【🇪🇸 La vida de España ②】
スペイン生活3日目、とうとうマドリードからサンセバスチャンへ移動することになる。
ここでは割と不安と緊張があった。
1週間以内に仕事か家を探す必要があったからだ。
とりあえずバス移動の7時間の間で
その日から10泊分のホステルを予約した。
サンセバスチャンに着くと、
まさにこれを楽しみにスペインに来たんだ!
と言わんばかりの山と海が広がっていた。
次の日、とりあえずスペインバル巡りを始めて
気に入った店に履歴書を配りにいこう!
あ!ついでに家も探してみよう!
みたいなノリと勢いで4日間動き回ったんだ。
バルのピンチョスに関しては、
あれ?これもう作れるな。とか、
食べたら大抵何入ってるか分かるな。とか
バスク料理に対して思っていた期待が大きすぎたのか拍子抜けしたのを覚えている。
少し寂しい感じと、目的を失った感じ?
そんな感じでもまあ、とりあえず住まないことには何も始まらないと思って、家探しは続行することにした。
家を探していると、
これまた奇跡が起きるんだけど
今年解体になったデンマークの世界ベストレストラン50選殿堂入りのレストラン"Noma"のシェフ、フルカンと出会う。
彼はnomaに入る前、ムガリッツというサンセバスチャンにあるミシュラン星付きのレストランでシェフとして働いていて、現在はサンセバスチャンのバスク料理学校で講師をしている。
部屋に1つ空きがあるっていうのでシェアメイトを募集してたみたいだ。
面接みたいなことをするんだけど、
仕事は何をしてるか聞かれたから
「スペインに料理をしに来たんだ!」っていうと
Instagramを交換することになってそのことが発覚したんだけどね。
まじ痺れたよね。
するとフルカンが
「レジュメをくれたら、サンセバスチャンのシェフに推薦してあげるよ」と言ってくれた。
彼の紹介で決まった仕事が、
サンセバスチャンの有名店でありピンチョス大会優勝者のオーナーシェフPabro UrolaのレストランであるCasa Urolaだった。
家はまだ決まらないものの、
やっぱりいつも運だけはいいっていうのがなんとも自分らしいなと。
今までの人生、人との繋がりだけを大切にしてきて本当に良かったなって、そのときは強く思ったなあ。
本当はフルカンのところに住みたかったんだけど、1ヶ月間はホステル生活をしないと入居できなかったから、とりあえず5月一杯はホステル生活をしながら働くことにした。
確かこれがサンセバスチャン5日目だったかな。
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