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起業前にビジネスアイデアを考えよう


起業のプロセス

起業には、大きく分けて2つのプロセスがあります。
①起業を決意してから実際にビジネスをスタートさせるまでの準備期間
②ビジネスを始めてから、収益が安定するまでの初期営業期間

①準備期間では、主に次のようなことを行います。
・新しいビジネスアイデアを考える
・そのアイデアをさらに練り上げて、実行可能な事業計画を立てる
・事業計画に必要な資金を考える

準備期間では、いろいろな人にアイデアや事業計画を見せてフィードバックをもらってください。予想外のアドバイスや課題が見つかるかもしれません。また、どのような形態でビジネスを進めるか(個人事業主か、会社設立か、どこで仕事をするかなど)もこの時に考えましょう。

②初期営業期間では、とにかく早く収益を上げることが大切です。経費をできるだけ抑えつつ、いかに速く売上を出せるかが鍵となります。

・起業後の必要な手続き(会社設立の場合は登記、税務署への届け出など)
・資金調達(銀行からの融資など)
・絶え間ない営業活動と、その結果を踏まえた改善(PDCAサイクル)

これらは起業する上での大枠のステップですが、ポイントは、何をしたいのか、そしてそれを実現するために何が必要かをしっかりと考えることです。

いいビジネスアイデアを生み出すヒント

起業家はいつも2つの異なる視点が求められます。
理想と現実。
長期的視点と短期的視点。
長期的な目標と短期的な稼ぎ。
将来のビジョンと目の前の問題解決。
細かい詳細と大きな全体像の間でのバランスを取りながら行動し、考えることが求められます。これはビジネスアイデアにも当てはまります。

すぐに実行可能なアイデアと時間がかかるアイデアに分けて考えるのがおすすめです。アイデアは、新しい情報の組み合わせから生まれるとされていますから、さまざまな人に会ったり、場所に行ったり、本を読んだりすることが、アイデアの源泉になります。

アイデアが良いか悪いかの判断は難しいです。多くの人から支持されるアイデアが必ずしも良いとは限りません。それは、多くの人がすでに考えているアイデアだからです。

歴史を見れば、初めは理解されなかった革新的なアイデアが、時間が経つにつれて評価されることがよくあります。ですから、アイデアを多くの人に話してみて、フィードバックを大事にしつつも、それを鵜呑みにする必要はありません。

大切なのは、たくさんのビジネスアイデアを出すことです。ただし、アイデア自体に価値があるわけではなく、実行することが重要です。アイデアだけにとどまる起業家もいますが、行動に移さなければアイデアは意味を持ちません。

事業計画を立てるコツ

頭の中にあるビジネスアイデアを、自分以外の人にわかりやすく伝えるために事業計画を立てます。事業計画を立てる上で、特に注目したい2つの大きなポイントがあります。

①「この商品やサービスがなぜ売れるのか?」
②「資金計画」

①「この商品やサービスがなぜ売れるのか?」では、次の3つの質問に答えることが重要です。
・この商品やサービスは、具体的に誰のどんな問題を解決するのか?
・競合他社と比べて、どんな強みや違いがあるのか?
・どうやってこの商品やサービスを知ってもらうのか?

事業計画を立てる際には、自分の思い込みや希望的な見通しにならないように、厳しく客観的な視点から考えを深めることが大切です。

②「資金計画」はお金の計画のことで、①のポイントと密接に関連します。実際に市場での反応が計画よりも鈍かったり、予想よりもコストがかかってしまったりすると、会社の存続自体が問題になります。

そのため、出ていくお金(経費)と入ってくるお金(売上)のバランスを慎重に計画する必要があります。資金計画は、事業の指針となるものであり、同時に銀行などの金融機関に融資を求める際にも必要とされる重要なものです。

おわりに

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