note投稿者のIPアドレス流出事件とnote株式会社の企業倫理
漫画の翻訳に割ける時間が減ったこともあり、長らくnoteには何も公開していませんでしたが、本日こんな記事を目にしました。
【速報】note、投稿者のIPアドレスが開示されてしまう不具合修正で緊急メンテナンスへ
https://rtbsquare.work/archives/30922
noteは、IPアドレス開示されてしまう脆弱性が発見されました。それによりインフルエンサーや芸能人のIPアドレスが特定され、SNSで告発される騒ぎとなりました。noteはこの脆弱性の指摘を受け、おそらくこの部分を修正するためのリリースを行うために緊急メンテナンスモードへと切り替わりました。
note側からIPアドレス流出に関する公式発表はありません。(追記:メンテナンスモードは11:58頃には解除されました。)
投稿者のIPアドレスが閲覧できる状態にあったことを長期間に亘って見過ごした上に、利用者に説明もなくメンテナンスを実行するなど、技術的にも倫理的にもまともな企業ではありません。投稿した記事は全て削除することにします。
2020年8月14日14時30分追記
note運営会社がTwitter上で問題を報告し、利用者に謝罪しました。しかし…
【お詫び】
noteサービスにおいて、記事投稿者のIPアドレスが記事詳細ページのソースコードから確認できてしまう不具合がありました。現在は修正済みです。
なお、ご迷惑をおかけし大変申しわけありません。
なお、一般的なIPアドレスから、個人情報を特定することはできません。
「一般的なIPアドレスから、個人情報を特定することはできません。」と、一般論を述べ、現実にnoteから流出したIPアドレス情報が原因で不利益を被っている人がいることに言及しないのは不誠実です。問題を矮小化して利用者を馬鹿にしています。
以上追記
読者として、クリエイターとして、あるいはその両方の立場でnoteを楽しんでほしいと思っています。このガイドは、その第一歩を踏み出したあなたに向けて書かれています。
などと書いてありますが、信頼できない企業が運営している環境で楽しむことなどできるはずがありません。