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言の葉。

日本語って超難しい。
だってまずね、アルファベットが26文字なのに対して、ひらがな50文字、カタカナ50文字、漢字はもう何文字あるのかも知らん。
そりゃむずいって〜。
よく考えればそーゆうことで、
結局は文字の組み合わせで言葉ってのは出来上がっているので、日本語の勉強が難しいのは周知の事実である。
アジア圏、中東などその国特有の文字を使っている人たちの場合の外国語学習はかなり難しく思う。
ま、実際は慣れだと思うけどね。

文字も発音も違うし、特に日本は島国って特性的に外部の文化は入ってきにくい環境下なので、外国語を話せるようになるって相当ハードルが高いように思える。

でも、言葉というものはその国の文化そのものを表しているものだと思う。
だからこそ僕は住んだ国の言語で生活していたいし、相手が話しかけてくれた言語で会話をしていたいと思う。
その相手と、その国に敬意を表して。

日常生活で言えば、よく言われるバッドワードやFワード、スラングをどのように使っているのかとか、1つの事象に対してどのような表現をするのかで思考が分かってきたりもする。
英語圏もスペイン語圏も国によって使う言葉、アクセント、発音が違うし、スラングも違う。
実際日本人の使う日本語はスラングばかりだと思うし、スペイン語は実は過激なバッドワードが多かったりしていい意味で悪口のレパートリーがかなり多い。
どの言語も学べば遠回しにバカにしているような皮肉な表現もあったりして、そこには「差別や多様性とは何か」を考えさせられるような言葉が多数存在する。
さらに歌のように流れる発音や、アクセントの強い言葉、話す速度、言い回しなど、そーいう言葉の節々に国民性や地域性が出ていると思う。

それに、海外にいるとよく
「これって日本語でなんて言うの?」って聞かれることが多いんだけど、
今まで100%の自信を持って解答をしてこれたとは言い難い。
それくらい日本語は難しいし、奥ゆかしさがあり
この言葉すらも芸術なんじゃないかってくらい遊びが多い言語なのかもしれない。

“I love you”
あなたはこれをどう翻訳する?

「愛してる」って訳した人いる?
そうだよね!愛してるって訳であってるよね?
だって進研ゼミでやったもん!
でもさ、日本人で愛してるって言葉使ってる人って相当少ないと思うんだ。
じゃあその翻訳って合ってるの?っていうのが疑問なわけ。
まあ個人的には彼女に毎日「愛してる」って伝えるタイプなので、僕の場合はこれが正しい翻訳になる。

もしかすると日本人的には
I love you が意味する実のところは
いつもありがとう」なのかもしれない。

そう考えるとさ、毎日自分のパートナーや家族に言うってことは当たり前な感じがするし、言うのが恥ずかしいなんてことはないよね?

言語っていうのは直訳で勉強するより自分の中で意訳していく方がかなり面白いと思っていて、要はフィーリングの世界なんだけど、
こういうことをいつも考えながらスペイン語や英語を遣って生活している。

この思考自体が、僕の言語学習意欲の根源なのかもしれない。
それは色んな価値観や経験があってのこと。
ネイティブスピーカーになるのってかなりムズイ。
欧州に来て半年が経過して思うのは、
多分3〜5年以上住まないとそこまでは達せないのだろうって気がしてきた。

ネイティブスピーカーへの道のりはかなり長い。

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