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また一歩進むためのエントリ

お久しぶりです!
はじめましての方もいるかも……おのさやと申します。

いや、気づけばnoteは本当に更新していなかった。文章を書くことは嫌いではないけど、なんというか、思考がまとまらず書く気になれなかった、という感じですかね。

いつの間にか季節は巡り、だいぶ日も長くなりました。東京は夏がすぐそこに来ている気配があります。もう少し春らしい気候、長くてもいいのよ〜〜〜?!って毎年思っている。

さて、今回のnoteはといいますと、約2年間勤めた会社を退職したので(正しくは、する。まだ有休消化中)そのあたりのことを綴っていこうかな〜と。

「退職」という答えを出すまで、4ヶ月。長い!

今まで2社経験してきて、3社目だったのですが、単刀直入に言うと今までで最も退職を悩んだ会社でした。退職を考え出したのが昨年の12月頃で、退職届を出したのが今年の4月頭。

それまでずーーーっと悩み続けていました。もともとあまり悩むタイプではないし(人によっては4ヶ月も短いかもしれないけど)、長い付き合いの友人からも「すごく悩んだね」と言われて、客観的にも「長く悩んでいた」なと。

こんなに悩む自分が不思議にもなりました。だから、いろいろ理由を探ってみました。人?待遇?仕事内容?どれも要素としてはあるけど、ここまで悩む大きなものではなさそう。環境じゃないんだ。そして、もう少し視野を広げてみたときに気づいたんです。「ああ、この分野自体に関心があるからなんだ」と。

分野への関心が、こうも自分を悩ませたのか

今の会社は、わかりやすくいうと介護の会社なのですが、主力事業は「障害のある方への介護サービスの提供」です。障害福祉なんですね。

私の母は、ずっと障害福祉の仕事をしていました。だから、幼い頃から身近だったし、楽しそうに働く姿が印象的で、私も大人になったらこんなふうに働きたいな、と思っていました。(それがとてもむずかしいことなのは、働いてから痛いほど実感します)

誘いを受けて(リファラルというやつですね)デザイナーとして入社したのですが、「障害福祉か、何かの縁かも」という気持ちが、決め手のひとつでした。今思えば、自覚しているよりもそれが大きかったのかもしれません。

「結び目」をつくる大変さとおもしろさに夢中になった

デザイナーとして入った私は、介護の研修に参加したり(テストにも受かったよ!)、実際にケアの現場を見学させてもらったりはしたけれど、ケアを提供することはありません。だから、わからないことだらけで、わからないことは、現場をわかる方に聞くしかありません。

その分、私はデザイナーとしてスキルを提供するわけです。最初に所属したのが「広報チーム」だったので、社内報や広報誌、SNS運用、映像制作など発信に関わる制作物がメインでした。これらコンテンツをつくるにあたって、必要不可欠になるのが現場との連携なんですよね。

当初は大変だったのを覚えています。でも、ひとつひとつやっていくうちに、だんだんと仕組み化もされていって、大変さが楽しさに変わっていきました。互いをリスペクトしながらスキルを持ち寄って、コミュニケーションを惜しまずに、コンテンツをつくりあげる。絶対にひとりではできないことです。「なんておもしろいんだろう……!」そう思いました。

利用者様(介護のサービスを利用されている方)にご協力いただいたコンテンツもたくさんあります。むしろ、そういうもののほうが多いですね。きちんと承諾書を交わすわけですが、承諾をいただくにはスタッフ(ケアを提供する社員)や会社との信頼関係が大前提になってきます。これってすごいことですよね。私ではできないことです。

その後、広報の退職によりチームは実質解散。私はデザイン部に異動となりますが、ほぼほぼ広報のコンテンツ制作は引き継いでいました。直近では、インタビューライティングもやってたな(笑)

世の中には、私たちが想像している以上に、ケアを必要としている方々がいます。障害福祉のサービスは認知度が低く、必要な方に届いているとは言い難い現状で。発信をつづけることで、だれかが知ってくれて、それが大きな輪になれば。そう思いながら。

でも、少子高齢化で、働き手がどんどんいなくなっているから、きっと数年後には介護の現場もだいぶ変わっているのかなとも思います。これは余談でした。

今後も「強い思い」のあるところで、「結び目」をつくっていきたい

そんなこんなで、とてもやりがいを感じていたんだなぁ〜と、退職を悩んだ謎が解けたわけです。

「そんなにやりがいを感じていたのに退職するのはなぜ?」というところですよね。簡潔に表現するなら、「もっとこういう『結び目』としてのチカラを磨いてみたい!」と思ったからですね。

障害福祉という分野が関心領域であることは確かですが、副業でウエディングや飲食、音楽などさまざまな業界に携わらせていただいていて、全部おもしろいんです。「思いが強い」、それが共通項。だから、業界や分野にとらわれずにチャレンジしていきたいと思っています。

あとは、企画から関わる機会を増やすことも目標です。この答えに辿り着いた理由はまた今度!(夏からのワークショップデザイナー育成プログラムにも関わってくるし)

これはいわゆる「退職エントリ」になるかな?と思いつつ、「また一歩進むためのエントリ」としまして、筆を置かせていただきます。

ここまでお読みいただいてありがとうございました〜!🙏

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