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【己の同人誌装丁log #1】クリアケース編

はじめまして、ももたろすです。

このnoteでは己のつくった同人誌の装丁について、忘備録でまとめたいなと思い記録する場を作らせていただきました。完全に自分用のメモですが何かの参考になると嬉しいです。


今回は推しへの熱い思いが爆発して出来上がった布教本、と言うなの感想本の装丁についての記録です。
目次はこちら、押したら読みたいところにジャンプできます。



挑戦した印刷方法

数年ぶりくらいに作った同人誌がこちらです。
仕事を通して特殊加工もちょっとは知識がついたので普段仕事ではできないような仕様を試すのもアリだな、と思いゴリゴリに自分の作ってみたいものを作ってみました。

前に出した本は、ただただシンプルに印刷したものだったので凝ったことはなく、オプション加工なんて存在を知らなかったのですが、今回はテンションの上がるものを詰め込もうと、この本を作るにあたって下記のことに挑戦しました。

  • クリア素材

  • 白インキ

  • PP加工

  • 遊び紙

  • RGB印刷(長くなったので#2で綴りました)

  • 特色金印刷(記事にするのを諦めました)

  • リソグラフ印刷(記事にするのを諦めました)

こうやってみると大分やりたいこと詰め込んだな・・
イベントで本を出す、という久しぶりの祭りに気持ちが昂り作りたいもの全部作りました。


クリアレターケース:クリア素材+CMYK+白インキ

色々な紙ものをまとめて新刊セットにしたいと思っていたのでそれを一つにできるものが欲しいと思いクリアケースを制作しました。

インクが乗って影ができるクリアな素材がとにかく大好きで、クリア素材+CMYK+白インキ印刷に挑戦。クリア素材用に白版作るのは失敗がないか大分怖かったです。
入稿前は何度もフォトショップでシミュレーションしながらミスがないように必死に確認して調整しました。(特に毛抜き合わせせずに入稿したけど、細かな文字も綺麗に再現できてて感動)

せっかくのレターケースなので、裏と表にまたがるようにデザインしたり、中面で使用していたステッカー風のモチーフを置いたり、今回は影を見せるのが自分の中でポイントだったのでシンプルな作りにしました。

そして、全体のベースにマゼンダを乗せてケース単体でも存在感が出るようにしました。キャラクターのサブイメージカラーに合わせてデザイン周りを全てピンクで統一。くどさが出るか?と思いつつ仕上がりを見てみると、クリア+白インクという普段とは異なる素材がよかったのか、ピンク100%!な仕上がりになることなく、うお〜なんか豪華だ、感が出てとても大満足でした。(ホッ)

裏面もハトメがかわいい


イラスト本:PP加工

ブックケースをクリアにしたのでせっかく透けて見えるなら、もっと可愛くしたいと思いPP加工を選びました。ありがたいことに3回印刷するチャンスがあったので、色々なPP加工をさせていただきました。

ホログラムPP:クリスタル
宝石の国のホログラムPPが好きだったのでそれに近いクリスタルを選びました。大ぶりのホログラムでクリアケース越しにも目立って満足な仕上がりに。反射で見えづらくなるなど、絵に大きく影響することもなくホログラムが楽しめました。

ホログラムPP:スターダスト
再版の仕様変更でこちらはスターダストというホログラムPPに。小さな星がキラキラしていてクリスタルよりPOPな可愛い仕上がりに。

ザラマットPP
こちらはレターケースにセットしないイラスト本単体の表紙に使用しました。その名の通りザラザラしていて触り心地がよかったです。マットPPよりももう少しクセを出したいときや、紙を触ったときの存在感を出したい時はオススメだと思います。


イラスト本:遊び紙

今回イラスト本にRGB印刷を利用したため、H2,3の印刷が不可とのことで、それなら遊び紙を入れて寂しくならないようにしようと、前後にトレーシングペーパーを入れました。
推しの髪の色に合わせて、前はピンク、後ろはパープルを使用。後ろは要らなかったかも・・と思いつつもトレペが入ることでさらに、おぉ〜な贅沢感が足されたので個人的には前後に入れて満足です(笑)

前に入れたトレペピンク
後ろに入れたトレペパープル


次回:RGB印刷について

思いのほか長い記事になりそうだったので、小分けにすることにしました。次回は初めてのRGB印刷編です。CMYKしか経験したことがなかったので分からないことがあったり、なかったり・・

中学生ぶりにブログを書いたので読みづらかったらごめんなさい。個人のメモ書きなので、ふ〜んとお暇な時に読んでもらえると嬉しいです。

それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。また次回に!

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