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ひとりで起業したいけどどうしたらいいかわかりませんよね?それならまずやってる人から聞いてみましょう。

『ひとり起業は苦しい。だけど、乗り越えられる』著 長岡 吾朗

「起業体験記」と言われて何を思い浮かべるだろう?コロナによるAIの発達で副業や独立が当たり前になったのも情報が知識として支えになっているからではないだろうか。

昨今ますます答えがすぐに出てくるのに対して”問いの質”が求められるようになった。しらなければ検索ができないようにわたしたちは知らないことに対しての適切な解答を得ることができていない。

そんな悩ましい実情から一歩あゆみ寄ってくれたのが本書である。

著者は2009年に創業してから今日に至るまで“ひとり起業”家として実際に戦っている。

SNSを開けば「これ全部経費でお金かかってません」「旅をしながら自由に働く」など夢のような話しが多く、「でもわたしなんかができるわけ・・・」と思うような自慢エピソードばかり羅列されている。

しかしそれでも起業を夢みているヒトは多く、調べることも多いだろう。

ここで冒頭でも話した問いがわからないという悩ましい実情にぶつかってしまう。

お金の問題はもちろん、何を準備したらいいのか、どうやって進んでいけばいいのか、実際の体験を元に書かれた「体験記」は1歩を踏み出しやすくしてくれる。

もし起業をこれからしたい人、起業をしてみたいけど方向性が定まらない人にとって今の現状や悩みが直に問いという形として生まれることは間違いないだろう。

ひとり起業で失敗するパターンはメンタル、お金、人間関係が崩れていく。しかし未経験者にとっては「商品さえあればなんとかなるか」「売り上げをあげる方法を考えよう」「商品ってどうやって作ればいいんだろう」とマーケティングの部分だけに目が行ってしまう。

それも当然である。経営など数多くのビジネス書には華々しい状況しか書かれておらず「では実際にやってみよう」という考えにはいたらないのだ。

年齢関係なく「起業に興味がある」、「このままでは不安がある」という方にとっては体験記を通して学びながら実践できる本書をおすすめしたい。


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