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力戦奮闘記⑦Valentine

バレンタインといえばチョコだ!
日本では我々日本男子は1年に一度女の子からチョコをもらえる日。という文化がある。
高飛車な女たちは「海外は男性から女性に渡すんだ」みたいな謎のマウントを取ってくるイメージがある。
帰国子女で現地の学校へ通っていたなら分かるんだが、経験上そういう人たちは大抵日本育ちである。
斯くいう僕も帰国子女だが、通っていたのは日本人学校だったから文化は日本と同じである。
インターに通っていた友だちも何人かいるけど、バレンタインのことなんか話したこともないからよく分からない。

何かにつけてイベントをやる日本のお祭り文化は個人的に結構好き。
もうそのイベントが何のためにあるのかとか、その起源とかお構いなしにフェスティバル化していくのがいいよね。

イタリアンをやっている身としては、店から女性のお客様にチョコレートを渡すようなイメージでバレンタインコースなんてものを組み込めたらいいなって思ったのでやってみた。
予約こそ少なかったけど、ドルチェはケーキから何から手作りした。
オレンジガトーショコラや、ピスタチオの生チョコ、ヘーゼルナッツジェラート、あとはなんだっか忘れたけど。
それでも全部捌けるくらい来てくれて嬉しかった思い出がある。

お客さんに色目を使うわけではないが、女性でも男性でも来てくれたお客さんをオトしに行くのが僕の接客スタイルなのかもしれない。
いや、友だちになるタイプかな。どちらかというと。
まあ少しカッコつけて言うとそんな感じだと思う。

おそらく、これは僕の予想なんだけど、こういうイベントって昔の大手企業が商品を売るために国民に刷り込んでいって生まれた文化なんじゃないかと思う。
じゃなきゃ説明がつかない気がするし。
てことは飲食店は最低でもそこらへん全部あやかった方がいいんじゃないかな?みたいなのが当時の僕の考え。

今となってはバレンタインだからなんだ、クリスマスだからなんだ、みたいなスタンスになってきたけど、それはきっと自分がそーゆうライフステージにいるからだと思って割り切っている。
なので批判は受け付けない。

でもよく考えみると、チョコレート売ってるお店は儲かるけど、バレンタインだからってわざわざお店に足を運ぶかね?
家でゆっくりチョコ渡すんじゃないんか?
そして茶でもシバいて、夜はハッピーバレンタインて感じがいいよなぁ。
どう考えても。

じゃあ飲食店には何ができるかというと、結ばれていない男女の雰囲気作りをアシストすることなのかもしれない。とも思い始めた。

街中の飲食店になると昼からそういうコースを打ってみても意外と需要はあるよ。みたいなことを言いたかったんだけどな。

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