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【オンライン大学院留学】仕事・育児・学業を両立するための5steps

オンライン大学院留学のメリットは、仕事を辞めなくてよいということです。留学による機会損失がないという点は魅力的な一方、複数のわらじを履いてタスクをこなす生活を送る必要があります。仕事、育児、趣味、介護等、人それぞれ両立したいライフイベントがあると思います。

本Noteでは、オンライン大学院とそれ以外の活動を何とか両立するために必要だと思うことを共有させて頂きます。なお、「単位を落とさずに、学業以外のこと(例:仕事・育児・趣味)ができている状態」を両立と定義します。


Step1:Courseraで1科目勉強し、自分に必要な勉強時間を見積もる

多くのオンライン大学院では、週20-25時間を勉強や研究に割くよう言われますが、これは英語を母国語とする方達の基準です。日本語を母国語とする方にとっては、この時間で完璧に勉強することは困難かもしれません。

そのため、自分にとって必要な勉強時間を知る必要があります。Couseraというオンライン教育プラットフォームがあり、学部・大学院レベルの講義を一般公開しています。

Courseraで自分の志望分野に近いコースを履修し、要した勉強時間を確認していきましょう。そして、そのコースが想定している勉強時間と比べ何%多かったor少なかったかも見ていきます。想定学習時間は、コースのトップ画面に掲載されています。

Couseraの画面

例えば「スタンフォード食と健康入門」は6時間で完了するコースですが、実際取り掛かって1.5倍の時間(9時間)かかったとしましょう。となると、修士課程では週20時間×1.5倍=週30時間の学習時間が必要になると考えられます。

この時間を念頭に置き、いつ勉強するかを考えていきます。

Step2: 勉強可能時間を見える化する

Excelで一週間の予定表を以下のように作成し、勉強可能な時間を水色で塗りつぶします。Step1で見積もった時間を工面できない…となった場合は、家事代行サービスの利用や仕事を減らす等、なるべく睡眠時間と気分転換の時間を削らない形で時間確保していくことをお勧めします。

私の場合(週22時間+予備2時間で想定)

Step3: 勉強内容に優先度をつける

オンラインコースの成績評価は選択式クイズかエッセイで決まることが多いため、それに直結する動画教材や参考資料を優先的に読んでいきましょう。

具体的には、指定教材を、「課題に必要な教材」と「課題提出後に読みたい教材」に分類し、前者から読み込んでいきます。

勿論課題提出後に読みたい教材の中に、課題に必要な教材が紛れ込んでいる可能性があります。課題に詰まったら、課題提出後に読みたい教材リストを確認するようにしましょう。

Step4: 課題は早くから着手する

試行錯誤しながらエッセイを書くため、数百字レベルの書き直しが発生することが予想されます。そのため、エッセイに早いうちから取り掛かることをお勧めします。提出日1-2日前にはエッセイが完成し、見直しを行えている状態が理想です。

目安ですが、3,000 wordsレポートなら2週間前、5,000 wordsレポートなら1ヶ月前から取り掛かるとよいでしょう。なお、講義内容が自分の専門分野から外れている場合は、もう1週間ほど時間が必要になると思われます。

Step5: 自分の関心と課題を近づける

事例検討や論文の批評等がエッセイのテーマとして選ばれると思うのですが、自分の関心が深いトピックや自分の専門領域と重なるようにエッセイを書くと、課題にかかる時間を幾分減らすことができます。

例えば「ある国の生活習慣病に関する公衆衛生政策を、理論を用いて批判せよ」という課題があった場合、日本のケースを選んだ方が書きやすいです。加えて、産業保健に関わっている方であれば「特定保健指導」、臨床現場にいる方であれば「禁煙外来の保険適用」、ビジネスセクターの方であれば「飲食店の原則禁煙化」等、自分が語れそうなトピックを選ぶことをお勧めします。

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