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Yusuke Ono

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人生の軌跡。
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エピソード0

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こんな僕の人生の始まりは大学時代。

当時センター試験と言われる、今でいうところの共通一次試験で最高レベルのミスをする。
どんなミスかっていうと、点数開示をしてみて発覚したんだが自己採点が大幅にズレていた。
60%の自己採点だったけど、本当の点数は57%だったんだ。
この約30点の差は大きい。
奇跡的に間違えて本来より高い点数で提出したため、国公立をギリギリ志望することができたからだ。
自己採点が

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力戦奮闘記⑨引継ぎ

力戦奮闘記⑨引継ぎ

たくさんの反省と、そこから見つけた多くの目標ややりたいことに向かうため、僕は新しい環境に身を置くことに決めた。
誰かに雇われて働く、ということは仕事やオーナーに対して自分の仕事にケジメをつけて、最後まで責任を持ってやることが必要不可欠だと思う。
「ケジメ」という言葉を用いたのは、最近ヤクザ系の漫画を読んでいる影響かもしれない。

自分が今までにやってきたこと、それに対する売上変動や客数変動など、そ

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力戦奮闘記⑦Valentine

力戦奮闘記⑦Valentine

バレンタインといえばチョコだ!
日本では我々日本男子は1年に一度女の子からチョコをもらえる日。という文化がある。
高飛車な女たちは「海外は男性から女性に渡すんだ」みたいな謎のマウントを取ってくるイメージがある。
帰国子女で現地の学校へ通っていたなら分かるんだが、経験上そういう人たちは大抵日本育ちである。
斯くいう僕も帰国子女だが、通っていたのは日本人学校だったから文化は日本と同じである。
インター

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力戦奮闘記⑤EC販売

力戦奮闘記⑤EC販売

EC販売(通信販売)、
テイクアウトの延長線として僕が次に試そうと思った販路拡大計画だ。

行政からの時短営業要請期間があまりにも長く、ほとんどランチタイムしか営業することができなかったので、色々と販路を広げたくて日々思考していた中でやってみようと思った施策の一つだ。
まず大きいゴールとして通信販売、つまり大手ECサイトである楽天市場やAmazonなんかに出品しようかなと考えた。

そんなことを考

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力戦奮闘記④ToGo

力戦奮闘記④ToGo

当時は緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置における時短営業規制みたいなのがあったから、販路拡大的な意味も込めてテイクアウトにも力を入れることにした。
ピーク帯で少し混んでいても、それでも自分の手が空く時間があったからだ。

と、いうわけで、心の中にはこっそり広告効果もあるだろうって期待も秘めつつ、売上を上げるためにテイクアウトに力を入れ始めた。
生パスタのテイクアウトって結構難しくて、何回も試作し

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力戦奮闘記③キャッシュレス

力戦奮闘記③キャッシュレス

売上がなかなか伸び悩んでいた頃、あることに気づく。
会計の際、お客さんの支払い方法がPayPayだったり交通系IC、いわゆるキャッシュレス決済が多かったということ。
よく考えれば分かったのかもしれないが、まだ飲食店経営のことなんて実践経験もなければ知識もきっとそこまでなかったのだろう。
かなり盲目的になっていた気がする。
もっと肩の気を抜いて仕事に向き合えてればよかったんだろうけどね、その時はかな

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力戦奮闘記②食材原価

力戦奮闘記②食材原価

マーケティングとか店舗経営を勉強した僕は、まずは現在地を把握するためにあらゆるものを数値化することにした。
まずは原価と固定費だ!って。
食材原価はパスタ、野菜、肉、その他ソース類・乳類等、、
固定費としては家賃とグルメサイト掲載費、人件費だったり、この時変動費もある程度の予算をつけて計算してみたんだっけ。

その当時は僕が持ってた業者さんはあまり多くなかったんだけど、これを機に色んなところ比べて

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力戦奮闘記①

力戦奮闘記①

これは僕のマネージャー時代の話。
25歳、社会人3年目で店長の肩書きを戴くことになった。
まあ、自分の実力もポテンシャルも知らぬまま頂戴したので、それは名ばかり、俗に言う雇われ店長である。

僕が任されたのはイタリアンバールで、そのお店は生パスタを扱い、ランチ帯とディナー帯で営業し、ソースは昔ながらのレシピを使っていた。
その当時はオープンして、上手く軌道に乗る前にコロナが流行したもんだから立ち上

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逃走劇⑥コロナ禍

逃走劇⑥コロナ禍

イベント出店が無事に終わり、
いつも通りスノーボードをしながらトリプルワークに励んでいた。
結構大きめの自信と達成感を手に入れて、あぁ次はピンチョスで出店したいなあ、なんて思いながら。
この時、スペインを自分のワーホリ生活に組み込むことを決心した。
ニュージーランド、オーストラリアと行ってから28歳でスペイン!と言った具合に。

そんな時、ヤツらは急に現れた。
Covid19である。
北海道は2月

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逃走劇⑤イベント出店

逃走劇⑤イベント出店

当日の朝、会場の下見のために7時半に会場入りした。
入ってすぐフードブースの確認をして、何が足りないかをリストアップする必要があった。
そこにあったのは炊飯器、ホットプレート、製氷器だけだった。
それ以外、何もなかった。
もちろん、冷蔵庫も。

オープン5時間前に知らされた事実。
仕込んできたものをどう保管するか、調理工程はどうするか、どのように提供するか、持ってきているものだけで勝負できるのか。

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逃走劇④イベント出店準備

逃走劇④イベント出店準備

ある日、大学時代1番一緒にいたであろう親友からイベント出店の話をもらう。
詳細を言うと、函館のクラブで彼が在籍するパフォーマンスグループ主催でイベントをやるっていうんで、その際のフードブースで出店してみないかっていう話。

まあこの親友ってのが僕を焚き付けるのが本当に上手いやつで、考えるまもなく二つ返事で快諾したよね。
色んな仕事に手を出してみて、飲食業で俺は生きていく。と決めた矢先にこんな話をく

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逃走劇③マルチ

逃走劇③マルチ

3社にアルバイトとして勤めているフリーター生活。
実は僕はこのとき他にも仕事をしていた。
クラウドワークスのWEBライターや翻訳、アルトコインの投資、マルチ商法である。

副業の寄せ集めみたいな働き方や生き方をしていて、実はホストも経験したいとも思っていたし、「出資するから店を持たないか?」と声をかけてくれる人も何人かいて、全部楽しそう!
って感じで色んなことに手を出しまくったのが
僕の25歳であ

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逃走劇②フリーター生活

逃走劇②フリーター生活

新卒で入った会社を半ば強引に退職し、
道北から札幌に帰ってきた。

とりあえず、海外で仕事に困った時のために
寿司やっとかないとなあ!とか思って、
学生時代のバイト先の札幌店でアルバイトを始める。
たしかこれが辞めて1週間後だったかな。
このスキルを使うことはないだろうと思っていたが、後にスペインで役立つことになるとは
当然この時はもちろん知る由もない。

その1か月後、前職で可愛がってもらってい

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逃走劇①

逃走劇①

これは僕が24〜25歳の時の話。
もう4.5年前の新卒時代である。
後にも先にも逃走したのはこの一度きり。

この環境にいたら、僕も同じような人間になってしまうかもしれないって思って1番尊敬するお世話になった先輩が辞めたあと、
数ヶ月して「僕も辞める」って
シェフに話したんだ。

今まで社員もアルバイトもたくさん飛んでる人を見てたのもあって、
僕はたくさんの先輩方にお世話になってたので
ちゃんと辞

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