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【コース紹介コラム⑦】白旗神社・御殿辺公園 第3回 ONSENガストロノミーウォーキングin藤沢 

2023年4月30日 第3回ONSEN・ガストロノミーウォーキング in藤沢〜湘南藤沢の歴史をつむぐ、「藤」の花めぐり〜を神奈川県藤沢市で開催します。ここでは、イベントの会場となるウォーキングポイントをご紹介していきます。

⚫︎白旗神社(藤沢市藤沢2-4-7)

古くは相模一之宮の寒川神社の「寒川比古命」を勧請し寒川神社と呼ばれていました。

白旗神社看板(撮影:堀浩侃)

文治5年(1189年)、閏4月30日に奥州平泉の衣川館で自害した義経の首級が鎌倉へ送られ、6月13日腰越で首実検が行われた後、この神社の付近に義経と弁慶の首級(しゅきゅう)が葬られたという伝承と共に伝・源義経首洗井戸や弁慶塚が残され、宝治3年(1249年)に源義経を合祀しました。宝暦2年(1752)社殿を再建し、旧坂戸町総鎮守となり白旗神社と称しました。文政3年(1820)火災に遭い、天保6年(1835)に再建されました。昭和56年(1981)社殿腐朽により大改修が行われました。

 全国の白旗神社で源頼朝を祀るのが多いなかで、義経を祀る神社は珍しいといわれています。宮城県栗駒町に祀られている義経の胴体と当地の首の霊を合わて供養するため、平成11年(1999)春に「源義経公鎮霊碑」が建てられました。本堂にのぼる階段下、左奥に市指定有形民俗文化財の寛文5年(1665)庚申供養塔など数体の庚申塔・石造物と江の島弁財天道標などが集められ、並べられています。

 例大祭は毎年7月15日から21日まで、神事として10月28日「湯立神楽」が奉納されます。 境内藤棚の下に文化2年(1805)、江戸の俳人以(に)足(たり)が建てた芭蕉の『吉野行脚』にある「草臥亭(くたびれて)宿かる比(ころ)や藤の花」と彫られた碑があります。


 藤は、早咲きの弁慶藤・野田(のだ)長藤(ながふじ)の大きな棚が神社広場東側にあり、遅咲きの白色の義経藤・白野(しろの)田藤(だふじ)(白(しろ)長藤(ながふじ))が社務所南側にあり、見事な花は訪れるお参りの方々に喜ばれています。

⚫︎ 御殿辺公園(藤沢市藤沢2)

白旗神社に隣接してある公園です。

御殿辺公園銀杏並木(撮影:堀浩侃)

昭和59年(1984)3月、 約1.1haの面積の公園として開園されました。西に白旗神社、東に藤沢市民病院と隣接しています。名前の由来は、この近くに建てた「藤沢御殿」があったことによります。藤沢宿が整備されると、御殿は廃止され、この辺り一帯は農地になり、関東大震災後は復興資金獲得のために競馬場になった時代もありました。公園を抜ける100mほどの園路に沿って植えられたイチョウ並木は黄金色で、時季によっては降り積もる葉で道路も黄金色に染まります。

ONSENガストロノミー当日、白旗神社では古美根菓子舗さんの新作和菓子「藤の宴」のご提供を予定しています。歩き疲れた身体に糖分をチャージし、歴史に想いを馳せながらゴールを目指しましょう!

【次回】は、第3回 ONSENガストロノミ―ウォーキングin藤沢 コース紹介コラム⑧ 藤沢市民病院に続きます♪

投稿/ONSENガストロノミ―ふじさわパートナーズ


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