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具体的に「具体的に書く方法」を説明しますpart❷ 

「この仕事、ウマいことやっといて」と言っておきながら「違う!そうじゃない!」とキレる上司はいませんか?😱


(そういう人に限って、質問しづらいオーラ全開)


「ウマいことやっといて」

という説明は具体性がないので、ミスが起こります。
人に何かを説明するときは、具体性が必要です。

そこで!
一緒に、具体的に説明する方法を勉強しませんか?

具体的に書く方法①は、コチラ!


「わかりやすい説明の書き方講座」の11回目です。

【わかりやすい説明の書き方講座】

(1)noteの記事の9割は「説明」です
(2)どうすればうまく書ける?←書く前が大事!
(3)説明とは?〇〇を知らない人はラーメンを説明できない
(4)「理解できる」ってどんなとき?
(5)文章は一人で書けない!?
(6)ポプラディアは説明名人~「〇〇とは何か」を説明せよ~
(7)具体的に「具体的に書く方法」を説明します
(8)説明に〇〇を加えれば、理解しすくなる
(9)あの作家が39回も実践したこと
(10)noteのコンテストで3回受賞した僕がやっていること
(11)具体的に「具体的に書く方法」を説明しますpart❷👈今ココ


この講座は、

という考えのもと、「よりよい説明ができるようになりたい」≒「よりよいnoteを書きたい」という方に読んでほしいと思っています。

本文:約2600字
→4~5分で読めます🙋‍♂️




方法❶ 〇〇を使う!


あなたが3歳児に『一寸法師いっすんぼうし』の絵本の”読み聞かせ”をしていたとします。


3歳児


もし、その子に、

一寸って、どれくらい?

と聞かれたらどのように説明しますか?
30秒、お考えください。
(参考:一寸は約3cm)






↓スクロール






私だったら、自分の指を見せて、

お母さん指とお兄さん指を合わせた長さぐらいだよ

と説明します。


約3cm


ズルい!



と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。


ただ、このように自分の身体の部位の長さ・・・・・・・・を把握しておくと、説明のときに便利です。


3歳児には、

一寸は、だいたい3cmだよ

と伝えてもイメージしづらいでしょう。
家の中で定規を持ち出してくるのも煩雑です。


身体を使って説明した方が、手っ取り早いうえに確実・・・・・・・・・・・です。

人差し指の厚みは約1cm
人差し指の幅は約1.5cm
自分の足のサイズは約26cm(4倍すれば約1メートルなので便利)

といったことを把握しておくとよりよい説明ができます。


(ちなみに、日本人の手の寸法は下記サイトで見られます)


このように、具体的に説明する方法の1つに、『身体を使う』というものがあります。




突然ですが、最近、家でステーキを焼いて食べましたか?


ちょっといい肉を買ってきて、家で焼くのが私は大好きです。
(下記ツイートのお肉、おいしそうですね☺️)


ところで、肉の焼き加減の目安を説明するには、どうすればいいでしょうか?







ここでも、身体を使えばいいのです。

『料理の科学大図鑑』p53
スチュアート・ファリモンド (著),
辻静雄料理教育研究所 (監修)
河出書房新社/2018


上記画像にある『フィンガーテスト』では、肉の感触を身体を使って説明しています。



日常生活では焼き加減の説明をする機会は少なそうですが、

(薬剤のフタを)
手や指に跡が残るくらい、かたく閉めてください

(BBQの火の準備で)
炭から20cmくらい上に手をかざし、3秒我慢できるくらいの熱さなら中火です

などと応用すれば、伝わりやすい説明が可能です。


身体を使った説明は、読み手にとって「道具不要・費用不要・即実行可」と三拍子そろっているので便利です。


方法❷ 〇〇を示す


風邪には気をつけましょう。

小学生にこう説明すると、元気に「はーい」と返事がかえってくるでしょう。


元気な小学生



が、この説明では風邪は減りません。
曖昧あいまいであり、具体的でないからです。



これを具体的にしてみましょう。

✅風邪を引かないように、いつもより1時間長く寝ましょう。

動作・・を示すのです。

他にも、

✅帰宅したら、必ず手洗い・うがいをしましょう。
✅1日、30分以上運動をして免疫力を高めましょう。

といった説明があります。

『動作』の基準は、「説明を読んだら(聞いたら)、何をすればいいか一瞬でわかる」かどうかです。


✅風邪を引かないように、十分な睡眠を取りましょう。


説明で、使いがちな言葉は以下のとおりではないでしょうか。

◆頑張りましょう
◆意識しましょう
◆注意しましょう

これらの言葉を使う方(説明する側)は楽なのですが、相手に伝わりません。

動作化して、相手が具体的に行動できるようにしましょう!





【応用編】

ただ、子どもや後輩などを相手にするときなど、一方的に指示をするのではなく考えて行動してほしいときもあるでしょう。


そのときは、『動作を示す』を封印して抽象的に表現することが必要です。

【例文】

◆どうすればミスが減るか工夫してみましょう
◆お客様目線で考えてみましょう


大事なのは、意識的に・・・・使い分けができているか。


危機管理徹底などの場合は、

この道では、必ず一時停止してください。

など、動作を示す必要があります。



一方、部下の成長を願う場合は、

どうすれば同じ失敗をしないか、考えてください。

と抽象的に説明することが求められます。



何も考えず使ってしまいがちな説明(言葉)に、『よろしくお願いします』があります。

(職場の連絡会で)
本日、エレベーターは点検作業のため使用できません。
よろしくお願いします。

この説明は、”あり”です。


聞く人は、

「階段を使えばいいんだな」
「点検なら仕方ないな」

と解釈してくれるでしょう。




しかし、

(職場の連絡会で)
本日、大学生の研修生が来ます。
よろしくお願いします。

という説明では、聞く人はどうすればいいかわかりません。


(職場の連絡会で)
本日、大学生の研修生が来ます。
例❶:気さくに声をかけてあげてください。
例❷:困っていたら助けてあげてください。
例❸:昼食を一緒に食べましょう。

など、説明する側は自分がやってほしい行動を示すべきだと思います。



まとめ


大事なポイントをまとめます。

★★★★★★

1)具体的に表現する方法❶
➡身体を使う

2)具体的に表現する方法❷
➡動作を示す

3)説明する内容・状況・相手によって具体化のレベルを調整することが必要

★★★★★★


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