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説明に〇〇を加えれば、理解しすくなる


ケンタッキー。
急に食べたくなることってありませんか?


あるご婦人が、

「急に食べたくなっちゃった!!😆」

と、ウッキウキで買いに行ったのに、


臨時休業していたら、

「一体、どういことなの!!😡😡」

と怒り狂うことでしょう。


しかし、同じ臨時休業でも理由が書いてあったら・・・・・・・・・・納得できることがあります。




上記ツイートの画像では、

ぎふ信長まつり(キムタクが岐阜に来たイベント。観覧倍率64倍)に当選したので、臨時休業します

ということが書かれています。


この理由なら、ご婦人も

「キムタクに会えるなら、私だって休むわ!」

と納得してくれるはずです。


「意見は理由とセットで」などと言われます。
が、私は説明こそ理由とセット・・・・・・・・・・で」と力強く主張します。





「わかりやすい説明の書き方講座」の8回目です。

note公式マガジンにも選ばれています!

【noteの書き方講座】

(1)noteの記事の9割は「説明」です
(2)どうすればうまく書ける?←書く前が大事!
(3)説明とは?〇〇を知らない人はラーメンを説明できない
(4)「理解できる」ってどんなとき?
(5)文章は一人で書けない!?
(6)ポプラディアは説明名人~「〇〇とは何か」を説明せよ~
(7)具体的に「具体的に書く方法」を説明します
(8)説明にも理由が必要!!👈今ココ
(9)あの作家が39回も実践したこと
(10)noteのコンテストで3回受賞した僕がやっていること

この講座は、

「noteの記事の9割は説明」

という考えのもと、「よりよい説明ができるようになりたい」≒「よりよいnoteを書きたい」という方に読んでほしいと思っています。

本文:約2400字
4分程度で読めます🙋‍♂️



❶理由の重要性


説明において、適切な理由の有無は読者の行動に左右します。

『読者の行動に左右する』ということは、文章の目的達成に直結する・・・・・・・・・・・・ということです。


理由が書いてあれば、納得でき、それが行動に影響を与えます。


【実例その1】
 それが必要である理由



もし、ハンバーグのレシピに

『粉ゼラチンを入れてください』

とだけ書いてあったら、あなたはどうしますか?


「そんなもん、家にねーよ!!」

と言って、粉ゼラチンを無視・・・・・・・・する人も多いと思います。
実際、私も無視しようとしました。



しかし、料理研究家リュウジさんは、お見事でした。


下記のレシピ本で、上手な説明をしたのです。

材料一覧のところに、


『リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい! 基本の料理100』p13
リュウジ
2021年/ライツ社



上記のように書きました。

『肉汁を閉じ込めるので』

とゼラチン粉を入れる理由も添えた・・・・・・のです。


こう書いてあったので、私は粉ゼラチンを入れることに納得し、指示を守りました。
(妻に聞いたら、お菓子作りに使う用の粉ゼラチンがあったんですよ)

【実例その2】
 安い理由


様々な物の値上げが実行されるなか、「安い」という言葉は魅力ですよね。

ですが、「理由が書いてなくて安い」のは逆に不安です。


184円の弁当・・・・・・。
「いったいどんな材料が使われとるんや😨」と不気味さを感じます。

安い理由がわからないと、警戒されます。



次は、よい例を。

夏頃、オーダースーツの広告で、

通常、34,800円のオーダースーツが期間限定で26,800円でお作りできます!

といったものを見かけました(価格は、正確に覚えていませんが)


この広告の下の方には、下記のように安い理由の説明がありました。

これがあったので、安いのにも納得です。


「安い」という言葉は「お値打ち」という良い意味もありますが「質が悪い」という悪い意味も含みます。

そういった二面性のあるものを説明するとき、理由が書いてあれば読み手は安心できるのです。


❷意図を伝えれば人は動く


理由と似たものに、意図・・があります。


例を紹介しますね。(下の記事)

こちらの記事には「鶏むねチャーシューの作り方の説明」が書かれています。


そして、炊飯器を使用する意図・・・・・・・・・・が書かれています。

✅火を使わないので、楽である。
✅火加減調整の必要がないので、失敗しない。

といったことです。


私はこの記事を読んだとき、

「フライパンを使わないなんて、めちゃ楽やん!」
「火加減調整がいらないから、その時間に他のことができる!」

と思い、早速作りました。(もちろん、美味しかったです)

なぜ炊飯器を使うのか

という意図が書いてあったからこそ、私は自然と行動に移した・・・・のです。


実際に作ったチャーシュー。
子どもより私が多く食べました😨😅


例をもう一つ。

仕事で資料を提出してもらうときの話です。

ホチキスで綴じる場所は左上にしてください。

と説明したとします。
これでは、綴じ位置が左上になったり右上になったりする可能性があります。(説明が伝わっていない)



しかし、

ホチキスで綴じる場所は左上にしてください。
私は右手でペンを持ち、左で資料をめくります。
左上で綴じてあると、めくりやすいのです。

と、「左上にしてほしい意図」を伝えたら、9割以上の人が左上で綴じてくれるようになりました。



❸どんな理由を書けばいい?


深夜、急にカップラーメンが食べたくなことってありませんか。




いざ、作ろうとフタを開けると、

液体スープは、召し上がる直前に入れてください

と書いてあるではないですか。

この説明では「しゃらくえせぇ!先に入れるぜ!」となってしまう可能性もあります。

しかし、

液体スープには油分が含まれています。

先に液体スープを入れると、麺の表面に油の膜ができ、麺にお湯が浸みこまない部分ができ、食感が悪くなってしまいます。


美味しく食べるために、召し上がる直前に入れてください。

と理由が書いてあれば、説明に従う人は多くなります。

(実際に従った人👇)


読み手にとってメリットがある理由を書けば、「理解・納得」してくれる可能性がグッと高まります。





❹まとめ


適切に理由や意図を説明すれば、読み手は理解・納得・共感しやすくなります。
その結果、行動に移すことにつながるので、理由や意図は非常に重要なのです。

では、今回のまとめ。

★★★★★★

  1. 納得できる理由がないと人は動かない

  2. 説明に理由や意図を添えれば理解されやすくなる

  3. 理由は読み手にとってメリットのあるものがよい

★★★★★★


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詳しくは、下記の記事をご覧ください!



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