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志望校探しの5つのポイント【オンライン大学院への留学】

はじめに

本noteでは、オンラインでの海外留学を考えている人向けに、志望校を探す方法と、探す際の注意点をまとめていきます。


①FindAMasters or FindAPhDで検索

修士課程のコースを探す場合は、「FindAMasters」、博士課程のコースを探す場合は、「FindAPhD」を検索エンジンとして使うのがおすすめです。これらのサイトを使えば、効率的に志望校を絞り込むことができます。

Keyword検索の際は、自分が志望する分野の類義語も検索することで、候補となる大学の幅が広がります。例えば、メンタルヘルスに興味がある場合は、「Mental Health」「Psychiatry」「Well-being」「Resilience」等のキーワードでも検索してみましょう。日本よりも大学院のコースが多様なので、取りこぼしが無いよう、様々なワードで調べていくことをお勧めします。

②候補校を世界ランキングの上位から抽出

分野別の世界ランキングを出しているShanghai Rankingを参照することで、自分の志望分野で強みを持つ大学を見つけることができます。世界ランク1位の大学が、全ての分野で強い訳ではないので注意が必要です。

この作業は、大学院を調べる順番を決めるために行っています。世界ランキングが高い大学院が偉かったり、教育の質が良かったりするわけではないのでご注意ください。

③Excelに入学条件をまとめる

候補校を一旦10校ほど選んだら、各学校のHPにアクセスし、以下の情報をExcelにまとめましょう。

国、使用言語、入学時期、最短修学年数、修士研究の単位の有無、IELTSの得点、必要な推薦状の数、応募締切、興味のある授業科目、学費、現地渡航の有無

加えて、自分が関心のあること(例:職場での認知度、MBAホルダーを名乗れるか、成績評価)もExcelに記入し、大学ごとの比較ができるようにするのがポイントです。

Excelを埋めたら大学院の志望順位をつけていくのですが、どれも微妙だな…となった場合は、②に戻って候補大学院を追加していきましょう。高い学費を支払って進学するのですから、学習したい分野について妥協せず、愚直に探し続けることが大切です。

④したい研究を指導できる教員が候補校にいるか調べる

※研究の授業が無いコースの場合は飛ばしてOKです。

各大学のwebpageから教員情報一覧にアクセスし、研究テーマと研究手法が似通う人がいるかを入念にチェックしましょう。特に、教員名をGoogle ScholarやPubMed等の文献検索サイトで調べると、その人の研究歴をより深く知ることができます。博士課程の場合は、研究テーマに相応しい指導教官がいないと不合格になるリスクがあるので、博士進学希望者は④に一番力をいれましょう。

⑤今までの作業を踏まえ、第1~5志望を決める

大学院は何校でも出願できますが、各学校に合わせた志望理由書や履歴書を書くためには、何十校も受けるのは現実的ではありません。私のアドバイスとしては、第1志望から第5志望まで決めるのがベストだと思います。

また、アメリカとヨーロッパでは大学院の入学に必要な書類や試験が大きく異なるので、志望校をアメリカかヨーロッパどちらかに揃えた方が、受験対策は楽になるはずです。どちらかに絞って、志望校を選ぶことをお勧めします。

おわりに

調べたデータを整理して意思決定をするというプロセスで培う能力は、大学院の授業や課題の中でも大いに役立つことでしょう。そのため、大学院生活の準備の一環だと思って①から⑤の作業に取り組み、納得のいく志望校選びを行ってください!

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