸行無常。
明らかに本来ある形ではない形で崩壊している。毎日見ていた形ある状態が、崩壊状態となって立ち現れていく。
柱の木、壁のセメントだけでなく、その中の見えない部分も剥き出しになる。
そしてそれはすべて人為的に作り出されている。
この異様なざわざわした感じを受けるのはなぜだろうか。
おそらく形あるものが壊れていくという意味での何らかの死を見てしまったかのように感じてしまうからではないか。
かたちのあるものはいつかは壊れる。一生残るということはない、ということを思い知る。
当たり前だが毎日同じように見えているものでも、実は毎日同じではなく、少しずつ変化している。
当たり前のことではあるだが、普段の生活でこれを意識することはあまりない。だからそのことに気づくとなんかざわざわした感じになるのかもしれない。
毎日同じように見えているものでも、実はその状態であるのは、その日、今だけしかないのである。
人間は、今を生きることを忘れがちだから、今を意識することが必要。
なんか前にnoteにそんなことを書いた気がする。
今一度、今を意識してみよう。そんな感じです。
今日はこのくらい。ということで、「今日一日を最高の一日に」
起床時間6:00
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